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「寝ればいけるっしょ」は大間違い!?飲み会の後は仮眠を挟んでも“飲酒運転”になってしまう理由に驚愕
飲酒により安全かつ正確な運転操作ができなくなる
何年も前から飲酒運転根絶を社会全体で訴えていますが、現在も飲酒運転による事故がゼロになることはありません。
アルコールを摂取すると、血中アルコール濃度が高まり中枢神経を麻痺させます。お酒を飲んだ後に気分が高揚する、ふわっとした心地がするといった多くの変化は、中枢神経の麻痺によるものが多くなっているのです。
同時に中枢神経が麻痺すると、運動能力や認知能力が低下し、さらに判断力や集中力といった運転に必要となる能力が下がります。安全かつ正確な運転操作ができなくなることはもちろんですが、歩行者が飛び出してくるかもしれない、前の車が変な動きをするかもしれないという予測能力も下がってしまうのです。
運転をする時には、お酒を飲むことは控えるというのが、ドライバーに求められる重要な判断となることを、常に忘れてはいけません。
睡眠を挟めば、お酒を飲んでも運転OK?
飲み会の翌日、二日酔いなどがなければクルマを運転する人が多いでしょう。
「睡眠を挟めば翌朝クルマを運転できるようになる」というのは、暗黙の認識として皆が持っているかもしれません。中には「お酒を飲んでも●時間眠れば大丈夫」という考えを持っている人もいるようです。
しかし、「少しの量だし休んだら…」という安易な理由付けをして、飲酒後に車の運転をすることは非常に危険です。
実際に身体の中からアルコールが完全に抜けきるまでには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?またその間、眠っていればよいのでしょうか?何時間の睡眠をを取れば、クルマを運転してもよいのでしょうか?
- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...