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社内販売は納期待ちなんてカンケーない?ディーラーマンって最新車種は即納なの?
車に関連するお仕事でお客様にもっとも近い立場を担う、「ディーラー営業」。お客様に対して取り扱っている車の説明や販売、アフターサービスの窓口となり幅広く手助けしてくれます。
ディーラーでの営業を仕事としている人は、人気モデルや最新モデルを優先して手に入れることができそうな印象があります。
しかし実際にディーラーで働いている人より話を伺ったところ、そう簡単な話ではないようです。
他メーカー車種に乗っている営業スタッフもいるってホント?
そもそも、ディーラー営業スタッフは「”メーカー取り扱い車種”しか購入できない」というわけではないようです。「プライベートは他メーカー車種に乗っている」という人もいるとか。
ある欧州系メーカーの車を取り扱うディーラーの営業スタッフA氏は、次のように語ります。
「ディーラーで取り扱っている車種の購入は”強制”ではありません。スタッフの中には取り扱っていないメーカーの車種を購入してプライベートで使用していたり、通勤に使っていたりするケースもあります。」
この話には一瞬耳を疑いました。今まで、筆者もメーカー系列のディーラーで働くなら、当然取り扱い車種を自家用あるいは通勤目当てで購入しているものであると考えていたからです。
A氏は続けて次のように教えてくれました。
「”強制”や”縛り”がないので、どうしてもそのメーカーのディーラーで営業として成功したい、車を実際に使うことで良さを感じ取ってセールストークに役立てたい人が、取り扱い車種を買う方向に傾きがちだと思います。
実際、営業には熱心なものの車には詳しくないスタッフが、ずっと取り扱い車種の中から車選びをしていますから。
逆に、車は好きだけど他メーカーや他の系列ディーラーに好きなモデルが売っているからとの理由で、プライベートでは取り扱い車種でない車を所有しているスタッフもいます。
私は今勤めているディーラーで取り扱っているある車種が好きだったのもあるので、仕事兼プライベート使用で取り扱い車種を購入しています。
それぞれの営業さんで考え方が異なっているので、どれが一概に正しいという答えはないと考えています。」
勤めているディーラーで取り扱っている車種を格安で手に入れられるとの話も耳にしますが、一般客が購入するのと大差ない購入費となり、一括が難しければローン払いを組まされるそうです。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。