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スバル「レヴォーグ」「インプレッサ」など約24万台にリコール、電動パーキングブレーキ異常の恐れ
スバル レヴォーグなど約24万台に電動パーキングブレーキ異常の恐れ
2022年7月21日、スバルは「レヴォーグ」や「インプレッサ」などの電気装置(ハーネスコネクタ)において、電動パーキングブレーキ用のハーネスコネクタにおいて、樹脂材料の選定が不適切なため、融雪剤等の影響からコネクタが割れることがあるとして、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。
市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は188件で、事故の発生はないと伝えられています。
リコールの対象となるのは2014年(平成26年)5月13日~2018年(平成30年)8月20日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
スバルは、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2022年7月22日より随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
スバル レヴォーグなどの不具合の状況
レヴォーグなどの電動パーキングブレーキ用の電気装置(ハーネスコネクタ)において、樹脂材料の選定が不適切なため、融雪剤等の影響からコネクタが割れることがあるとのこと。
そのため、車両振動等によりハーネスコネクタが抜け、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、または解除できなくなるおそれがあるようです。
これをうけてスバルは、全車両、ハーネスコネクタを点検し、対象であれば抜け止めクリップを装着すると伝えています。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所 | 電気装置(ハーネスコネクタ) |
---|---|
改善方法 | 全車両、ハーネスコネクタを点検し、対象であれば抜け止めクリップを装着する。 |
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始 | 2014年(平成26年)5月13日~ |
---|---|
終了 | 2018年(平成30年)8月20日 |
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式 | 車種 | 対象車が含まれる車台番号 | 対象車の台数 |
---|---|---|---|
DBA-VM4 | レヴォーグ | VM4-002001〜 VM4-108469 | 83,053台 |
DBA-VMG | VMG-002001〜VMG-027498 | 19,916台 | |
DBA-GK2 | インプレッサ | GK2-002001〜 GK2-004596 | 1,408台 |
DBA-GK3 | GK3-002001〜 GK3-004063 | 1,151台 | |
DBA-GK6 | GK6-002001〜 GK6-006217 | 2,812台 | |
DBA-GK7 | GK7-002001〜 GK7-008919 | 5,055台 | |
DBA-GT2 | GT2-002003〜 GT2-030680 | 8,174台 | |
DBA-GT3 | GT3-002001〜 GT3-031978 | 5,135台 | |
DBA-GT6 | GT6-002001〜 GT6-030607 | 9,080台 | |
DBA-GT7 | GT7-002001〜 GT7-056338 | 15,777台 | |
DBA-GT3 | XV | GT3-027002〜 GT3-042676 | 10,953台 |
DBA-GT7 | GT7-040001〜 GT7-077392 | 30,607台 | |
DBA-VAG | WRX | VAG-002001〜 VAG-024975 | 15,417台 |
DBA-BN9 | レガシィ | BN9-002001〜 BN9-016218 | 9,438台 |
DBA-BS9 | BS9-002001〜 BS9-043904 | 29,407台 |
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、スバルのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるスバル レヴォーグなどの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...