更新
家を断捨離してキャンピングカーでバンライフするってどういうこと?
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
こんにちは、現在500日以上バンライフをしている、日本一周中のガタガタgogoの、むっちゃんです。
今回は、家を断捨離してリアルなバンライフをしている私たちの生活をご紹介したいと思います。
毎日目覚める場所が違う私は、一体どんな生活を送っているのでしょうか。リアルなバンライフの様子を掘り下げてみます。
バンライフの定義は?
そもそもキャンピングカーやくるま旅にご興味あられるであろう皆さんは「バンライフ」という単語をご存知ですか?
お恥ずかしい話、私はつい最近知りました。
そしてバンライフというくらいですから、バン=商業用ワゴンでの生活だけを指す物だと思っていました。
我が家の場合はキャンピングカー(キャブコン)での生活なので、バンライフには該当しない、キャンピングカー乗りがバンライフを名乗る資格はない物だと…。
バンライフ自体に明確な定義はないのですが、「車を通じて旅や暮らしをしたり、人生を豊かにすることを目的として、車を家のように改装し、車を拠点に働いたり遊んだり暮らしの中心にしたライフスタイル」全般を指すことが多いようです。
という事は、私たちが毎日やっていることもバンライフのひとつではないかと、この時初めて知ったのです。そして、バンライフしていると名乗っても良いと認識したので「家を断捨離してキャンピングカーでバンライフしながら日本一周」を名乗る事にしました。
正直、旅先で会う方にはまだ「バンライフ」という言葉は定着していないようなので、これからどんどん車を拠点とした生活の楽しさを発信するお手伝いをしていきたいと思います。
バンライフの大変さ
最近では日本一周や世界旅行をされているご夫婦、カップルの方を多く見受けます。
私は今のキャンピングカーに出会う前は、軽自動車のNboxで車旅をしていました。しかしあの狭い空間で500日以上も今のような生活が続けられるかと聞かれたら、かなり無理があると容易にイメージができます。
特に面倒だと感じるのが、毎回のベッド展開と片付けです。狭い車内で後部座席の下やトランクの荷物を探したり、雨の中や深夜にトイレに行ったり。あの頃はたまにある休暇の中で普段は感じない不便を楽しんでいましたが、これが500日以上続くとなると…想像できません。
ちなみにバンライフの本場である海外では、長期休暇の数カ月間ストレスなく過ごせる車体で旅を楽しむそうです
海外のバンは言わずもがな外国の方の体のサイズに合わせて作られているので、車内で立つ・ストレスなく寝る・家族団欒の時間を楽しめる「ゆとり」のある空間を確保した車体が多いそうです。
なるほど、それを前提に考えると、国産の普通車を改造してバンライフをするのにはやっぱり不便もありますね。
キャンピングカーでのバンライフ
さて、国産の普通車を車中泊仕様にしたバンライフに比べたら、キャンピングカーは快適です。車内で全ての事が完結できてしまうのですから。
キャンピングカーの最大のメリットでありデメリットは“ひきこもれてしまう”という点です。
ベッドもダイネットもシンクもマルチルームもあるので、用意さえしておけば、全ての生活を車内で完結できるという事です。
車内でストレスなく調理をすればそのまま食事も摂れるし、パソコン作業もストレスなく机に向かって椅子に座った状態でできます。また眠くなったらベッド展開をせずに寝られますし、トイレに行きたい時に行ける…。
つまりキャンピングカーから出ない日は、人とすれ違う事さえないのです。外気温も知らずに生活できてしまう訳です。これは完全なるひきこもりです。
そんな究極のインドア派な私たちのキャンピングカーでのバンライフをご紹介します。
私たちのバンライフ
まず我が家のキャンピングカーでは、様々な装備がフル活躍してくれていますのでご紹介させて頂きます。
・バンクベッドでの就寝
・マルチルームでトイレ
・マルチルームでシャワー
・シンクで洗顔・歯磨き
・シンクで調理
・シンクで食器洗い
・リアベッドの下には一年分の荷物の収納
・各収納スペースに普段使う荷物の収納
・ダイネットで食事
・ダイネットでリモートワーク
・ダイネットで夫婦会議・カフェブレイク
ちなみにリモートワークとは、会社に出社せずに自宅や出先で仕事をする事を指します。今まさにこの記事を書かせて頂いているのが、リモートワークという存在です。このように、車内で生活が完結してしまうのです。
また、私たちの日本一周挑戦もバンライフに含まれています。
私たちの旅の計画は体調と天候と相談してスケジュールを組み立てる事が多く、天候が悪い時は家(居室)部分のメンテナンスや掃除、動画作成、リモートワーク、そしてゆったり過ごしています。
完全な休暇として夫婦二人でゆっくりと過ごす時間が意外と少ないので、一緒に動画を作成したりリモートワークの内容を確認したり。また今後の旅の予定を立てるのも、こういう時間に話し合います。
バンライフの出費と収入の話
次に皆さん気になるのが、お金事情ではないでしょうか。
旅先で知り合った方にもよく聞かれるのがこの質問です。
旅の日数を聞いて「え!?」と驚かれ、次にお金の話になります。
これが面白いもので、旅200日くらいまでは「手紙とか住所はどうしているの?」でしたが、丸1年を超えた頃から質問の内容がお金に関する事に変わりました。
実際どのようにしているかというと、「現在の出費は会社員時代の貯金で賄っている」が回答となります。
出費に関してですが、毎月の出費で一番割合が大きいのはガソリン代ですがこれはまた別の機会にご紹介させて頂きます。
そして次に収入事情です。収入はまだまだわずかですが、リモートワークで今こうしてライターのお仕事をさせて頂いています。また、YouTube投稿をしています。
皆さん気になられるであろうYouTubeの収入はというと…
YouTubeと聞くと花やかで収入もガッポリあるのではないかと思われる方が多いです。私たちは旅の様子やキャンピングカーの豆知識を投稿していますが、現在は残念ながら収入にはつながっていません。
相性抜群のキャンピングカーと出会った私たちのバンライフ
このようにして私たちのバンライフは今現在も続いています。夫婦二人旅、きっと昔の愛車、Nboxだったら今のようにストレスのない生活は難しかったでしょう。
素敵なキャンピングカーに出会えたからこそ、日本一周に踏み切れた所もあります。
特に私の持病の関係でトイレが必須な生活なのと、またいつ体調の波があるか分からないので、ベッド展開をせずすぐに横になれるのも、キャンピングカーの助かっているポイントです。
トイレやシャワー等は、オーナーさんによっては不要なアイテムかもしれません。旅先で食べ物を購入されることが多い方はシンクも滅多に使わないそうです。
オーナーさん、またオーナーの家族の方によって求められるキャンピングカーの装備は様々です。私たちは最高の相棒であるキャンピングカーと出会えました。この出会いがバンライフの始まりです。
まとめ
いかがだったでしょうか。これがキャンピングカーでリアルなバンライフを送っている私たちです。
やはり快適に生活できるキャンピングカーのお陰で以外にも家とあまり変わらない生活を送っていると思いませんか?
そして、これからバンライフをされるご予定の方に声を大にしてお伝えしたいのは、バンライフをする為にはある程度の貯金が必要だという事。そして移動しながらでもできる仕事を見つけ、収入源を確立してからバンライフを始められると良いという事です。
時代はどんどん変わっています!やった事ないとか、自分は…なんておっしゃらずに、やってみたい気持ちは何歳になっても大切にされても良いのではないでしょうか。
ライター:山縣 睦海
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...