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実用性よりも見た目が大事!?シャコタン乗りの必須「段切り」って一体何?

シャコタン車特有のドラテクがある!?

@Wirestock/stock.adobe.com

最近はあまり見かけなくなりましたが、地面にボディが接しそうなほど車高を下げている車が走っていることがあります。少しの段差や道の凹凸でボディを擦ってしまいそうです。

「シャコタン」と呼ばれるような車を運転しているドライバーには、一般車には馴染みが薄い悩みも少なくありません。彼らが取り組んでいる、特有のドライビングテクニックをご紹介します。

コンビニやガソリンスタンドに入るのも一苦労!そんなときどうする?

シャコタン仕様の車を悩ませる筆頭が、コンビニやガソリンスタンド。こうしたお店の出入り口には、道路や歩道との境界として段差が設けられていることがあります。

何の配慮もなくシャコタンの車で段差を乗り越えようとすると、ボディ側面や下部を擦って傷が付くだけだなく、車体下部にある駆動関連のパーツが傷ついたり、壊してしまったりする可能性があります。

このような場合に使われるテクニックが「段切り」です。

©Nagahisa_Design/stock.adobe.com

段切りは、左側にある段差を乗り越える際に、車体の向きが段差と直角にならないよう平行な状態とし、“鈍角”と呼ばれる余裕の態勢をとってゆったりと段差を乗り越えることです。

入りたいお店が左手にある際は、車を寄せ、最初に左フロントのタイヤで段差へゆっくり乗り上げます。出入り口に余裕があれば、左フロントが段差に乗った段階でステアリングを戻し、左リアのタイヤが先に段差へ乗るように車を進めます。

先に左側2本を段差に乗せられたら、残る右側2本も、フロントから一本ずつ段差へ乗り上げるようにすればOKです。

少し難しそうに思えますが、ポイントは「段差に対して車体が直角にならないようにすること」「スピードを落とすこと」

実はこれを覚えておくと、シャコタン車ではない一般の車に乗っている人も、ボディを擦りにくくなります。

執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。

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