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愛犬との車中泊!キャンピングカーに慣れさせるために実践していること

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


キャンピングカーで愛犬が車酔い?パニック?どう対処する?

キャンピングカーにペットを乗せて、いっしょに車中泊を楽しんでいる人や、これから楽しみたいと考えている人、多いのではないでしょうか。

私はキャンピングカーでの車中泊歴7年。

バンコンタイプのキャンピングカー「GT NV350 CARAVAN」に乗っています。

愛犬2匹(柴犬・太郎、男の子5歳、柴犬・コミツ、女の子3歳)と一緒に車旅を楽しんでいるのですが、最近になって心配事が一つ。

なぜかコミツがキャンピングカーに乗るとハアハアと荒い息で震えるようになったのです。

以前はそんなことはなかったのでとても心配。

原因は?対処方法はあるのか?

ということで今回は、愛犬がキャンピングカーでハアハアする原因の推測と、車に慣れさせるために試したことを紹介。

愛犬を車慣れさせたいと思っている方の参考になればと思います。

キャンピングカーに乗ると愛犬がパニック? いつどんなときに?

コミツがハアハアするのはいつからか、どんなときか

今年3月、ドッグランへ行くためにキャンピングカーにコミツを乗せたとき、初めてハアハアとして震えているのを見ました。

その後は、首輪とハーネスを付けてキャンピングカーに乗る支度をすると、もう用心しているのか私にしがみついて、ハアハアし始めて体が震えています。

幼犬から今まで、コミツはこんな子

思い返せば、生後2カ月で我が家の一員となってから、これといった病気をすることもなく、育てやすい子でした。

性格的には勝ち気で、先住犬の太郎にも互角以上の態度で接しています。

ただ、少し内弁慶なところもあって、例えばドッグランでは積極的に他のワンちゃんと遊ぶことはせず、もっぱら人間と接して、大きな犬には近寄らずテーブルの下にかくれるようなところがあります。

気になることといえば音に敏感なことで、食器同士が触れる「カチャン」という何でもないような音でも「ピクン」となって、しっぽを下げることが度々ありました。

コミツの車中泊旅歴

これまでのコミツの車旅歴は、1歳になるまでは幼犬のため車に慣れることを目的に、近くのドッグランへ行く程度。

その後は、3カ月に1回くらいのペースで北陸方面など県をまたぐ車中泊旅を経験していますが、道中でパニックになることもなく、先住犬のように車から飛び出して危うい目にあったこともありません。

突然現れたハアハアで、コミツは何を訴えたいのでしょうか。

原因を知りたいと思い、かかりつけの獣医師に相談するため、動物病院へ行きました。

愛犬がキャンピングカーに乗るとハアハアする原因は何なのか

動物病院の先生に相談すると、原因は車酔いかストレスが考えられると言います。

しかし、ハアハアと息遣いは荒いのですが、嘔吐することはありません。

また、車酔いであればキャンピングカーに乗せてきたこの2年間のもっと早い段階で症状が出るはず。

ストレスも心当たりがないのですが、動物病院の先生はコミツが元々大きな音などにストレスを感じていて、車に乗ることでその状況を思い出すのではないかと推測

人間には何でもない音でも犬にとっては恐怖を感じたりすることがあるのだと、先生は言います。

そう言われると、コミツが音に過敏なことを思い出します。

コミツがキャンピングカーの中で聞く大きな音は、

・クラクション

・キャンピングカーが道路の段差でガタンとなる音

・車内の小物が揺れて落ちたときの音

でしょうか。

どの音も我々には聞きなれた音ですが、音に過敏なコミツは恐怖を覚えるのかもしれません。

動物病院の先生からの最終的なアドバイスは、身体には異常がないようなので、キャンピングカーは安心できる乗り物だと覚え込ませるように、根気よくもう一度一から車に慣れさせるしかないというものでした。

