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スバルの名車「インプレッサ」も最初は?初見では読めない難読車名なスバル車たち【推し車】
クルマ好きにとって話題の車名を覚えるのは楽勝!TVをよく見る人ならCMで無意識に車名が頭に刷り込まれますが、どちらもたいていはカタカナで頭に入ってきます。
しかし、クルマ好きでもなく予備知識もない人にとって、フリガナもついていない横文字車名の判読は苦手なもので、それが英語でもなく、他で聞き覚えのある単語でなければなおさらです。
もう有名すぎて初見はそうそういないであろうクルマも含め、今回はスバル車から初見泣かせの難読車名をご紹介します!
IMPREZA(インプレッサ・初代1992年)
なぜかピザを食べたくなる
「紋章」や「金言」などを意味する「IMPRESA」という英語をベースに、レオーネ廉価版後継車として全てを一新した新型車として、新鮮な印象(IMPRESSION)を与える造語、「IMPREZA」。
そもそもIMPRESAという英語を知ってる日本人がどのくらいいるのか?という疑問はさておき、インプレッションの方ならわかりますし、WRCでの大活躍にせよ、確かに初代レガシィではツーリングワゴン以外パッとしなかったスバル車へ、新鮮な印象を与えました。
ただ、初代インプレッサのデビュー当時で「IMPREZA」という文字を見ても、「ZA」の部分を「サ」と読める人は周囲であまりおらず…「PIZZA(ピッツァ)」ならわかるんで、インプレッツァ、インプレッチャ?と呼ぶ人も結構いたものです。
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本日の在庫数 816台 平均価格 195万円 支払総額 25~1,500万円
TRAVIQ(トラヴィック・2001年)
頑張ってクイックにトラベルしようぜ?!
「QUICK(動きの速い、機敏な)にTRAVEL(旅行、移動)しちゃうぞ!」という、当時なら日本語を横文字に置き換えたトークで人気のルー大柴的ネーミングだったトラヴィック。
アジア圏で販売すべくタイで生産していたオペル ザフィーラのOEM供給を受けた3列シートミニバンで、当初2.2L、後に1.8Lエンジンの廉価版も追加されたオペル車そのもので、スバルらしさも速さも特になかったので、当初から名前負けしている印象はありました。
確かに5人乗りより、7人で一気に移動できるという強みはあったものの、「ユーたちもクイックにトラベルしようぜ!」というわけでもないトラヴィックは、横文字だけ見る限りトラヴィッキュー?トラバイク?と、初見で正確に読める人は少なかったかもしれません。
LUCRA(ルクラ・2010年)
マイナー車のOEMがまたマイナー車名で、もはやどこのクルマだか
「スバルにこんなクルマあったっけ?」に始まり、ダイハツからのOEM供給だよと言ったら今度は「ダイハツにこんなクルマあったっけ?」で、なかなか説明がメンドクサイ、ダイハツ タントエグゼのスバル向けOEM供給車。
Bピラー内蔵で開口部が大きいミラクルオープンドア初採用の2代目タントをベースに、全ドアを通常のヒンジドア化、スーパーハイトワゴンの特徴たる超ハイルーフはそのままに、頭上スペースより厚くて乗り心地のいいシートを採用した、高級軽ミニバンです。
しかし、後席両側スライドドア全盛期が始まっていたのでユーザーのニーズに全く合わず、結果的にはスバルへOEM供給するために作ったようなクルマになりました。
「LUCRA」はすぐルクラと読めたかもしれませんが、大きさや使い勝手といった横文字の頭文字を組み合わせた造語であり、もちろん全く馴染みがないため浸透もせず、一代限りで終わったので知名度も今ひとつです。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...