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「スマートキーなしでも車は動く」エンジンかけっぱなし駐車をよくやる人、絶対やめて!緊急時に使える奥の手はあるけど…
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エンジンかけっぱなしでもカギを持っていけば安心?
暑い日に、車内にペットや子供を残した状態で少し車を離れなければならないという場合は、エアコンを付けたままにしておくでしょう。その際、ドアは施錠し、スマートキーは車外に持ち出すというケースが一般的かもしれません。
このとき、「鍵が車内にないのだから子供が運転席でイタズラしても大丈夫」などと考えてはいませんか?
実は、スマートキーが車内になくても車を動かすことができてしまうのです。
スマートキーが無いままでエンジンをかけて車を離れるとどうなるの?
当然ですが、スマートキーがない状態では、車のエンジンをかけることはできません。しかし、エンジンがかかっている車であれば、エンジンを止めない限り、スマートキーが車内にない状態でもギアを動かすと、ステアリングを操作することは可能なのです。
車内に残っている子供がギアをDに入れたり、ハンドルを切ったりしたらどうなるでしょうか?駐車場内で他の車にぶつかったり、道路に車が出てしまったりして、大事故に繋がるおそれがあります。
さらに、エンジンがかかっている状態では、スマートキーがない状態で車を動かしても、セキュリティアラームなどが鳴ることはありません。
もちろん、何らかの手段で鍵を開けることができれば、そのまま車を乗って盗むという行為も可能になってしまいますから、防犯の観点からも、エンジンをかけっぱなしで施錠しただけで車を離れることは絶対にやめたほうがよいとわかるでしょう。
ちなみに、純正のリモコンエンジンスターターを作動させた場合、ドアの開閉と同時にエンジンが止まってしまいます。
これは、エンジンをかけたままにしておくと鍵がなくても車が動かせる状態なので、人が中に入る動作を起こした時に一度あえてエンジンを切り、ドライバーが意図しないタイミングで車が動かされることを防ぐためです。
- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...