愛犬が安心してキャンピングカーに乗れるように、一からの車に慣れさせる

コミツが音に敏感なのは確かなのですが、家でも車でもどこにいても大なり小なり音はします。

まずは他ではともかくキャンピングカーに乗っているときは、どんな音がしても大丈夫であることを憶えさせようと思いました。

いきなり遠出は私も不安なので、まずは近くのドッグランへキャンピングカーで行くことに。

その際に以下のようなことに気をつけました。

乗車中に、もよおすことがないように乗る前にトイレ

排泄を我慢している状態のときにハアハアして震えることがあったので、車内でトイレを我慢しなくていいようにキャンピングカーに乗る前には必ずトイレに行くようにしました。

キャンピングカーに乗り込むときはおやつを与える

キャンピングカー内のケージに入るときやキャリアケースに入れるとき、入ると楽しいことがあると覚えさせるのがいいようです。

これは、犬のしつけ教室の先生からのアドバイス。

たしかに楽しいことが待っていると頑張るのは人間も犬も同じ。

子犬の頃におやつを目当てに頑張ってケージに入っていたことを思い出します。

キャンピングカー内でコミツが安心できる環境を整える

自宅と同じように、キャンピングカー内でも先住犬の太郎が近くにいて安心できる環境を作ろうと、キャンピングカーの車内中央にあるソファーベットを愛犬2匹の居場所にしました。

3カ月が経過してコミツのハアハアはどうなったか

3カ月間ドッグランに通って最初は必ず震えが伴っていましたが、ハアハアだけのときもあるようになりました。

でも近場のドッグランに行くだけでもまだ辛そうなときがあるので、完全克服には時間がかかりそうです。

3カ月たって愛犬と北陸へ車中泊旅してみた

キャンピングカーに慣れさせるには、やっぱり実際に車旅をするのが一番。

3カ月間、毎日のドッグラン通いでコミツを少しずつキャンピングカーに慣れさせた後、先日北陸へ車中泊旅をしてきました。

今年2回目の北陸路。

思えば前回2月の北陸への車旅ではハアハアしていませんでした。

今回はどうかな、大丈夫かなと案じながらの旅。

残念ながら途中で何回かハアハアが始まり震えることがありました。

はっきりした原因が分かれば、確実な対処法もあるのでしょうが、手探りで対処するしかない状況。

今までの犬を飼ってきた経験と拙い知識を駆使して道中でいろいろ試してみたのが、次の5つです。

・寄り添う

走行中はコミツの横へ、なによりスキンシップが効果的ですね。

・停車して休憩

キャンピングカーを停めると、色んな音も少なくなります。落ち着いたところで、水分補給。

・散歩でリラックス

旅先の自然の中でゆっくり散歩するようにしました。

束の間でもキャンピングカーの車内での音のことを忘れてリフレッシュできれば息抜きになるはず。

・太郎と仲良く遊ばせる

先住犬といつものワンプロ(犬同士のじゃれあい。ワンちゃんプロレスの略)。

嫌な音も聞こえない、気がまぎれるのは間違いないようです。

・かまわれないのがいいときも

あれこれ手をかけられるのは、逆に迷惑な場合もあるかもしれません。

何をしてもダメなときはしばらく放っておきます。

今回車中泊旅をしてみた結果、キャンピングカーの中で聞く音がハアハアの原因であることはほぼ間違いないようです。

北陸路の行程でも、道路のつなぎ目で、そばを走るコンテナートレーラーの荷台から大きな音がしたときに、一番反応していました。

音が聞こえないようにするのは不可能。

やはり音に慣れてもらうしかないので、今回の車旅で試した5つのことを気長に実践していくしかないと思いました。

長距離車中泊旅にペットを慣れさせるために実践していること まとめ

キャンピングカーに愛犬を慣れさせるには、

●身体の病気ではないことを確認。

●獣医師からアドバイスを受ける。

●近場から少しずつキャンピングカーに乗せる。

●少し慣れたと思ったら遠出してみる。

という手順でいろいろ試してみるというのが私の結論です。

時間がかかることなので、気長に付き合ってあげることが大切だと思います。

ライター:kenjii

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執筆者プロフィール
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