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「RVパーク 花ロードえにわ」無料のシャワーにキッチンまで!安心のセキュリティー設備で快適!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
「RVパーク 花ロードえにわ」は、北海道・恵庭市に2020年11月オープンしたばかりの新しいRVパークです。
宿泊者のみが利用できる施設はカードキーで管理され、セキュリティばっちり!設備も整っていて、とても快適に過ごせました。
今回は、「RVパーク 花ロードえにわ」の予約方法から施設内の設備まで、詳しく紹介していきたいと思います。
千歳空港からレンタルキャンピングカーをする方や、苫小牧からフェリーを使ってキャンピングカーで北海道旅行という方にもおすすめのRVパークです。
RVパーク 花ロードえにわ
前日の17時までに電話で予約が基本
今回、訪れた「RVパーク 花ロードえにわ」は2020年11月オープンした恵庭市が運営する「花の拠点 はなふる」の一部になっています。
花の拠点 はなふる 公式サイト
「花の拠点 はなふる」は、年間100万人以上が利用している道の駅「道と川の駅 花ロードえにわ」や、地元の方々にも人気の農畜産物直売所「かのな」、7つのテーマガーデンがある「ガーデンエリア」、ファミリーガーデン「りりあ」などがいっしょになった恵庭の新しい観光スポットです。
新千歳空港からクルマで約30分、本州からのフェリーの拠点である苫小牧港まで約1時間の位置にあるので、飛行機やフェリーへの最後の車中泊地点としても便利でしょう。
こちらの利用には予約が必須なので、利用日の前日17時までに電話で予約を行なってください。
「花の拠点 はなふる」にはWEBサイト(https://hanafuru.jp/)もありますが、現在WEBからの予約は行なっていないそうです。
近いうちにWEBからの予約も開始される予定とのことなので、まずはWEBをチェック、電話予約という流れをおすすめします。
道の駅とは入り口が別なので要注意!
筆者も間違ったのですが、国道36号線沿いにある道の駅「道と川の駅 花ロードえにわ」とは入り口が別です。
千歳方面から来る場合は、道の駅を通り過ぎる直前で信号を右折、札幌方面から来る場合は、道の駅の手前を左折して、少し奥に入ってから右折になります。
Googleマップを利用するなら「えにわファミリーガーデンりりあ」で検索するのがおすすめ。
ちなみに筆者は道の駅の駐車場をウロウロして17時までのチェックインがぎりぎりになってしまいました。
チェックインには免許証などの身分証明が必要
チェックインは12時から17時までとなっており、写真の「はなふるセンターハウス」の総合案内で行います。チェックアウトは翌日の10時までです。
料金はそれぞれ以下の通り。
・利用料金 1台2,500円
・電源使用料 1泊500円
・ゴミ捨て 1袋100円
チェックインの際に支払います。ちなみに、現金以外の支払いには対応していないので注意が必要です。
また、チェックインの際には免許証などの身分証明書が必要になります。
「RVパーク 花ロードえにわ」には、RVパーク利用者のみが24時間利用できるトイレやシャワー、キッチン、談話スペースがあり、出入りはチェックイン時に受け取るカードキーで管理しています。
夜などはRVパーク利用者用のスペースにはスタッフなどはいない状態です。幼い子どもや妻と一緒なので、同じRVパークの共有スペースを利用する人を施設側でしっかりと把握してくれることは、トラブルの抑制効果などもありそうで、頼もしく思えました。
駐車スペースは広めで運転下手でも安心
はじめて行くRVパークなどの施設に着く前に筆者は毎回思うことがあります。「どうか駐車スペースが広めでありますように……」。
30代後半までバリバリのペーパードライバーであった筆者は運転があまり得意ではありません。というか特にバックが下手です。
「RVパーク 花ロードえにわ」の駐車スペースは写真のとおり、そんな筆者でも安心のスペースが確保されています。ちなみにRVパークの駐車スペースは全部で19台分です。
幅2.7m×長さ5mまでの中型用が10台分、幅5.1m×長さ6mまで大型用が9台分となっています。
また、電源が利用できるのは中型用の10台分のみです。大型用駐車スペースには電源設備がないので予約時に注意してください。
ただし、最新情報によると2021年春に大型用にも電源設備が設置される予定だといいます。大型用を予約する際には確認してみましょう。
オプション料金1日500円となる電源設備は各駐車スペースの横に用意されています。
容量は100V、20Aまでなので、エアコンや電子レンジ、ドライヤーなどの消費電力の大きな機器を同時に使用することはできません。
他には、オーニングの展開、サイドテーブル、イスなどは利用区画内であれば使用できます。
アイドリングや発電機の使用、宴会など騒音の出る行為は22時から朝7時まで禁止だそうです。これはルールが明確で好印象でした。
気になるフリーWi-Fiですが、キャンピングカーの車内でも使用でき、速度にも不満はありませんでした。妻とそれぞれ別のネット動画を見ていましたが、問題は感じないレベルです。
無料のシャワールームを含む屋内施設をチェック
安心のカードキーシステム
RVパーク利用者用施設は、チェックインを行なった総合案内所がある「はなふるセンターハウス」内にあります。
しかし、建物の内部からは出入りできず、利用者専用の出入口はカードキーがないと開きません。
筆者のようなおじさんでも、夜中にトイレに行くときなどは「不審人物がいたら嫌だなぁ」などと思います。女性や子どもならなおさらでしょう。
かといって、妻のトイレに毎回付き合うと、その間子どもは誰が見るのかといった問題も発生します。なので、妻がひとりで夜中にトイレに行っても安心な仕組みはとてもありがたかったです。
新しくて気持ちのいい水回り
共用キッチンを除くと、コインランドリー、シャワールーム、トイレが同じスペースに用意されています。
