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車中泊の「ここがイヤ!」問題を解消しながら車中泊を楽しむには?
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
車中泊好きで頻繁に車中泊を楽しんでいる方でも、ちょっと我慢をしていたり、不満があったり、苦手だけれど目をつぶっている部分が多少はあるのではないでしょうか。
筆者も手軽に非日常感を楽しめる車中泊は大好きですが、面倒に思うことも多々あり「これは嫌だな」と感じる部分がいくつかある、というのが本音です。
しかし、車中泊の嫌な部分をずっと我慢し続けていたら、大好きな車中泊もいつか本当に嫌になってしまうのかもしれません。
車中泊を楽しみ続けるためにも、ひとつひとつの問題点をしっかり把握し、工夫して解消していくことが必要になります。
そこで今回の記事では、筆者が車中泊をする上で「苦手だな」「嫌だな」と感じている部分と、それらを少しでも解消するためにしているさまざまな工夫をご紹介していきたいと思います。
我慢をし続けること、不満をそのままにしておくことは得策とはいえません。
現状の車中泊に不便や不満を感じている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
車中泊の問題&解消法1.自然&絶景は好き!でも「虫」は苦手・・・
普段から箱根の山の中に暮らしている筆者ですが、実は都会育ちのためか、虫が大の苦手・・・。
虫という虫が全部NGなので、大きい虫が自分の近くに飛んでくると、周囲の目など気にしている余裕もなくなり、思わず「ギャーッ」と声を出してしまうほどです。
自宅はマンションということもあり、対策が必要になることはほぼないのですが、車中泊となるとそうはいきません。
特に筆者夫婦は海や山、湖や川の近くなど自然豊かな場所に滞在することが多いため、何かしらの対策は必須となっています。
虫除け効果のあるハッカ油や殺虫剤、虫除けスプレー、液体のかゆみ止めなどの「虫除け対策アイテム」は車にいくつか常備してありますし、夏の車中泊時にはウインドーネット(窓を開けたとき網戸のようにできるアイテム)を使用しています。
夜は電気をつけていると虫がたくさんよってきてしまうため、できるだけドアが閉められる車内で過ごすようにしたり、早めに寝るようにするなど、できる限りの対策は行うようにしています。
それでもダメなときは、虫が大丈夫な夫にお願いして駆除してもらうこともありますが、そこまでの状況になることは稀です。
いまはさまざまな対策アイテムがあり、効果もかなり期待できます。
便利なアイテムを駆使し虫対策を施すことで、自然豊かな場所でも安心して車中泊することができるのではないでしょうか。
車中泊の問題&解消法2.「暑い」「寒い」で眠れない
アイテムも用意せず対策もなしの状態では、夏の暑さ・冬の寒さにはとても耐えられないですよね。
車中泊を始めた頃はわけもわからず、夏に扇風機しかない状態で車中泊をしてしまい「暑過ぎてとてもじゃないけど眠れない」ということが何度かありました。
特に筆者はかなり汗っかきで暑がり&夏でも足先が冷える末端冷え性なため、大した対策をせず車中泊をしていたときには「このままでは車中泊が嫌いになってしまう」と思ってしまうほど、かなりしんどい思いをしたことも・・・。
眠れないと体調を崩してしまったり、次の日の運転にも支障が出ますので、なにかしらの対策をしなければいけませんよね。
しかし、高価なアイテムをいくつも用意するほどの金銭的余裕はなかった筆者夫婦。
まず最初に行った対策は「夏は標高の高い場所で車中泊をし、冬は海の近くで車中泊をする」ということでした。
これだけで車内で過ごす際の体感温度だけでなく、実際の車内温度にもかなりの差がでてたいぶ過ごしやすくなったのです。
さらにポータブル電源を使って、夏は扇風機やポータブルクーラー、冬は電気毛布や小型のファンヒーターを使うようにしました。
ウインドーネットを追加することで、車内の空気を適度に入れ替えることも可能になったんです。
宿泊場所に気をつけ、安価なアイテムをいくつか用意するだけで、いまではとても快適に車中泊を楽しむことができています。
車中泊の問題&解消法3.「夜中のトイレ」が面倒
年齢とともにトイレが近くなったように感じていますが、特に冬の寒い時期は夜中に何度もトイレに起きることがあります。
