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新車で買って1年2カ月のキャンピングカーが故障・トラブル?電気が使えない!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
目次
【新車で買ったキャンピングカーが故障・トラブル?】何が原因?修理は?保証は?
先日、キャンピングカーのイベントに参加してキャンプ場で1泊した際、夕食を作ろうとしたらまさかのトラブル発生。
新車で買ってまだ1年2カ月しかたっていないキャンピングカーなのに、車中泊中に電子レンジを始めとした家電が突然使えなくなりました。
外部から車内に電気を引き込む設備がないキャンプ場だったので、困ってしまって気分がガタ落ち。
サブバッテリーを酷使した覚えはないのに、なぜ、どうして?
その後、どのように修理したのか、保証は利いたのか。
すでにキャンピングカーを持っている人も、購入を検討している人も、気になると思います。
ということで、今回は我が家のキャンピングカーに起きた故障・トラブル?について紹介したいと思います。
【新車で買ったキャンピングカーが故障・トラブル?】我が家のキャンピングカーの使い方
バンテックというキャンピングビルダーの大型のキャブコン・ZILに乗っています。
週末にキャンピングカーで東海3県を中心に観光地や子どもが喜ぶ遊園地などへ出かけることが多いです。
ZILは、家庭用エアコン・インバーター・FFヒーター・キッチン・冷蔵庫・カセットトイレ・シャワー・ボイラー・電動ステップ・サイドオーニングMAXファンなどが標準装備。
これらを動かすサブバッテリーとして、100Aの鉛バッテリーが3つ標準で付いています。
ご飯を温めるときなどは電子レンジを使うこともありますが、食事を作る際には基本ガスコンロを使用するように心がけるなど、そんなにバッテリーを酷使した覚えはありませんでした。
事実、ZILを新車で買って1年2カ月ほどになりますが特に故障もなく、何の不満もなく使用してきました。
原因を調べるため、バンテックへ点検に出し結果をご紹介します!
【新車で買ったキャンピングカーが故障・トラブル?】キャンプ場で突然電気が使用不能に
先日キャンプ場で車中泊をしようとしていたときのこと。
そのキャンプ場では外部から車内に電源を取ることができなかったので、キャンピングカーのサブバッテリーで電子レンジを動かすことにしました。
ご飯を温めるために500wで2分使用しようとしたところ、電子レンジが一瞬動いて止まってしまうのです。
驚いてバッテリーの残量を確認しましたが残量90%で全然OKのはず。
何が起きているのかわからず、もう1度試してみましたがまた一瞬動いて止まってしまいます。
とりあえずこの日は電子レンジを使うのはあきらめてガスコンロでご飯を湯煎して対応しました。
そして次の日の朝、電気コテ(50W)で髪をセットしようとした際もやっぱりダメでした。
もしやサブバッテリーの弱り?
電気関連の知識はほぼないのですが、もしかしたらサブバッテリーが弱っているのかな、と思いました。
しかし、新車で購入してまだ1年2カ月。
自宅にキャンピングカーを置いてあるときはソーラパネルで充電しているので、常にサブバッテリーの残量は100%をキープしている状態。
車中泊で家電類を使う際には、バッテリーの残量が50%を下回らないように気を付けてきたのに、こんなに早くバッテリーが弱るなんて思ってもいませんでした。
バッテリーの残量と電圧を再確認
サブバッテリーの電圧の目安ですが、基本は12.5V以上で満充電、11.5V〜12.5Vで安定状態、10.5V〜11.5Vで充電が必要な状態、10.5V以下が過放電状態で使用不可と言われているようです。
今回トラブルが発生したときのサブバッテリー残量は90%。
電圧が冷蔵庫と照明のみ使用した状態で11.9vで、目安の基準値より若干低いものの特に問題なしのはず。
サーキットプロテクターが働いた
我が家のキャンピングカーには、サブバッテリーの保護のためにサーキットプロテクターというものがついています。
これは、電圧が10.5vを下回ると自動的にインバーターを使用できなくなるようにする装置。
サーキットプロテクターが働くと、電圧が10.5v以上に回復するまでは再度インバーターが作動しません。
インバーターが使えないということはAC(交流)電力で動いている家電は使用できないということ。
DC(直流)電力で動いている電化製品(我が家のキャンピングカーの場合は冷蔵庫や照明など)は使用可能です。
今回インバーターが停止したということはサブバッテリーの電圧が、電子レンジを使用した瞬間に10.5Vを下回ったことになります。
インバーターのアラームに気づいていなかった
実は、電圧が10.5vを下回るとインバーターのアラームが鳴るようになっていました。
しかしこのアラーム音はタイヤの空気圧を自動でチェックしてくれるエアモニのアラームと同じような音。
それまでの車中泊時にもアラーム音が鳴ったことはありましたが、私はエアモニのアラームが鳴っているとばかり思っていました。
しかし、鳴っていたのはインバーターのアラームだったのです。
キャンピングカーを購入したバンテック愛知に連絡
早速我が家のキャンピングカー・ZILを購入したバンテック愛知に連絡。
電気が使えない状況を電話で伝えました。
バンテック愛知によると「バッテリー残量が90%で冷蔵庫と照明使用で11.9Vは少し電圧が低いかもしれません。サーキットプロテクターが働く(電圧10.5V以下)ということは、バッテリーがダメになっている可能性があります」とのことでした。
早速点検することになり都合のよい日時を予約。
バンテック愛知での点検内容
バンテック愛知に我が家のキャンピングカーを1週間預けることになりました。
電気製品を通常使用してみて、どのくらいの残量までサブバッテリーが電圧を保てるかをテスト。
サブバッテリーの残量40%〜50%まで使用して問題がなかった場合はサブバッテリーに問題なしと判断。
それより前に電圧が10.5V以下に下がってしまう場合にはサブバッテリーがダメだと判断するということでした。
また、サブバッテリー以外の機器がダメな場合には、バッテリーを交換してもまた同じ原因で家電が使えなくなる可能性があるため、何か悪さをしている機器がないかどうかのチェックも行うと言われました。
【新車で買ったキャンピングカーが故障・トラブル?】点検結果はどうだったのか
点検の結果としてはやはりサブバッテリーがダメということで無償交換となりました。
サブバッテリーの周辺機器などのチェックも行ってもらいましたが問題なしとのこと。
我が家の使用方法が悪かったのか、バッテリーが不良だったのか聞いてみましたが、悪くなってからだと、実際にどちらが原因だったかははっきりしないようです。
ただ我が家のようにまだ納車後1年2カ月で、サブバッテリーを過酷に使用するようなことをしていないのであれば、バッテリー側が悪い可能性が高いとのことでした。
交換前はMAXで13.4Vでしたが、交換後には電圧も13.7Vまで上がりました。
今回助かったのは保証期間が2年だったこと。
我が家のキャンピングカーは納車後1年2カ月。
もし1年保証だったらサブバッテリー3つ分の費用が飛んでいくところでした。
保証期間は長いに越したことはないですね。
【新車で買ったキャンピングカーが故障・トラブル?】まとめ
サブバッテリーのトラブルについて紹介してきましたが、少しは参考になったでしょうか?
今回のように、気をつけているつもりでも不具合が出ることはあると思います。
ですが事前に防げる故障やトラブルもあるはずなので、
サブバッテリーの残量や電圧を始め、自分でできる点検・確認はこまめに行って、車中泊先でバタバタすることがないようにしたいですね。
ライター:RINA
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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