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知らないと危険!キャンピングカー&車中泊仕様車の「走行中のNG行動」

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


キャンピングカー、車中泊仕様車の走行時のNG行動5選!

広い空間に豪華な装備がそろい、車内で自宅同様に過ごすことができるキャンピングカー。

旅の自由度が高いキャンピングカーでの旅に魅力を感じ、「この夏に初めてキャンピングカー利用を予定している」という方も多いのではないでしょうか。

キャンピングカーにはベッドやキッチン、テーブルなど、自宅と同じような設備が標準装備されていることが多く、クルマであることを忘れてしまいそうになりますよね。

しかし、車内が自宅仕様となっているといっても、キャンピングカーは普段乗っている乗用車と同じ「クルマ」です。

特に走行中は、自宅と同じように過ごしていると、事故の危険があったり、道路交通法違反になってしまうこともあります。

そこで今回は、キャンピングカーや車中泊仕様車で走行する際にやってはいけない「走行時のNG行動」を5つご紹介します。

キャンピングカー旅を最高の思い出にするためにも、ぜひ参考にしてください。

走行中のNG行動1.「シートベルト」や「チャイルドシート」無しでの走行

走行中のキャンピングカーは一般的なクルマと同じく、シートベルトの着用が義務付けられています。

以前は運転席と助手席のみでOKしたが、2008年の道路交通法の改定により、後部座席を含むすべての座席でシートベルトを着用することが義務付けられました。

チャイルドシートに関しても、一般的なクルマとキャンピングカーは同じ扱いとなっており、6歳未満の子供を乗せる際にはチャイルドシートを装着する必要があります

キャンピングカーも「クルマ」である以上、走行中は危険がいっぱいあるんです。

急ブレーキや急ハンドルの際に座席から投げ出されないよう、シートベルトやチャイルドシートはしっかりと着用しましょう。

チャイルドシートを選ぶ際の注意点ですが、乗用車では一般的な、専用金具で固定する「ISOFIX」タイプのチャイルドシートにキャンピングカーの多くが対応をしていません。

また、古いタイプのキャンピングカーは、後部座席が2点式のシートベルトになっている車両が多く、3点式用のチャイルドシートは設置できません。

チャイルドシートを選ぶ際には、乗車するキャンピングカーのシートベルトが2点式か3点式かを、事前にチェックしておくのがおすすめです。

走行中のNG行動2.定員を超えた人数での乗車

大きな車体で広々とした車内が特徴的なキャンピングカー。

友達を誘ってグループで出かける際やご家族での旅行にも、この広さがとても役に立ちます。

車内には、調理するためのキッチンや、就寝時に使用するベッドなどの設備があるため、座席以外もスペースがしっかりと確保されています。

車内が広いことから「少しくらい定員を超えても問題ないのでは」と考えてしまうかたもいらっしゃるかもしれません。

しかし、キャンピングカーは乗用車同様に、車両ごとに「乗車定員」が定められており、定員数に合わせてシートやシートベルトが設置されています。

乗車定員をこえる人数の乗車は道路交通法違反であり、シートベルトの着用ができないため、非常に危険なのです。

また、小さな子供であっても乗車人数に含まれます

大人の膝の上に子供を乗せれば定員以上乗れる、といったイメージがあるかもしれませんが、事故が起きた際には子供を適切に保護できません。

絶対にやめましょう。

走行中のNG行動3.車内のベッドで横になって寝る

キャンピングカーに必ずついているのが、就寝用のベッド。

「ベッドに横になったまま走行すれば、長距離の移動も疲れずラク」と考えがちですが、こちらももちろん、NG行為となります。

ここまで話してきたように、走行中はシートに座りシートベルトを着用することが道路交通法で定められています。

走行中のベッドで寝る行為は、道路交通法違反になりますし、事故や急ブレーキの際にベッドから投げ出される可能性もあり、とても危険です。

もちろん、停車中の車内であれば、ベッドに横になっても問題ありません。

移動中に調子が悪くなったときや、疲れや眠気があり横になりたい場合などは、いったんクルマを停めてから、安全な車内で寝るようにしてください。

また、走行中に赤ちゃんをベッドに寝かせておくのもNGです。

自宅のベビーベットのように寝かせてあげたい気持ちになったり、「横になっている方が機嫌がよい」という場合もあるとは思いますが、赤ちゃんの安全のためにも、走行中は必ずチャイルドシートに乗せてあげるようにしましょう

走行中のNG行動4.車内を移動したり、歩き回る

収納スペースに入れた荷物を取るために、席を立って車内を歩き回ったり、同乗者と席を変わる際に車内を移動するといった行為も、走行中はNGです。

また、車内にトイレが設置されているキャンピングカーも多いと思いますが、走行中のトイレの使用には危険が伴うため、絶対にやめてください。

シートから立ち上がるにはシートベルトを外さなければならないので、走行中であれば当然「道路交通法違反」ということになります。

法律的な問題以外でも、走行中のクルマの中で立ち上がることは想像以上にバランスが悪くなり、かなり危険なんです。

車内を移動中にバランスを崩して転び、ケガを負ってしまうリスクがありますし、急ブレーキや事故の際には、車外に投げ出されてしまいます。

最悪の場合死に至るケースもあることから、走行中は車内を移動せず、シートベルトをして座席に着席するようにしてください。

走行中のNG行動5.調理(料理)をする

就寝するためのベッドと並び、キャンピングカーの必須装備であるキッチン。

走行中はシートベルトを着用しなければならないので、キッチンに立って作業すること自体がNGなのですが、シートベルトを着用した状態でも、走行中の車内で調理を行うのは大変危険な行為です。

カセットコンロを備えているキャンピングカーであっても、走行中の点火はもちろん厳禁です。

事故や急ブレーキの際に火災につながる可能性があります。

最近ではIHなどの火を使わない調理器具を備えたキャンピングカーも多くありますが、火災のリスクがないとしても安全とは言い切れません。

また、運転中の振動や衝撃で、加熱中の調理器具や熱湯の入った容器が倒れ、ケガやヤケドをすることもありますし、揺れる車内で包丁を使えば、急ブレーキの際に大きなケガにつながってしまいます。

料理を作るのは、目的地についてから。安全で落ち着いた環境で、余裕を持って調理を行うようにしましょう。

法律やルールを守って、安全なキャンピングカー旅を!

今回は、キャンピングカーや車中泊仕様車で走行する際にやってはいけない「走行時のNG行動」を5つご紹介しました。

ご紹介した内容は、どれも普段クルマに乗っている時には守っているルールだったり、安全のために気をつけているような当たり前のことばかりです。

クルマの中でいろいろな事ができるのがキャンピングカーの魅力ですが、それは目的地や休憩場所に着いてクルマを停めてから。

走行中は一般的な車両と同じく「クルマ」であり、道路交通法などのルールを守ることはもちろん、安全面にも気をつける必要があります。

目的地についてからキャンピングカーを使って楽しく過ごすためにも、移動中は安全第一。

法律やルールをきちんと守って、安心・安全なキャンピングカー旅を楽しんでくださいね。

ライター:haru.

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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