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軽キャンピングカーのデメリット4つ「2人で車中泊」を後悔しないために!!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


軽キャンピングカーの人気が高まっていますね。

私たちは夫婦で軽キャンピングカーに乗って、車中泊を楽しんでいます。

購入費用や維持費が安く抑えられる。
コンパクトで小回りがきく。
普段使いがしやすい。

とメリットだらけですが、実際に夫婦2人で車中泊をしてみると、デメリットと感じるところも正直あります。

この記事では、軽キャンピングカーの一般的なデメリットと私たちが使っている軽キャンピングカーのデメリットと思うところを紹介。

軽キャンピングカーを購入したものの、いざ車中泊をしてみると「こんなはずじゃなかったなぁ」と後悔しないための参考になればと思います。

軽キャンピングカーの種類は2つ

軽キャンピングカーには2つのタイプがあります。

・キャブコン
・バンコン

どちらも軽自動車をベースに作られています。

見た目や居住空間に違いがあるので、よく比べて選びましょう。

それぞれ解説していきます。

キャブコンメリット
・設備が充実しやすい
・車内でできることが多い
・ほぼ立って作業できる
・車体が重くなる
キャブコンデメリット
・車両価格が高くなる
・走行中に横風を受けやすい

バンコンメリット
・見た目が普通
・普段使いしやすい
・車体が重くなりにくい
バンコンデメリット
・料理がしにくい
・ベッドスペースが狭い

キャブコンについて

軽キャブコンのベース車は軽トラック。

荷台の部分に居住空間(シェル)を作った軽キャンピングカーです。

軽自動車の規格に収まるように設計されています。

シェルは自由に設計できるので、こだわりのある内装を作れます。

居住空間が広々としていて、車内でできることが多いです。

特徴
・居住スペースでほぼ立てる
・食事や作業がしやすい
・キッチン、水道がある
・設備が充実している

おすすめする人
・本格的に車中泊をしたい人
・長期間の旅をしたい人
・設備を充実させたい人

バンコンについて

ワゴンやバンの軽自動車がベース車で、内装をキャンピングカー仕様に改造(架装)しているものを「軽バンコン」といいます。

特徴
・見た目は普通の軽自動車
・普段使いができる
・後部座席をたたんでベッドスペースを作る
・運転、走行しやすい

おすすめする人
・普段の生活でも使いたい人
・車両の重さを軽くしたい人
・価格を安く抑えたい人

軽キャンピングカーの一般的なデメリット4つ

1. 居住スペースが狭い
2. 車内の設備が充実しない
3. パワーが出ない
4. スピードが出ない

軽キャンピングカーのデメリット1.居住スペースが狭い

一般的な大きいキャンピングカーに比べると「狭くて小さい」ことが一番のデメリットです。

・寝るスペースが狭い
・収納スペースが少ない
・荷物をたくさん載せられない

スペースが限られているので荷物を厳選して持って行かないといけません。

キャンプに行くときなど荷物が多い場合は、全部載せられないことも。

寝るときに、ものを移動させて就寝スペースを作るのが面倒。

特にバンコンタイプは、大人2人が寝るには窮屈です。

軽キャンピングカーのデメリット2.キャブコンなどに比べ、設備が少ないことが多い

大きなキャンピングカーは、車内の設備が充実しています。

例えばキッチン、トイレ、水道、FFヒーター、クーラーなど。

もちろんバンコンタイプの軽キャンピングカーにもこのような設備を載せることもできますが、とても車内が狭くなってしまいます

そして、いろいろと設備を増やすと車両の重量が重くなり、上り坂などで車が走りにくくなります。

軽キャンピングカーのデメリット3.パワーが足りない

坂道、でこぼこした道、ぬかるんだ道などを走るとき、軽自動車ではパワーが足りません

座席の座り心地も大型のキャンピングカーに比べると劣るので、不整地で車体が揺れると、振動を感じやすいです。

軽キャンピングカーのデメリット4.スピードが出ない

高速道路の走行でスピードが出ません

特に、軽キャブコンは架装した居室部分が重くなるので、高速道路で走るときには速度が遅くなります。

長距離の移動では疲れやすくなるので、こまめな休憩が必要です。

私たちの軽キャンピングカーのデメリット

私たちは、スズキエブリイをベース車にした「軽バンコン」で車中泊をしています。

コンパクトで小回りが利き、普段乗りができる軽バンコン。

ですが、実際に使ってみて感じているデメリットもあります。

・居住スペースが狭い
・スピードが遅い
・パワーが出ない

居住スペースが狭い

・後部座席をたたんでベッドを作らないといけない

普段は子どもの送迎やお出かけなどに、後部座席を使っています。

車中泊をする時にはベッドを作るために、後部座席をたたむ必要があります。

ベッドを作るには車外に出なければいけないので、雨や風の強い悪天候の日は大変です。

・寝る時にお互いの体が当たる

夫婦2人で寝るときはかなり窮屈です。

寝返りを打つたびに相手の体が当たります。

身長が170cmの夫は、ギリギリ足を伸ばせますが、身長180㎝以上ある方なら足を曲げて体を丸めないと寝られません。

・天井が低い

軽バンコンの室内では、頭が天井に当たってマットの上には立てません。

マットの上でひざ立ちをしても、夫は頭が天井に当たります。

・運転席から後部座席に行くとき、体を丸めるのが大変

雨の日や、夜にスライドドアの閉まる音を出さないように、運転席から後部座席に移動することも多いです。

