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“サンキューハザード”は海外でも通じる?リアルな事情を海外在住中・在住経験者に聞いてみた
海外ではサンキューハザードより〇〇が一般的
今回いただいた回答を見るかぎり、海外(欧米諸国)では「ありがとう」の意味で手を上げるドライバーが多く、サンキューハザードは一般的ではないようです。
また、サンキューハザードが原因のトラブルについては、ドイツ以外ではあまり起きていない様子。ただし、突然のハザード点灯が交通を混乱させる可能性は否めません。
混乱やトラブルを招く可能性があるなら、海外でのサンキューハザードは控えたほうがよいと筆者は考えます。海外で運転する際は、なるべく現地のルールに従ったほうがよいでしょう。
サンキューハザードの起源はトラックドライバー?
本コラムの最後に、Q&Aサイトでいただいた、ちょっと興味深いお話を掲載しておきましょう。
アメリカ大陸横断を経験したTさんのお話
「1980年代にトレーラーでアメリカ大陸を横断したとき、現地のトラックがサンキューハザードをしていて驚きました。日本のトラック業界独自の習慣だと思っていたからです。
トラックは全長が12メートル以上あって追い越ししにくい。そこで、トラック同士が安全に追い越しできるように、ライトやハザードの点滅で合図しあう習慣がトラック業界にはあります。
このトラック業界の習慣が日本では一般車にも広がりました。アメリカでは一般車はサンキューハザードしません。国民性の違いでしょうかね」
「サンキューハザードはもともとトラックの習慣」という話は既存のネット情報でも目にします。アメリカにも同じ習慣があったのに一般化せず、日本でだけ一般ドライバーにも普及したという違いは面白いですね。
海外で車に乗る機会があるなら、その国独自の運転マナーや習慣がないかチェックしてみると楽しいかも。ただし、まず安全運転に集中することをお忘れなく。
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- 執筆者プロフィール
- 加藤 貴之
- 1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...