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スマホながら運転で事故率が2倍に!?「ハンズフリー通話なら違反じゃないし」の油断が超危険なワケ

スマホながら運転で事故率が約2.4倍に!?

©Wellnhofer Designs/stock.adobe.com

クルマを運転しながらスマホを操作したり、電話で話したりする、「ながら運転」。道路交通法の取り締まり対象になる違反行為ですが、ついついやってしまっている人が多いのではないでしょうか。

筆者もドライブに行った時に、制限時速60km/hのバイパス道路で30km/hほどで走る車両に遭遇しました。追い越しをかける時に運転席を見てみると、なんとドライバーがスマホを操作していたためにスロー運転となっていたのです。

令和4年の携帯電話使用などにかかわる交通事故は、1,424件発生しています。そのうち、携帯電話の画像目的使用に起因する交通事故が700件と最も多く、次いでカーナビなどの注視が666件でした。ちなみに、携帯電話を使用した場合は、しなかった場合の約2.4倍も発生率が高くなることが分かりました。

「ながら運転は危険」と言われる根拠とは

©sorranop01/stock.adobe.com

ここで、ながら運転が危険である理由を考えてみましょう。時速60km/hで2秒間走った場合、ルマは約33.3mも進むといいます。

この2秒の間にスマートフォンを操作したり、別のことに気を取られて操作がおろそかになっていたら、どうでしょうか?

スマホやカーナビなど、目の前の画面に集中してしまうと、車外の上下左右に視線を配ることができなくなってしまうでしょう。

研究によれば、ドライバーが2秒以上のながら運転をした場合、危険を自覚する状態になりがちなことが分かりました。またJAFのテストによると、メール操作やスマホゲームをしたりした場合、発進の遅れや速度低下のみならず、横からの歩行者などの飛び出しに対して対応できないことが多いという結果が出ています。

執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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