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【バンライフ×ペット旅】猫と一緒に車中泊を楽しむ方法
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
車中泊の旅に出掛けようと思っても、ペットを飼っている方は少しハードルが高く感じるかもしれません。
わんちゃんと一緒の車中泊はよく見かけますが、果たして猫との車中泊は可能なのでしょうか?
諸事情によりわが家では最近、本格的に猫との車中泊暮らしがスタートしました。
そしてなんと、猫が車内で出産!5匹の赤ちゃんとママ猫、計6匹の猫と一緒に車中泊をしています。
猫との車中泊は未知の体験なので、始めはどうなることやらと不安もたくさんあったのですが、今の所問題もなく猫もストレスなく過ごせているようです。
というわけで今回の記事では猫と一緒の車中泊はどんな感じなのか?
気を付けていることや猫の様子・車内に積んでいる猫グッズやその場所など、バンライフでの猫との暮らしをご紹介したいと思います。
猫と車中泊をする際に準備したものや車内での置き場所
ただでさえ狭い車内で暮らすバンライフ。
猫グッズもプラスとなると、さらに荷物が増えてしまいます……。
猫と車中泊をする為の荷物は、どれだけかさばるのか?
まずは猫と車中泊を始める際、準備したものや車内での置き場所をご紹介したいと思います。
猫トイレはどこに置く?
猫グッズで1番大きく場所を取るのが猫トイレ。
始めはリビングエリアに置いてみたりしたのですが、足の踏み場もないほど場所を取ってしまっていて邪魔でしょうがない!
また、猫のごはんエリアとも近く、あまりお気に召さなかったようでここに猫トイレは不可能でした……。
最終的に落ち着いたのがフロントシートの助手席側の足元!
サイズもちょうどぴったりと収まり、車内を車中泊仕様にする際も動かさずに済むことから、最適では?となりここに落ち着きました。
猫も一度場所を教えたら覚えてくれて、その後問題なく使ってくれています。
走行中座っている時は足の置き場がないので、猫トイレにフタ(適当に見つけたプラスチック製のもの)を被せてその上に足を乗せれる様にしています。
フタ付きのトイレだと最適ですね。
助手席の足元にあっても特に邪魔に感じることもなく、キャンプ地に着いたらフタをよけるだけで済み楽ちんです。
更にリビングエリアとも離れているので、猫トイレを置くのにおすすめの置き場所です。
猫が用を足したらすぐに片付ける事ができれば、匂いもあまり気になりません。(出来立てほやほやの時はやはり香りますが……)
猫砂は助手席側の踏み台の所に置いています。
猫の寝床はどうする?
わが家では猫の出産直前に引っ越しをしなければいけなくなったので、産箱として段ボールを用意していました。
置き場所はソファベッド下のスペース。場所的にも猫が好む穴蔵のような感じになっているので、安心して子育てできる場所のようです。
猫ちゃんによりけりだとは思いますが、赤ちゃんがいない場合はソファや床・ベッドやテーブルなど、ねこは自分のお気に入りのスペースを見つけるのが得意なので、カーペットを敷いたりクッションを置いたりして車内中を猫がくつろげる空間にすれば、特に車内での寝床を用意しなくてもいいかもしれません。
もし、車内の空間に余裕があれば、猫用の寝床を作ってあげるのもありですね。
車内でのごはん&水飲み場はどこが最適?
車内でとなるとあまり選択肢はないかもしれませんが、猫のごはん&水飲み場は床の端っこにしています。
汚れないように床にランチョンマットを敷き、その上にごはんと水を置いています。
ランチョンマットはプラスチック製など防水性のものだと汚れた時に拭いてすぐにキレイにできるのでおすすめです。
走行中は台にしているボックスに容器などを収納していて、キャンプ地に着いてからすぐに出せるようにしています。
フードのストックやその他猫グッズの収納場所
フードのストックやその他必要な猫グッズは、以前人間用のフードストックとして使っていたバスケットを利用しています。
中身はフードのストックと赤ちゃん用のペットシートや寝床の変えのタオルなど。よく使うフードは産箱の隣のスペースに置いています。
お家であればフードのストックのサイズも気にせず、大きなものでも問題ないのですが、車中泊となると荷物はなるべく減らしたいので、小さなサイズのフードをストックしておいて、なくなりそうになったら、その都度買いに行っています。
どのみち食材の買い出しなど、定期的にいかなければいけないので、特に小さなサイズのストックでも問題ないと思います。
キャリーケースはどのタイプが車中泊には最適?
