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「対処方法は知ってる?」イマドキでも起きるトラブル「オーバーヒート」

冷却水漏れは季節問わず起こりうるので注意

さらに外気温が高く、水温が上がりやすい夏はオーバーヒートのトラブルが注目されがちですが、そもそも冷却水が漏れていることが原因であれば、季節問わず起こりうるといえるでしょう。

つまり、車のドライバー(持ち主)ができるのは「冷却水の水量をチェックすること」です。エンジンルーム内をチェックすると、「リザーバータンク」に冷却水の予備が入っています。

自動車整備工場で整備士として働いている筆者の知人は、次のような対処をするように勧めています。

エンジンの水温計はこまめにチェックしよう

リザーバータンクで”MIN”のメモリを下回るようなら、冷却水の液漏れを疑ったほうがよいです。もし走れる状態でなければロードサービスを呼ぶなどして、ディーラーや整備工場へ運んでもらうとよいでしょう。

これは、オーバーヒートが発生したときでも同様で、無理に走行せず路肩や駐車場に車を停車したり、道沿いにあるガソリンスタンドやディーラー、整備工場に駆け込んだりして対処するようにしましょう。

無理に走り続けることでかえって症状が悪化し、最終的にエンジンが「焼き付き」を起こして炎上する可能性もあるからです。

車を停車させたら、冷却水が漏れていないか車体下部などをチェックしてみてください。もし冷却水が漏れていないようであれば、すぐにエンジンを停止するのではなく、ボンネットを開けた状態でしばらくアイドリングを続けてみてください。

ボンネットを開けた状態でいることで、こもっていた熱を解放しエンジンルームを冷やせるでしょう。

ただし、冷却水が漏れているのが確認できるようであれば、すぐにエンジンを停止してください。逆にエンジンの状態を悪化させて、焼き付きや炎上を引き起こす原因となります。 」

少しでも日ごろの点検を放置したり、車の状態を把握したりしていないと、あっという間に悪化する可能性のあるオーバーヒート。技術が進化した現代の車でも十分にあり得るトラブルですから、車を走らせる前のチェックや走っている時の異変には常に気を配りましょう。

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執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。

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