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10%以上も悪化…車の燃費に最適な設定温度はある?カーエアコンの上手な使い方は?

設定温度以外に工夫できることは?

さらに、厳密に計測したわけではないので断言できないとしつつも、次のように話してくれました。

「車内に冷気を送る役割を担っているコンプレッサーの稼働率を下げることで、燃費への影響を最小限に抑えられるかもしれません。

例えば、夏に車外の気温が高いときは、内気循環モードにすることで、冷房の効率を上げることができます。

ある程度、車内の温度が下がってきたら、エアコンの設定温度を少し上げたり、風量を弱めたりすることで多少なりとも効果があるかもしれません。

車外と車内の温度が高い状態から、いっきに車内の温度だけを下げようとすると、エアコンがフル稼働して、コンプレッサーに負荷がかかります。つまり消費電力が多くなってしまうのです。

車内が暑ければ、エアコンをフル稼働させることも必要ですが、できるだけその時間を短くすることで燃費への影響を抑えられるでしょう。

エアコンを付ける前に、車の窓を開けて時々換気をしたり、エコモード(車によって搭載されていないこともある)にしたりするなど、コンプレッサーに負荷をかけないこともポイントとなるでしょう。」

車内温度の上昇を抑える対策も必要

車内の温度上昇を抑えるために、エアコン以外の対策も講じる必要があります。

例えば、外出先ではできるだけ日陰に駐車したり、フロントガラスから直射日光が入ってくるのを防ぐサンシェードの使用なども効果的です。

©aapsky/stock.adobe.com

筆者も、炎天下で駐車した場合の車内の温度がどれくらいなのか計測したことがあります。

サンシェードがないときは62.3℃まで上昇していましたが、サンシェードでフロントガラスを覆うと40℃近くまで温度が下がっていました。40℃でも十分暑いですが、体感としてはかなり涼しく感じました。

夏のドライブにカーエアコンは必須ですが、ちょっとした工夫で燃費を抑えられる可能性もあります。ここで紹介したいくつかの対策を行って、快適な夏のドライブを楽しんでください。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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