更新
車中泊女子あるある?!女性が車中泊をするときの不安や問題とその解決策をご紹介
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
近年ソロやカップル、ファミリー問わず車中泊を楽しむ女性が増えてきているので興味を持たれる方も多いと思います。
しかし「車中泊での防犯面は大丈夫?」「何に気をつければいいの?」などさまざまな不安もありますよね?
そこで今回は車中泊を始めようと考えている女性に向けて、車中泊歴10年目の筆者が実際に感じた悩みや問題とその解決策をご紹介していきます。
「楽しみにしていた車中泊…こんなはずではなかった…」と、ならないようにぜひチェックしてみてくださいね!
目次
「車中泊で危険な目にあったらどうしよう…」という安全面の不安
世界的にみれば比較的安全と言われている日本でも、女性が車中泊を行う際は「誰と一緒か」「どんなところに宿泊するのか」などでも安全度は大きく変わってきます。
筆者自身車中泊を始めて日が浅い頃、夜中に怖いお兄さんたちがバイクで大勢やってきて、車の周りを囲まれてしまうハプニングがありました。
その時はパトロールしていたパトカーが来たことで何事もなくその場から離れることができましたが、それ以降は怖い思いをしないように以下の対策を行っています。
管理者がいる有料の施設を選ぶ
コストを抑えた車中泊旅を楽しむなら無料のスポットを選びたくなる方は多いと思います。
筆者自身もそうでしたが、今まで「怖いな…」と感じた場所は全て無料のスポットでした。
もちろん無料のスポットでも対策次第では安全に過ごすことはできます。
しかし誰でも出入りができる無料スポットよりは、管理者がいる有料施設の方がいざという時には気持ちの面でも安心できます。
実際に有料で管理者のいる車中泊スポットには、快適な車中泊を過ごせる設備やルールが整っていることが多いので、女性はもちろんのこと車中泊初心者の方や小さな子供が一緒でも安心して利用できるところがほとんどでした。
車中泊スポットの場所や地域などの口コミを調べておく
初めての地域で車中泊をする場合、一見長閑な場所だと思っていても夜間帯に走り屋が集まるスポットだったり、治安がいいとはあまり言えない地区だったりするケースがあります。
そのため車中泊スポットを決める際は、施設の口コミをネットで確認したり、地域の治安状況を検索しておくことがおすすめです。
戸締りの徹底や外から車内が見えないようにする
駐車中の車上荒らしやトラブルに巻き込まれないために車内の施錠はもちろんのこと、外から車の中が見えないようにすることも大切なポイントです。
特に女性が1人だけで車中泊を楽しむ場合、それが周囲に分かってしまえば犯罪に巻き込まれるリスクが上がるだけでなく、地域住民や周囲の人から心配されて声をかけられるケースもあります。
実際筆者自身もカーテンやシェードを付けていない常用車でソロ車中泊を行っていた時期に、体調や安全性を心配されて「大丈夫ですか?」と声をかけられたり、家出だと思われて「女性1人は危ないから帰りなさい」など、男女問わず声をかけられたりすることがありました。
相手は親切心で声をかけてくれていたとしても、薄暗い中で声をかけられたり窓ガラスをノックされたりするのはやはり恐怖だったので、周囲に心配をかけないためにも女性が1人で車中泊をしていることが分からないようにする対策は、特に重要だと感じました。
常時撮影タイプのドライブレコーダーの活用とステッカーで抑止力を高める
車にドライブレコーダーを搭載している方は多いと思います。
しかし大切な車やキャンピングカーへのいたずらや車上荒らし、車中泊中のトラブルなどの抑止力を高めるのであれば、駐車中も常時録画をするタイプのドライブレコーダーの設置とステッカーを貼るのがおすすめです。
特に常時録画していることを示すステッカーの表示はドライブレコーダーが本物でもダミーでも周囲に映像を録画していることを意識させるので、防犯を高めたい方はぜひ取り入れてみてくださいね。
