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肘折温泉へXVで行く【SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会レポートVol.3】

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉郷を走るスバルXV
筆者が運転するSUBARU XV 2.0i EyeSight(SUBARUテックツアーオフィシャルカメラマン撮影。肘折温泉郷付近で撮影)

前回の記事では、蔵王温泉から銀山温泉へ「SUBARU XV」でドライブしたレポートをお届けしました。次の目的地は昼食会場に指定された「肘折温泉」。

SUBARUテックツアーの概要、これまでの雪上ドライブのレポートはこちらをご覧ください。

それでは、肘折温泉についてと銀山温泉から肘折温泉までの雪上ドライブのレポートをご覧ください。

歴代最深積雪ランキング第2位で1200年余の歴史を誇る肘折温泉とは?

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉郷
肘折温泉郷を流れる銅山川

肘折温泉は、山形県最上郡大蔵村にある温泉で「肘折カルデラ」と呼ばれる直径約2kmの円形の窪地に位置、気象庁が活火山に指定している場所でもある。肘折温泉は、カルデラの中央部分にある黄金温泉、最も奥にある石抱温泉とあわせて肘折温泉郷と呼ばれ、郷全体が肘折火山のマグマの上にあるという地形に。

信仰の山、出羽三山の主峰「月山(がっさん)」のふもと、銅山川沿いにある風情ある温泉地肘折は、日本有数の積雪地帯で、気象庁が発表する2000年以降の歴代最深積雪ランキングの第2位の記録を持つ。第1位は青森県の酸ヶ湯。ここは昨年のSUBARU テックツアーの場所に。

肘折にある旅館は20軒、落ち着いたこじんまりとした温泉街でどこも源泉かけ流し。古くから湯治場に。このため多くの旅館で自炊場を設けており、朝市などで買った食材を宿で自分で調理して食べることができる。

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉郷 銅山川
肘折温泉郷を流れる銅山川

歴代最深積雪ランキング TOP5

第1位:青森県 酸ヶ湯 566cm(2013年)
第2位:山形県 肘折 445cm(2018年)
第3位:新潟県 津南 416cm(2006年)
第4位:新潟県 湯沢 358cm(2006年)
第5位:山形県 大井沢 348cm(2000年)

肘折温泉の歴史

肘折温泉の開湯は、奈良時代から平安時代に変わった翌年の西暦807年に遡る。今から1200年以上前の歴史を誇る。

肘を折った老僧が、この地の湯に浸かったところ、たちまち傷が癒えたという伝説が地名の由来。

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉
肘折の温泉街を走行するスバルの車列(SUBARUテックツアーオフィシャルカメラマン撮影)

肘折温泉の泉質と効能

泉質:ナトリウム・塩化物 – 炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)

効能:神経痛、筋肉痛、切傷、火傷、慢性皮膚病など

炭酸水素塩(炭酸水素ナトリウム)とは、重曹のことで、この成分が皮脂と化学反応を起こして、石けんと同じ成分とグリセリンに変化し、お湯に浸かっているだけでも身体の皮膚の汚れが落ち、同時に角質を柔らかくして温泉の有効成分が浸透しやすくなる。低張性とは、浸透圧が低いことを指し入浴時のデトックス効果が期待できる。

肘折温泉までのアクセスと冬場の通行の注意事項

山形空港からのルート

庄内空港からのルート

肘折温泉は、山形空港からも庄内空港からもどちらも約60kmの距離、車での移動時間は1時間半程度、冬季では2時間強。国道458号線の山岳路に入ると、積雪量は増加しふぶくとホワイトアウト(雪が舞って周りが真っ白になる)になるので注意が必要。

銀山温泉から肘折温泉までのドライブレポート

銀山温泉から肘折温泉までは約50kmの距離。最上川を渡って県道330号線までは雪が少なく、乾燥した路面も多かったのですが、山に入ると圧雪路に。道路の両サイドは自分の身長より高い雪の壁。さらに吹雪いてホワイトアウト現象も幾度となく発生、日本有数の豪雪地帯であることと自然の驚異を体感したドライブになりました。

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 最上川 SUBARU XV
SUBARU XVの後方は最上川
SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉へ向かう県道330号線 SUBARU XV
肘折温泉への山岳路に入る手前の国道458号線

SUBARU XVで100kmほど走行し、車を自分の手足のように運転できるようになると、雪道での操縦安定性の限界を試したくなってしまうのがクルマ好きの性。コーナーを気持ちよく駆け抜けたいときにもきちんと制御が入るのが、”クルマを操るよろこび”が少し薄れてしまうように感じてしまいました。これは筆者だけでしょうか。

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉郷を走るスバルの車列
カルデラ地形の肘折温泉へ降りるスバルの車列(SUBARUテックツアーオフィシャルカメラマン撮影。肘折温泉郷付近で撮影)

試乗車「SUBARU XV」のスペック

SUBARUテックツアー第10弾”雪上試乗会”in山形 肘折温泉へ向かう県道330号線 SUBARU XV
肘折温泉への山岳路に入る手前の国道458号線で撮影

グレード:2.0i-L EyeSight
ボディカラー:ピュアレッド
全長:4,465mm
全幅:1,800mm
全高:1,550mm
乗車定員:5名
車両重量:1,420kg
エンジン:水平対向4気筒 2.0L 直噴DOHC
最高出力:113kW[154PS]/6,000rpm
最大トルク:196N・m[20.0kgf・m]/4,000rpm
燃料:レギュラーガソリン
駆動方式:AWD
トランスミッションCVT
JC08モード燃費:14.0km/L
新車車両価格:2,505,600円(税込)

【公式】SUBARU XV WEBカタログ

次号は肘折温泉で「板そば」を食レポ!

スバルさんが昼食に準備してくださったのは、山形の内陸部の名物、板そば。次の記事では、このインプレッションをレポートします。

撮影・文:宇野 智(MOBY)

執筆者プロフィール
宇野智
宇野 智
モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...

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