猫との車中泊で必要なキャリーケース。
キャリーケースは大きく場所も取ることから、車中泊に最適なかさばらない折りたたみ式のキャリーケースを準備する事お勧めします。
一緒にお出かけする時など、バックパックタイプのキャリーケースがあればさらに便利だろうなと思うので、今後の購入を検討している所です。
ケージ型のタイプだと場所を取るため、狭い車内での置き場所に困ると思われがちです。しかし、使わない時は収納ボックスとしてや、猫の寝床などとして使用する形にすればそこまで邪魔にはなる事はありません。
猫との車中泊で疑問だったこと
わが家の猫はもともと外猫(ファーム猫)で、わが家に来る前は外で暮らし放し飼いされていた猫でした。
お家では好きな時に外に出て、気が済んだら帰ってくるといった感じで暮らしていたので、外を出歩くのには慣れている猫なのですが……。
猫は外を出歩くといっても、お家の周辺のテリトリー内に留まっていると言われています。
また、引っ越しをした際には新しい家を覚えさせる為に、引っ越してから2週間は外に出さない方が良いとも言われています。
移動しながら暮らす車中泊暮らしではどうなってしまうのか?!猫と車中泊をスタートする前に私もいろいろと疑問や不安があったので、その部分を深掘りしていきたいと思います。
車がお家だと猫は覚えてくれるのか?
好きな時に好きな様に暮らしている自由気ままな猫。
わんちゃんのように思い通りに動いてくれるわけではないため、一緒に車中泊となると難しい部分がたくさん出てきます。
狭い車内にずっと閉じ込めておくわけにもいかないので、猫と車中泊となると必然的に外に出すことになると思うのですが……。
まず大切なのは、猫に車がお家だと覚えてもらう事!
家猫の場合、車中泊をする車でお出掛けに行くことから始めてみるといいと思います。
また、車中泊を始める前に、お家の駐車場で何度か猫と一緒に過ごしたり、寝泊まりすることで、車がお家だと分かってもらう事に繋がるので、有効な手段だと思います。
ちなみにわが家の場合、お家に引っ越したばかりの時は車で寝泊まりして外に出さず、家の中か車で2週間過ごしました。
2週間経った頃には新居も車も自分のお家だと覚えてくれました。
猫は思っている以上に賢いので、きっと車もお家だと覚えてくれると思います。
リードは必須?!嫌がる猫にはどうしてる?
猫と車中泊をするにあたって必要だと思い用意したリード。
装着しようと何度も試みたのですが、全力で嫌がり拒否され、リードを装着することができませんでした。
猫を外に連れ出すにはリードは必須だと思うので、慣れてもらうしかないのですが……。
わが家のねこ、実はリードなしで車中泊でも自由に出入りしています。
リードなしの場合、どのように過ごしているのか?をご紹介したいと思います。
~車中泊をスタートしたばかりの頃~
ねこと車中泊をスタートしてすぐは、家で過ごしていた時のように、朝ご飯を食べたら外に出たがっていました。
狭い車内にずっと留めておくのも不可能なうえ、リードも全力拒否……。
どうすることもできず、猫の歩く後をずっとついて回る始末。どこかに走って行ってしまわないか、常にハラハラしていました。
しかし、猫は慎重な性格の為、初めての場所では常に周りを見張りながら、慎重に1歩ずつ歩んでいる様子でした。
そして、車の周りをしばらく徘徊し、満足したら自分で車へ戻ってくれたのでした。その後もしばらくは猫が出たがると、その後を着いて帰るまで見守る事を繰り返していました。
~猫は学習能力も高く賢い動物?!~
日中はたくさんの犬が散歩をしています。
デンマークではリードを着けていない犬も多く、猫が散歩中に犬と遭遇することもしばしば……。
その度に我が家の猫はシャーっと警戒心マックスでこちらも心配していたのですが……。
数日して日中出歩くのは快適じゃないと学んだのか、日中はあまり外に出たがらなくなり、車の周りで過ごすようになりました。
そして犬の散歩もいなくなった時間になると一緒に散歩に行きたがるので最近は一緒に散歩に出かけています。
ひとりで出たがる時も今は必ず帰ってくると分かったので、自由に出入りさせています。
猫は人間が思う以上に記憶力も良く、危機管理能力や自己管理能力も高い賢い生き物なのかもしれません。
猫を連れ戻したい時はどうしたらいい?
