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【新型レヴォーグ 雪上試乗】スバルの気の利いたおもてなしからちょっとマニアックなお話まで

2020年10月にフルモデルチェンジした新型スバル レヴォーグ。今回は雪のビーナスラインでスバルの最新技術を体感。
今回はちょっとスバルのこだわりのドライモードセレクトや、気の効いたおもてなしを中心にお届けします。

スバル・レヴォーグとは?

レヴォーグは、国産車では稀少になってしまったステーション・ワゴン。ご先祖様は1989年に誕生した初代レガシィ。

初代レガシィは「グランドツーリング志向」で開発。2代目から現在の新型レヴォーグまでその志向は脈々と受け継がれ、世代が変わるたびに進化しています。グランドツーリング志向とは「より遠くへ、より早く到着する」ということ。これには車としての総合力が求められます。

2020年10月にフルモデルチェンジした新型レヴォーグは、スバルの先進技術をすべて注ぎ込んで誕生しました。渋滞時にハンドルから手を離した自動運転が可能となった「アイサイト X」や、新開発1.8L水平対向エンジンの搭載を筆頭に、すべてが新しくなりました。

新型レヴォーグ ビーナスラインで撮影
試乗車のグレードは「STI SPORT EX」

今回の試乗では、スバルの雪上性能とグランドツーリング志向の両方を体験すべく、長野県蓼科にある「最も美しい道路」と名高いビーナスラインでドライブしてきました。

新型レヴォーグのちょっとマニアックなドライブモードセレクトのポイント

新型レヴォーグ インテリア

新型レヴォーグは、開発責任者が「味変」と形容する、5つのドライブモードセレクトを搭載しています。ノーマル、コンフォート、スポーツ、スポーツ+の4つと、さまざまな設定項目をドライバーが好きなように選べるできる、インディビデュアルの計5つ。

今回の試乗では、インディビデュアルが結構活躍してくれました。スタッドレスタイヤを履いていましたので、長距離の高速道路走行をするときは、サスペンションを固め(スタッドレスタイヤはやわらかいので)、ハンドルは重め、エンジン出力は燃費を重視したエコな設定にしていました。ドライバーの好みに応じて楽な運転にしてみたり、走りを楽しむ設定にしてみたりなど、自由自在で飽きません。

新型レヴォーグ ビーナスラインで撮影

STI SPORT に装備される走行モード切り替えのうち、スポーツモードにすると後輪の駆動力が高くなり旋回しやすくなります。また、アクセルオフでも高い駆動力を後輪に保ち続けるため、旋回性能が高まります。これは特に乾燥路で発揮できる挙動ですが、滑りやすい雪道ではさらに顕著にわかります。なお、WRX STIに搭載される同等機能と比較すると、挙動がより近いように感じられるだろう、とスバル広報担当が話していました。ただ、VDC(ビークルダイナミクスコントロール:駆動力や制動力を制御して車両の動きを安定させるシステム)がOFF(完全にはOFFにはならない)となり、安全性が低下するので注意が必要です。公道では使わない方が無難でしょう。

さらに、スポーツモードではノーマルモードと異なる前輪と後輪の動きの制御があります。停止状態からの発進時、ノーマルモードではまず前輪に駆動力がかかってから、後輪に駆動力がかかり動くという挙動となりますが、スポーツモードでは前輪・後輪の駆動力のかかり方が同時となります。このため、雪でタイヤがハマってしまっても、脱出しやすいという特長があります。「スポーツモード」という名称を用いていますが、雪道では「トラクションモード」の意味合いが強くなります。

気の利いた新型レヴォーグのおもてなし

新型レヴォーグと夕焼け

スポーティな印象が強い新型レヴォーグですが、コンフォート性も高められています。

ドライブモードセレクトのコンフォートモードでは、エアコンが頭寒足熱になるように設定され、冬のドライブは快適。足元はあったかく、顔まわりは涼しい風があたるので、眠くならずにもすみます(極度に寒いときはダメですが)。また、窓が曇らない程度のギリギリまで外気導入をするよう、湿度センサーが検知して車内の湿度を一定に保つようにしてくれます。ドライアイで目薬が手放せない筆者にはとてもうれしい制御。

さらに、リアシートヒーターを装備しているのも気の利いたおもてなし。(なお、コンフォートモードでは、前席重視となるため若干寒くなるかもしれないとスバル広報担当が言ってました)。このクラスで後席シートヒーター装備は珍しいものです。今回は筆者1人でのドライブ(いつもですが…)でしたので、この恩恵にあずかることはできませんでしたが、レヴォーグのおもてなしとしてお伝えしたいポイント。

新型レヴォーグ
フロントシート

このほか細かいところでは、強化されたウォッシャーノズルのおもてなしがあります。通常よりウォッシャー液の噴霧範囲を広くし、高圧ウォッシャーポンプを採用して液量を先代比約20%増量したとのことです。これは、アイサイトカメラの性能確保のためとのことですが、なにかとウォッシャーを多用するのが雪道ドライブではとてもありがたい。

ちなみに、ウォッシャーポンプはフロントとリア兼用の一体型を新型レヴォーグには採用しており、従来よりポンプを1つ減らすことができ、軽量化につなげたとのことです。(こういう細かいとこと、好きです)

雪で汚れた新型レヴォーグ
SUBARU本社帰着時。雪の中を走ってきました、という汚れも似合ってしまうレヴォーグ。

新型レヴォーグは、雪道など滑りやすい路面でのわかりやすい操縦安定性の良さが光っていました。そして、まさしく「グランドツーリング志向」。本当に長距離ドライブの疲れが少ない。アイサイトの精度が格段に上がり、ハンドル操作支援の領域が相当に広いのも長時間の運転を強力にサポートしてくれました。

カーオブザイヤー2020-2021を受賞したのは納得です。

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この記事の執筆者
宇野 智