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雨の日をナメてしまった人たちの失敗…“ヒヤリハット体験”やまさかの事態に心臓ギュ!超危険な「溝なしタイヤで走ってみた!」も
完全に「とばっちり」なのに修理代は自腹……
雨の日に危険が増すのは、車の運転だけではありません。傘をさした歩行者や、不安定な自転車など、さまざまな交通主体が天候の影響を受けるため、ドライバーとしても周囲の動きに注意を払う必要があります。
「土砂降りの日、片側1車線の道路を走行していると、左側に傘をさしたまま走っている自転車がいました。雨の勢いでかなりフラついていて、一見するだけで危ない感じがしたので、かなり余裕をもって追い越したんですね。
でも、すぐ先の信号で停止することになり、そのときに左側を1メートルほど空けてしまったのが間違いでした。その自転車が傘をさしたまま通過しようとして、ちょうど排水溝かなにかに足をとられたのか、急に体勢を崩し、左前のフェンダーあたりに倒れ込んできたんです。
ドゴッという音がしましたが、自転車はすぐに起き上がって、私が車の外に出ようとした瞬間にはもう反対方向に逃走しはじめていました。その後警察にも通報しましたが、ドラレコが前にしかついておらず、また傘のせいで犯人の姿がほとんど見えず、今も見つかっていません。
フェンダーにはおそらく自転車のハンドルがめり込んだと思われるヘコミができて、修理に8万円ほどかかりました。車両保険を使った方が高くなる額だったので、自腹を切るほかなかったですね」(50代男性)
被害者の「泣き寝入り」が多いことで知られる当て逃げ事故ですが、このケースにおいても十分な証拠を押さえることができず、加害者の特定には至らなかったようです。
自身に過失のない事故に備えるには、360度にわたって映像を記録できるドライブレコーダーを設置したり、車両保険の無過失事故特約に加入したりといった対策が考えられます。
ただし、無過失事故特約は「自身の過失がゼロの事故であれば等級を落とさず車両保険を使える」というもので、車両保険に自動付帯している会社も増えていますが、これは「相手が特定されている場合」に適用されるため、残念ながら「当て逃げ」のケースでは基本的に利用できないといえます。
レンタカー店もつらいよ…運転に慣れてないお客さんの「そんなことある!?」エピソード
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...