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「対処方法は知ってる?」イマドキでも起きるトラブル「オーバーヒート」
近年は車の性能と耐久性が高まり、日常生活レベルで使っていて急に故障してしまう頻度は減りつつあります。
しかし、意外と見落としがちとなっているのがエンジンの「オーバーヒート」です。少しでも油断しているといつの間にか起こっている、車に関するトラブルの代名詞となっています。
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オーバーヒートは、エンジンから発する熱が冷却水で冷やせる限度を超えてしまい、エンジン内部が異常な熱さとなって生じるトラブルです。
筆者も、以前所有していたスバル レガシィB4(BL型)が危うくオーバーヒートに見舞われかけた経験があります。
ディーラーで車検や半年点検を受け、日常点検でのエンジンルームチェックも、冷却水の過不足やエンジン音の異変がないかを中心に行っていたにも関わらず、ウォーターポンプが故障。突然のトラブルだったのです。
「製造されてから何十年も経過する車に搭載されているエンジンだからオーバーヒートしやすいのでは?」とお考えの人や、「近年の車は日常点検を怠っても故障しないだろう」と心配していない人もいるかもしれません。
しかしイマドキの車であっても、オーバーヒートによるトラブルが発生することは充分考えられます。
冷却水がパイプを通してエンジンの内部を循環し、温度が上がりすぎないようにしていることで車はトラブルなく走り続けられます。ところが、「ウォーターポンプ」と呼ばれる冷却水の循環を促すパーツをはじめ、エンジンの熱を下げる仕組みが故障するとオーバーヒートを起こしてしまいます。
エンジンの熱による温度は、少なくとも運転席のスピードメーターにある「水温計」で大まかな状態の確認が可能です。ドライバーはスピードメーターで走行スピードや燃料残量以外にも、水温計にも気を配らなければなりません。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。