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「断られるケースも!?」年末年始のタイヤのパンク、スタックはどこに相談すべき?
目次
タイヤのトラブル、年末年始はどこに連絡すべき?
年末年始は、普段車を運転していないドライバーもハンドルを握ることが多くなります。交通量が増え事故のリスクが高まると同時に、乗り慣れてない車を運転していることで車のトラブルが絶えません。
この時期に多いのが、パンクやスタック等のトラブルです。トラブルが発生しても、どこに連絡すれば良いのかわからず、慌ててしまう人も少なくありません。
車を使う機会が多い年末年始に備えて、カートラブルへの対応策を、自動車整備工場と大手損害保険代理店を営む筆者が解説していきます。
スペアタイヤを積んでいない車は要注意!パンク修理はサービス対象外の場合も
損害保険会社では、自動車保険のサービスに付帯して、各種ロードサービスを提供しています。近年ではほとんどの自動車保険でロードサービスが自動付帯となっており、皆さんの契約する任意保険にもついているはずです。
しかし、筆者が以前取り合った案件では次のようなことがありました。
お客さまからタイヤがパンクをしたとの連絡を受けロードサービスが出動。本件は、車にスペアタイヤがなかったため、パンク修理が必要な案件でした。しかし、パンク修理はロードサービスでの対象外と言われてしまったそうです。
自動車保険では、タイヤのパンクによる出動やスペアタイヤの取り付けはロードサービスの対象となります。しかし、パンク修理は対象外となるケースが多いため、ご自身の契約する保険のロードサービスが、どこまで対応してくれるのかを確認しておきましょう。
また、保険会社のロードサービスは事故(路側帯にぶつけた、路肩に落とした等)の際には救助に来てくれるのですが、走行中の釘踏みなど、事故と認定されない場合では、レッカー出動を断られるケースもしばしばあります。この時、自身での修理・交換等が難しい場合には、すぐにJAFを呼びましょう。
万が一の時に、どこを頼ることができるのか、運転する前に知っておくことが、トラブル対処の第一歩です。
車が(何かと)ぶつかって壊れた(タイヤがパンクした)、他の車と接触して走行できなくなったという場合は、保険会社のロードサービスでも十分頼りになります。
しかし、走行中に事故ではないがトラブルが起きた、原因は不明だが、車が動かなくなったなどの、事故が起因でない場合のトラブル時には、JAFへ相談する方がいいでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...