呼んだら戻ってきてくれたり、捕まえて抱っこして連れ戻せたら問題ないのですが、なかなか捕まえられない時、いくつか有効な手段があったのでご紹介したいと思います。
~猫じゃらしで車まで誘導する~
猫ちゃんお気に入りの猫じゃらしがあれば、それを利用して車まで誘導します。
わが家の猫の場合、外に落ちている長めの木の枝を拾い、目の前でブンブンさせると食らいついてくれるので、よくこの手を使って車に連れ戻しています。
何度もこの方法で成功しているので、猫ちゃんには有効な手段かなと思います。
しかし自然の中には猫にとって気を引くものがたくさんあります。たまに見向きもしてくれない時もあるので、そんな時は最終手段へ。
~大好物をちらつかせる~
どんなに外での遊びに夢中になっていても、大好物には勝てません。どうしても連れ戻せない時には、猫の大好物をちらつかせ、車まで誘導してから与えます。
成功率100%なので、連れ戻すにはかなり有効な手段じゃないかと思います。
近づいて来たら抱っこして連れて帰ってもいいですね。
猫ちゃんが食らいつくものを用意しておくと、連れ戻す時に役に立つと思うのでぜひ試してみてください。
予行練習をしておくと確信が持てるので安心です。
猫との車中泊にあったら安心できるアイテム
車中泊中に猫がひとりで散歩に出かける時、始めはちゃんと無事に帰ってくるか心配でたまりませんでした……。
外に連れ出す際や脱走してしまった時、そんな時にあったら安心なアイテムがあったので次にご紹介したいと思います。
安全バックルの首輪
首輪をしている猫ちゃんは多いとは思いますが、もしも脱走してしまった時の事も考えて首輪は一定の力がかかると外れる仕組みになっている安全バックルだと安心です。
外れない首輪だと何かに引っかかり、首つり状態になってしまって亡くなってしまうというケースもあるようなので、外に出る時には安全バックルを!
それにプラスして、猫の名前と飼い主の電話番号も首輪に書いておくともしも迷子になった時や誰かに保護された時などにも、早く連絡をもらえる可能性が高まるので安心度も高まりおすすめです。
装着する際には、猫ちゃんにあったサイズの物を選び、推奨されている長さで装着するのと、どれくらいの力が入ると外れるのか、確認して把握しておいた方がいいと思います。
わが家の猫は木に登ったり藪の中に入っていったり、岩の隙間や狭いところにも入り込んだりするため、首輪をしていてもちゃんと安全なのか確認していたのですが、今のところ引っかかたりすることもなく使用できています。
GPSキャットトラッカー
コレがあればどれだけ安心できるか!
首輪(安全バックルのもの)にGPSが付いていて、アプリで猫がどこにいるか常に確認できるアイテムがあるようです。
どのブランドのものにするか検討中でまだ持っていないのですが、コレがあればかなり安心できると思います!
もし脱走してしまった時にもすぐに居る場所へ向かって連れて帰ることができるので、車中泊のみならず、外に出る可能性のある猫ちゃんには、あったら嬉しい安心アイテムだと思います。
車内を猫が安心できる環境にして一緒に楽しい車中泊を!
車内を猫ちゃんが安心できる環境にしてあげることで、猫の出産・育児も問題なし!猫ちゃんと一緒に車中泊を楽しむことは可能です。
わんちゃんと比べ、大変なことも多い猫との車中泊かもしれませんが、それぞれの猫ちゃんに合わせたスタイルや飼い主さんの車中泊スタイル、お互いに楽しめる車中泊旅のスタイルがきっと見つかると思います。
猫ちゃんに車がお家だと覚えてもらって、ストレスなく快適に過ごせる環境を整え、ぜひ猫との車中泊も楽しんでみてください。
ペットと一緒の車中泊、特に猫との車中泊旅は制約も多くなり、居ると居ないとではまったく違ったものになりますが、制約以上に楽しく幸せな時間が過ごせると思います!
ライター:Betty
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- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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