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「クラクション鳴らすの大好き」なドライバーに遭遇…その“アタオカ”な無法者っぷりに呆れ
自動車に備えられるクラクションは、「警笛鳴らせ」の標識がある場所や、危険防止のためにやむを得ない状況を除き、むやみに鳴らしてはいけないものとされています。
しかしなかには、「相手を煽るため」「相手の間違いを自覚させるため」など誤った用途で鳴らしてしまっているドライバーもいるようです。
鳴らされる側としても、いきなり大音量を向けられては不愉快に感じるものでしょう。とくに「前が詰まっているのに鳴らされた」など、理不尽なクラクションには憤りを抱いてもおかしくはありません。
今回はドライバーの方々に、「ルールを守っているのにクラクションを鳴らされた経験」について話を聞きました。
いやいや、そこに歩行者いるじゃん!
クラクションを鳴らすドライバーの心理として、まず考えられるのは「前の車が進めるのに進まない」といった状況に対する苛立ちでしょう。しかし車の位置関係によっては、「前の車から見えている歩行者などが後続車には見えていない」という状況もあるため注意が必要です。
「横断歩道にさしかかるあたりで、電柱の影に歩行者を見つけたので停止しようとしたら、後ろから思い切りクラクションを鳴らされたことがあります。
歩行者は私が減速するのを見て歩き出そうとしていたのに、クラクションで硬直してしまい、後ろの車はその隙に反対車線にはみ出しながら私を抜いていきました。
歩行者が見えていなかったとしても、前の車が横断歩道で止まろうとしていたら、普通は歩行者の存在を予測しますよね。ほんとにどういう神経してるんだろうなって」(40代女性)
信号機のない横断歩道では、道路を横断しようとする歩行者がいる場合には停止し、また歩行者がいるか定かでない場合にも速度を落として徐行しなければいけません。
警察などによる啓発活動の効果もあり、こうした横断歩道をめぐるルールは年々認知が進んでいるものの、依然として「止まらないのが当たり前」といった動きをしている車は多く見られます。
クラクションを鳴らす以前に、交通ルールを理解したうえで、実際の状況をしっかりと確認してほしいところですね。
あおり運転をするドライバーは「自分より弱い人間しか狙わない」?
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...