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「“車好き”同士うまくやってよ」そのまとめ方で大失敗?白と同じで1つじゃないねん
この記事を読んだあなたもきっと“車好き”
“車好き”というステータスを持つ人に対して、多くの人は「運転がうまい」「車に詳しい」「自分で整備できる」といった印象を持つことがよくありますが、もちろんすべてに当てはまる人もいますが、全員が全員そうであるとは限りません。
野球などのスポーツのファンには、贔屓のチームの試合を毎回熱心に観戦するのが好きという“野球好き”もいれば、試合を観るよりも自分で実際に体を動かしたいいう“野球好き”もいます。もちろん、両方好きという人もいますね。
車と同じ乗り物というジャンルの中では、たとえば鉄道も乗って旅をしたり車内の設備を楽しむのが好きな“乗り鉄”や、外から鉄道の写真を撮るのが好きな“撮り鉄”なども有名。もっと言えば、こうしたさまざまな“◯◯好き”と呼ばれる人たちの中でも、さらに細分化することがほとんどです。
“車好き”もその例に漏れず、どんな車であっても運転をすることそのものが好きな人や、気に入った車をコレクションすることが好きな人、車を自分好みにカスタムすることが好きな人などさまざまな“好きのかたち”があります。
しかし、それを考慮せずに「“車好き”だから話もあうだろう」という考えで、仕事などチームの人選を決めてしまうと、思わぬミスマッチを生むことになってしまう場合もあります。
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“車好き”と言ってもいろいろな“好きのかたち”がある
それでは、実際に“車好き”としてひとまとめにされてしまいがちな、さまざまな“車好き”をタイプ別に見てみましょう。
車(の運転が)好き
車のタイプやモデルにこだわりはなく、運転そのものが好き。思い描いたとおりに運転する気持ちよさを楽しんだり、カーシェアなどでさまざまな車に乗って車の違いを楽しんだり、サーキット等で自分の運転技術の限界に挑戦したりと、運転の楽しみ方も人それぞれ。
車(を持つことが)好き
車を道具ではなく大切なコレクションとして扱うことが好き。資産価値が高い車を集めることが好きな人もいれば、資産価値は低くとももう手に入らない希少車を集めるマニアな人もいます。車にダメージが入らないよう、運転せずに保管するという人も珍しくありません。
車(をいじることが)好き
車を自分の好みにあうようカスタマイズしたり、たいていの故障やトラブルは自分の手で解決したいという人がこのタイプです。その車に関しては整備士顔負けの知識と経験をもっているという人が自分で整備やカスタムをする場合もあれば、カスタムの方向性だけ決めてあとはプロに任せるという人もいます。
車(で出かけることが)好き
電車や飛行機とは違う、車というプライベートな空間での移動が好きな人です。車の中で周りを気にせずにワイワイできたり、流れていく景色を眺めたりといったことを楽しみ、移動そのものも観光として捉えています。運転そのものは好きではないという人も中にはいるため、運転が好きな人と一緒に出かけると互いに楽しめるかもしれません。
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タイプ別の“車好き”とよくある誤解
以上、おおまかに4つのタイプにわけましたが、あくまでも目安ですのでこのタイプ分けでさえ十分に的確であるとは言えません。前述したとおり、各タイプの中からもさらに細分化していることは珍しくありませんし、複数のタイプを持っている場合もあります。
しかし、もし何かをプロジェクトをはじめるにあたり“車好き”を集めようとするのなら、まずはその集めようとしている人たちがそれぞれどのタイプの“車好き”なのかを知っておくのは、そのプロジェクトを進めるうえで重要になることがあります。
実際にプロジェクトが動き出したあとに「車好きだと思ったのに、あまり熱量を持ってくれないな…」と感じることがあったら、その人が車に対してどのような“好き”を持っているのか目を向けてみると、改善策が見つかるかもしれません。
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...