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お金持ちと未来のステータス「自動車電話」って知ってる?驚愕の料金と衰退理由
1979年、車内で電話できるしくみがあった!?
携帯電話、スマートフォンの普及により、出先で電話に出たり、電話をかけたりすることはもはや当たり前となりました。しかし携帯電話が普及する前に、「固定電話を車に積む」という方法で、ビジネスマンなどが出先で電話を利用していたのです。
その名も「自動車電話」という通話機器。1979年に日本電信電話公社(現NTT)が始めたサービスで、電話機と無線機がセットになったものを車の中に搭載していました。
サービスが始まってからは徐々に使えるエリアが拡大し、1983年には「中小都市用自動車電話方式」を導入。さらに翌年には、全国のサービスエリアで利用できる「全国サービス」を開始し、大幅に使用可能な地域を広げていきました。
その名も“自動車電話”!どんなものか知ってる?
自動車電話とはどのようなものだったのでしょうか?
携帯電話の歴史を紹介している博物館「NTTドコモ歴史展示スクエア」によると、サービス開始当時の無線機の大きさは約35(縦)×22.8(横)×8.8(高さ)cmで、重量が約7kg。
これほどまでに大きく重いのは、トランク内に固定されるものだったため。取り外したり、持ち運びしたりすることを想定したものではありませんから、車から離れて利用することはできません。あくまでも“車内で通話をおこなうためのアイテム”です。
自動車電話をよく知る友人を発見。さっそく“自動車電話の思い出”について話を聞かせてもらいました。
- 執筆者プロフィール
- 小高皐月
- 1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...