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《広報資料もない》スバルって力を入れないクルマの車名には無頓着って本当?【推し車】

ユーザーにとってもメーカーにとっても、「車名」とはそのクルマを象徴するものとしてイメージづくりに影響したり、逆に伝統的な車名としてそのクルマの歴史が車名のイメージを決めたりする重要な要素で、決して粗略に扱うべきものではありません。

しかし時には、「どうしてそのクルマにあの車名をつけちゃったの?」と思われたり、「何かずいぶん扱いが軽く便利使いされる車名だな」と感じさせ、時には発表された時点で「このクルマは期待されてない」と思わせる場合もあります。

スバルでは独自開発・生産をやめた軽自動車やコンパクトカーでそのような事例が多く、代表的な3台を紹介しましょう。

ステラ(2代目以降・2011年-)

やっと手にしたスバル版ワゴンRは、一代限りでダイハツOEMへ

スバル ステラカスタム(2代目・ダイハツ ムーヴカスタムのOEM)

スバルがオリジナルの軽自動車を作っていた時代、個性的と評価されて熱狂的なファンを生んだものの、実際には最初のスバル360や初代サンバー以降、ライバルに比べて出遅れたり、制約の多さが目立ち、理想的なクルマづくりの苦労が目立ちました。

初代スズキ ワゴンR(1993年)以降に主流となった軽トールワゴンもその傾向が強く、ヴィヴィオベースで急造したプレオを経て、ようやく「スバル版ワゴンR」である初代ステラを発売できたのはライバルに遅れまくった2006年。

しかし時既に遅し、ほどなくスバルは軽自動車の独自生産から撤退してしまい、ようやく手にしたマトモな軽トールワゴンの名はダイハツ ムーヴのOEM版に引き継がれます。

スバルの苦労がようやく実ったクルマの車名を、車格が同じとはいえダイハツからのOEM車に譲らねばならなかったのは、スバリストにとってさぞかし無念の想いだったでしょう。

ジャスティ(現行・2016年)

「コンパクトカーだからジャスティでいいや」と言わんばかりの扱い

後席両側スライドドアのスーパーハイトワゴンでも、リッターカーだからスバル ジャスティ(5代目・ダイハツ トールOEM)

スバル初の本格的なコンパクトカー、ジャスティ(1984年)はレガシィとインプレッサの成功後は後継車を作らず、日本では一代限りで終わりました。

しかしコンパクトカーの販売を続けた海外では、他社からOEM供給された2代目以降が存在し、2代目以降はスズキ カルタス(2代目)、同スイフト(初代)、ダイハツ ブーン(初代)と、OEM元もコロコロ変わります。

いわば「クルマが何であれコンパクトカーはジャスティ」という軽い扱いで、日本で販売再開した5代目などダイハツ トールOEMのコンパクト・スーパーハイトワゴン。

せめてOEM元が変わるたびに心機一転、新しい車名でもよさそうですが、スバルはどうも力を入れないクルマの車名に無頓着らしく、いすゞから2代もOEM供給されたビッグホーンなど車名すら変えず、スバルの広報資料にすら登場しない徹底的な無関心ぶりです。

サンバー(7代目以降・2012年-)

これをサンバーと言われて困惑するのはスバリストばかりではなく…

FRで四輪独立懸架じゃなくてもスバル サンバートラック グランドキャブ(7代目・ダイハツ ハイゼットジャンボのOEM)

フルキャブオーバー型リアエンジン軽商用車の草分けとして、くろがね ベビーとの競合を制し、その後増えたライバルに対しても個性的であり続け、ひときわ過酷に使われるため耐久性を重視した「赤帽サンバー」など、虚実織り交ぜた伝説で語られた名車です。

それも2012年、スバルの軽自動車生産撤退で長い歴史を閉じるのかと想いきや、ダイハツからOEM供給されたハイゼットカーゴ/トラックへ平然と「サンバー」の名を与えたのには、唖然としたスバリストも多かったのではないでしょうか。

スバルが四輪車へ参入した初期からの歴史を誇り、熱狂的なファンも多かったサンバーくらいは、将来小型EVでも作った時のために取っておく特別扱いでよかったと思うのですが、ある意味では国産車の車名でもっとも不遇な扱いを受けた例かもしれません。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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