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鼻にツンとくる新車特有の匂いの正体…答えは「車は〇〇〇の塊みたいなもの」
納車されたばかりの新車からは独特の匂いがします。新車の雰囲気を感じさせる匂いではありますが、少々鼻にツンとくるため、中には苦手な人も多いかもしれません。あの新車特有の匂いの正体は何でしょうか?
鼻にツンとくる、新車特有の匂いの正体は?
新車独特の匂いの正体は、接着剤や塗料、プラスチックなどから発生する化学物質です。
車のステアリングやシフトレバー周りのパネル、インパネ、ダッシュボードなどは、プラスチックで作られたパーツを、接着剤でくっつけて作られています。
それらから発生する「揮発性有機化合物」(VOC)と呼ばれる化学物質が、独特の匂いの原因となっています。
この有機化合物には、ガソリンなどに含まれる「トルエン」や塗料に含まれる「エチルベンゼン」など、複数の成分が少量ずつ含まれています。
ガソリンスタンドで給油していると、鼻にツンとくる感覚があると思いますが、これはガソリンにもトルエンやエチルベンゼンが少量ながら含まれているためです。
車へ使われている材料たちも、ガソリンと同様に石油から作られているため、匂いが似ているのでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。