頭を打たないように、体を丸めて移動するのが窮屈で、腰や体が痛いと姿勢を変えるのが大変です。

・体が家具に当たる

ビルダーさんが、オリジナルで収納家具を手作りしてくれた私たちの軽バンコン。

収納には便利ですが、時々体が家具に当たります。

大きく体を動かせないので、動きは小さくなります。

車内では、家具の位置を把握して動いています。

・スライドドアから入る時に、くつを置く場所がない

車内に入るときは、くつを置くところがありません。

雨の日は、車内に入るときが大変です。

・家電を置く場所がない

大きいサイズの冷蔵庫、電子レンジ、クーラーなどは置けません。

・荷物を置くスペースが少ない

天井付近に収納家具があるので1泊分の荷物は十分置けますが、キャンプ道具や長期間の旅行などに必要な道具を置くスペースはほとんどありません。

スピードが出ない

高速道路を時速100キロで走ると、パワー不足を感じます。

ベース車はスズキのエブリイバン(4ナンバー商用車)。

ターボ車も選べましたが、私たちはノンターボにしました。

運転は普段使いが多いのでターボエンジンは必要ないかな、と思ったのです。

遠くに行くことが多く高速道路をよく走るのなら、ターボ車にすることをおすすめします。

高速道路を走るときなど、ターボ車にしなかったことを後悔します。

パワーが足りない

上り坂や登り勾配のきつい坂道では、勢いがなくなります。

アクセルを全開まで踏んでも、ゆっくりしか進みません。

また、でこぼこした不整地などでは、進む力が弱いです。

私たち夫婦の車中泊スタイル

私たちは購入前に「自分たちの車中泊スタイル」をよくイメージした結果、軽のバンコンを選びました。

私たちの車中泊スタイル
・ 夫婦で活用
・ 一泊ぐらいが多い
・ご当地グルメを楽しむことが多い(本格的な料理は車内で作らない)
・近場がほとんど(地元和歌山が大好きなので近場で車中泊することが多い)

軽キャンピングカーに求めること

・趣味を楽しむ
・自然や景色を見て癒される
・写真を取る
・ウォーキングをする
・地元のおいしいものを食べる
・お酒を飲む
・温泉に入る

などです。

夫婦で行きたい場所を探し、やりたいことを見つける。

日常から離れて、気ままにわくわくすることを楽しみたい。

そんな目的を叶えるために、キャンピングカーが必要だと考えました。

そして、いろいろなタイプや大きさがあるキャンピングカーの中から、

・コンパクトで、小回りがきく
・普段も乗れる
・購入価格・維持費が安い

といった理由でバンコンタイプの軽キャンピングカーを選びました。

「狭い」というデメリットは、承知の上での選択です。

窮屈に感じることもあります。荷物が収まりきらないこともあります。

でも、狭い空間が心地よく感じられ、顔を寄せ合って食事をしたり、話をしたりすることが楽しいのです。

冬なら、小さい空間がゆえにすぐに車内が温まります。

必要ないと思った車内の設備

最後に、私たちが軽キャンピングカーのバンコンタイプを選ぶ際に「必要ないな」と判断した車内の設備をご紹介します。

いらないと判断した設備
・水回り
・電装系(サブバッテリー)

水回りの設備はいらない

キッチンや洗面などの水回り。

大型のキャンピングカーに備えてあり、キャンプや車中泊をする時に「あると便利」だとは思いました。

しかし、私たちは以下の理由で水回りは取り付けませんでした

•  排水処理に手間がかかる
•  きれいに保つためにメンテナンスやそうじが必要
•  水回りの設備を置くスペースが必要

歯磨きや洗顔は、道の駅や公共の施設(使用可能な場所のみ)の洗面所を使わせてもらっています。

基本的には車内で料理はせず、サンドイッチやおにぎりなどを買って車内で食べたり、コーヒーやスープを作って飲んだりする程度。

旅先のグルメを外食で楽しみます。

手を拭きたい時は、ウェットティッシュや濡らしたハンドタオルを使っています。

電装系(サブバッテリー)はいらない

サブバッテリーとは、車のエンジンをかけていなくても電気を使える居住スペース用のバッテリー。

軽キャンピングカーにもよく搭載されています。

バッテリーの容量・出力によりますが、これがあると電子レンジや冷蔵庫、クーラーなど、複数の家電が使えます。

私は以下の理由でサブバッテリーをつけませんでした。

•  居住スペースが狭くなる
•  小型の家電くらいしか使わない
•  車内の照明はLEDランタンで十分
•  ポータブル電源で使いたい家電を使える

ポータブル電源があれば小型家電を快適に使えます

ポータブル電源はカンタンに持ち運びができるので、車内で置き場所を変えられて便利。

小型家電なら居住スペースを圧迫しません。

車で使わないときは自宅に置いておけば、災害などで停電した際の備えにもなります。

軽キャンピングカーがあれば2人のよい思い出ができる

今回は軽キャンピングカーのデメリット4つを紹介しました。

1. 居住スペースが狭い
2. 車内の設備が充実しない
3. パワーが足りない
4. スピードが出ない

軽キャンピングカーでも、キャブコンがバンコンかによって、広さや使い勝手は異なります。

自分たちの車中泊スタイルと目的をしっかり考えて、デメリットを理解した上で軽キャンピングカーを選んでください。

狭くても、工夫しながら楽しむことで、2人のよい思い出がたくさんできます!

ライター:藤本ちか

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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