「トイレが綺麗かな…」「夜のトイレは怖い…」などのトイレ問題
我が家のキャンピングカーにはトイレを設置していないので、車中泊スポットを利用する際に筆者がまず気になるのが「トイレの清潔面」です。
車中泊場所を決める際には他の利用者のブログや動画、SNSなどを参考にして、情報がない場合は直接問い合わせることもあります。
極力清潔なトイレが設置された場所を車中泊スポットとして選んでも、屋外に設置されたトイレだと夜間帯にトイレのライトに虫が集っていたり、天井に蜘蛛が張りついていたりすることもしばしば。
また自然に囲まれた場所を利用した際に、トイレまでの道中に猫やキツネ、鹿などの野生動物と遭遇したこともあるので、車中泊10年目でも夜間のトイレだけは慣れません。
そのため、「夜間の飲酒は控えて、なるべくトイレに行かないようにする」「同乗者に付き添ってもらう」「携帯をすぐ鳴らせるようにしておく」「車内に緊急用のトイレを設置する」ような対策を行い、夜間のトイレ問題を乗り切っています。
「肌が荒れた…?!」「ヘアセットが出来ず髪がボサボサ…」などの美容問題
肌荒れ問題
車中泊は宿泊費用を抑えられて、比較的自由な旅を楽しめるのがメリットです。
しかしその一方でホテルや旅館と比べれば快適な空間とは言い難く、ぬるま湯で洗顔できる場所がなかったり、十分な睡眠が取れなかったり、車内の加湿が不十分などの理由で肌荒れ問題を起こしてしまうこともあります。
特に長期で車中泊を楽しむ場合は肌荒れ問題が顕著になりやすいので、疲れの蓄積や車中泊飯による栄養の偏り、肌のお手入れの不足の予防の為に以下のような対策をおこなっています。
・洗面所や化粧スペースなど、設備が整った場所に車中泊をする
・疲れたら無理をせずに休憩する
・寝やすい環境を整えて加湿器は常に乗せておく
・シャワーより温泉を選ぶ
・基礎化粧品や化粧落としシートを持参して、化粧したまま寝ない
・栄養が偏らないよう意識する
ヘアセット問題
車中泊による「ヘアケア」や「ヘアセット」など髪の毛にまつわる悩みも女性にとってはつきものではないでしょうか?
筆者が実際に経験した事例としては以下があります。
・急な雨で髪がびしょ濡れなのに、ドライヤーが車内で使えない…
・温泉施設のシャンプーが安物過ぎて髪がバサバサに…
・時間制限のある家族風呂だとゆっくり髪を乾かせず生乾き状態
・起床後、寝癖がすごい状態で共有スペース(トイレや洗面所など)を利用するのが恥ずかしすぎる…
・ドライヤーやヘアアイロン(コテ)などヘアセットを全て持ち込むと荷物が嵩張ってしまう
ヘアケアに対する解決策としては、シャンプーやリンス、トリートメントなどは普段愛用しているものを必ず準備することがあげられます。
特に施設に常備されたシャンプーやリンスのほとんどは、毎回残量が少なくなればその都度継ぎ足しするケースが多いので衛生面ではおすすめできず、シャンプーの種類によっては髪質や頭皮に合わないこともあるので注意が必要です。
またヘアセット問題に対しては、ドライヤーやヘアアイロンは車内でも使えるようなものを準備したり、容量の大きなポータブル電源や外部電源を利用しています。
しかし起床後や夜間帯などはすぐにヘアセット出来ないことも多々あるので、帽子を常備しておいてサッとかぶって寝癖を隠してしまうのもおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
女性が車中泊をする際に感じる不安や悩み、問題はご紹介した方法以外にも対策次第で解決できるものが多々あります。
「車中泊をやってみたいけど不安だな…」と思う方は、自宅の駐車場で短時間試しに行ってみるのもおすすめです。
ぜひ事前の対策をしっかり行って「また車中泊をしたい!」と思えるほど、素敵な体験を得られてみてくださいね。
ライター:racche
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...