寒い&わざわざ靴を履いて車外のトイレにいくのが面倒、というのは、実は車中泊を数年楽しんでいる今現在も感じていることです。
車内にトイレがあるキャンピングカーに憧れることもありますが、車を買い換える予定がない以上、ほんのすこしの工夫を重ねていくしかありません。
根本的な問題として、寝る前には必ずトイレを済ませておくようにし、毎回車中泊の際には周囲に配慮しつつ、できるだけトイレの近くに車を停めるようにしています。
たったこれだけのことでも、夜中のトイレの回数や面倒さが格段に違ってきます。
あとは車中泊旅が楽しいからといって、羽目を外して「暴飲暴食しすぎない」。
これに尽きます。
夏場は水分を摂ることを我慢してしまうと、脱水症状を起こしたりと体調に関わります。
そのため面倒がらずにしっかりと水分補給するようにしていますが、お酒や食べ物に関しては、飲み過ぎ・食べ過ぎに注意するようにして過ごすよう心がけています。
また夜中だけでなく、渋滞中や緊急時にも対応できるように「携帯トイレ」を車に常備しておくとさらに安心です。
車中泊の問題&解消法4.毎回悩む「お風呂どうする?」問題の対処法
トイレ同様、シャワーなどの設備もない筆者の車。
車中泊をする際は当然、どこかの入浴施設でお風呂を済ませる必要が出てきます。
滞在する場所を決める際、一緒に日帰り入浴施設などを調べてなかったため、現地でお風呂に入りたいのに入れない「お風呂難民」になってしまったこともありました。
1泊程度であれば「お風呂に入らない」という選択もできないわけではないのですが、夫婦ふたりともがお風呂や温泉が大好きなため、できるだけ旅先で入浴したいんですよね。
いまでは食べ物とセットで温泉が楽しめる場所を滞在先に選んだり、施設内に入浴設備がある車中泊スポットを利用するなどして、温泉やお風呂を楽しみにでかけるようにしています。
最初から入浴施設を調べておいたり施設内に入浴施設がある場所をチョイスしておくことで、現地で探す手間や移動する時間など、面倒な部分を極力減らすことができています。
また節約旅のときには、事前に格安で日帰り入浴ができる場所を調べてからでかけることもあります。
特に地方の温泉地などはワンコイン程度の価格で温泉を楽しめる日帰り温泉などがたくさんあるため、場所によってはあまりお金をかけずに温泉を楽しむことができますよ。
車中泊の問題&解消法5.遠出したくても「ガソリン代」が高すぎる・・・!
この1年ほどガソリンの価格が高騰しており、高すぎるガソリンの価格に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
筆者夫婦も遠出をすることが多いのですが、グングン上がっていくガソリン代のおかげで、車中泊の回数を減らすなどの対策をせざるを得ない状況になってきています。
対策としては、やはり車中泊の回数を減らしたり、自宅からできるだけ近い場所に出かけるようにするしかありません。
その他には、滞在先で外食をせず車内で自炊する、自宅から食べ物・飲み物を持参する、格安の車中泊スポットや入浴施設を利用するなど、他の部分の費用を削るようにしています。
あれもこれもと欲張らなければ、ガソリン代に気をつけながらも車中泊を楽しむことは可能です。
現地で外食したいのなら回数を減らす、何度も車中泊に行きたいのなら食費を削るなどの対策をしながら、車中泊を楽しみ続けていきたいものです。
さまざまな工夫を施し、ストレスのない車中泊旅を!
今回は、筆者が車中泊をする上で「嫌だな」「面倒だな」と感じている部分と、それらを少しでも解消するためにしているさまざまな工夫をご紹介しました。
ホテル泊と比べると、多少不便だったり面倒な部分もある車中泊。
結局のところ、そのマイナスと思われる部分を楽しめるのか、どう解消していくのかが、車中泊を好きと思えるかどうかに直結してくるように感じました。
実際筆者は、工夫を重ねること自体も楽しく感じることが多く、失敗しても「次はこうしてみようか」と夫婦で話し合うことを楽しみにしている部分があります。
マイナスと思われる部分もできるだけプラスに捉え、解消していくための努力を楽しく積み重ねていく。
そうすることで、車中泊がどんどん好きになり、心から楽しめるようになっていくのではないでしょうか。
ライター:haru.
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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