2020年11月にオープンしたばかりということもあり、どれもかなりきれいです。
ほかの設備がどんなにきれいでも、トイレが汚いとRVパークなどの宿泊施設は、それだけで大きくマイナスの印象です。が、こちらのトイレはとてもきれい。
新しいということもありますが、清掃も行き届いています。
そしてありがたいのは、中がとても暖かいこと。外が寒いだけに、とてもうれしいです。
非常にシンプルな作りのシャワールーム。メンテナンス性も考えて最低限の装備ということなのでしょう。
しかし、このシャワールームは利用に追加料金が必要ありません。我が家はキャンピングカー1台で3人ですが、これが5人とか、7人とかだと、毎日の温泉入浴料を考えるとかなり節約できます。晩ごはんを少し豪華にできるのではないでしょうか。
水圧も十分でお湯の温度調整もしっかりとできます。また時間制限などもありません。
脱衣場にはドライヤーも用意されていました。
入浴もしたい方は、近くに天然のモール温泉が楽しめる「えにわ温泉 ほのか」(https://yudokoro-honoka.jp/eniwa/)があるので、せっかくなら温泉という選択も良いかもしれません。
コインランドリーも完備
さすがにこちらは有料ですが、コインランドリーも用意されています。3kgの洗濯物を120分で洗濯・乾燥でき、料金は500円です。
長期のキャンピングカー旅行で溜まった洗濯物を洗うには、少し容量が小さく感じますが、冬のキャンピングカー旅行では、乾燥した車内で洗濯物がガンガン乾くので、我が家はだいたい洗濯だけ。
洗濯だけだと6kg40分300円なので、リーズナブルでおすすめです。
広々座談スペースと共用キッチンも充実
トイレやシャワールームなどがあるスペースからさらに奥に進むと座談スペースがあります。大型の液晶テレビが用意されており、自由に見ていいそうです。
キャンピングカー旅が長くなると大画面テレビがうれしく感じます。広々としたスペースでくつろぐことができるのもいいところです。
IHヒーターを完備したキッチンも追加料金なしで利用できます。
キャンピングカーの車内では行いづらい調理も楽しめるでしょう。また、写真には写っていませんが、電子レンジも用意されています。
「RVパーク 花ロードえにわ」からクルマで5分圏内には、「業務スーパー」などのスーパー、「マクドナルド」、「みよしの(北海道ローカルのカレーと餃子のお店)」、ドラッグストアなどがあるので、外食にも、テイクアウトにも、キッチンで料理するための材料の調達にも困ることはないでしょう。
北海道らしい鮮魚などを購入したい場合は、「魚はん」まで足を伸ばすのがおすすめ。クルマで約10分の距離にあり、地元民にも人気の北海道のおいしい魚が手に入るスーパーです。
まとめ
すごくよかったのですが、疑問が二つ
2020年11月にオープンしたばかりの「RVパーク 花ロードえにわ」にシーズンオフの2月に訪問しました。
我が家のほかにキャンピングカーは2台、おそらく3家族、10人くらいで施設を利用したわけです。
利用料金の1台1泊2,500円、電源使用料500円は一般的な価格だと思います。
しかし、シャワールームが無料ですし、施設は新しくて清潔、そしてカードキーシステムによる高いセキュリティと、満足度はとても高かったです。
実は筆者は隣接する道の駅「道と川の駅 花ロードえにわ」でもキャンピングカーで車中泊をしたことがあります。こちらも設備はいいのですが、さすがに道央の大動脈である国道36号線沿いだけあって、やや騒がしいかったです。
これに対して、さらに敷地の内部に入った「RVパーク 花ロードえにわ」は静かで本当によく眠れました。しかも、駐車スペースも広めなので、隣のクルマなども気になりません。とてもよかったです。
よかったからこそ、疑問に思ったことがふたつあります。ひとつは、もしかすると気づいた方もいるかもしれませんが、洗面施設がないのです。
トイレの個室のなかには上の写真のような小さな洗面台はあるのですが、あとはシャワールームか、共用のキッチンくらいしか、歯磨き、洗顔をするスペースがありません。
筆者の見落としではないと思うのですが、どこで歯を磨いていいのか戸惑いました。
もうひとつは水回りの数です。
筆者が利用した日はキャンピングカー3台、3家族で推定10人が利用していました。この人数であれば問題ないのですが、最大19台のキャンピングカーが停まることのできる施設です。
平均4人が乗っていたとして、15台のキャンピングカーが来たとしたら、60人が利用することになります。しかし、トイレは男女それぞれの個室がひとつずつ。また、シャワールームも男女ひとつずつ、キッチンはひとつとなっています。
筆者が利用したタイミングはオフシーズンだったので人も少なく、とても快適でしたが、ほぼ満員に近いハイシーズンはどうなるのかと勝手に心配してしまいました……。
まもなく雪も溶け、初のハイシーズンを迎える「RVパーク花ロード えにわ」。
周辺環境もよく、とてもおすすめです。道の駅「道と川の駅 花ロードえにわ」もいいですが、キャンピングカーをしっかりと充電して、ゆっくり眠りたいなら、「RVパーク花ロード えにわ」を利用してみてはいかがでしょうか。
RVパーク 花ロードえにわ
住所:北海道恵庭市南島松828-3
TEL:0123-29-6721
営業時間:24時間営業(電話での受付 前日9時~17時まで)
利用可能車両サイズ:中型用10台(幅2.7m×長さ5mまで)大型用9台(幅5.1m×長さ6mまで)
利用料金:1泊2,500円/1台(電源使用100V 20A 500円/1泊)
チェックイン 当日12:00〜17:00 チェックアウト 翌日10:00まで
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)
公式サイト:https://hanafuru.jp/facility/rvp.html
ライター:齋藤千歳
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
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