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「90年代スポーツカーに乗りたい」軽い気持ちで買ったら超後悔?覚悟しておかなきゃいけない現実…「憧れだけで終わらせる」ことも重要?

補修部品は「ない」or「高い」?維持には愛が試される

@Aleksandr Lesik/stock.adobe.com

走行性能に過度な期待をすると期待外れになる場合もあるという話に付け加えると、全開走行などは車への負荷が大きくなり、部品の消耗・劣化も早くなります。修復が難しいダメージが蓄積してしまったり、交換しようにも部品の製造が打ち切りになっているということもあるため、愛車と長く付き合いたいのであれば、車に無理をさせるような走り方はしないほうが懸命です。

また、そういった走行をしないにしても、ゴムやプラスチックなどでできた部品は経年劣化によりいずれは交換が必要になります。交換しなくても走行に支障がないという部品もありますが、走れはしても車検で不適合となる場合がある部品もあり、思わぬパーツが原因で公道での使用ができなくなったという例は、古い車では少なくありません。

各メーカーは、ある程度の年数はその車を補修するための部品を供給していますが、保管できるスペースには限りがありますので、古いモデルの部品は、需要が少ない部品から順に供給が打ち切られていきます。少なくとも25年以上前となる90年代の車の場合はその部品の供給がすでに終了となっていることは珍しくなく、その場合は中古部品や同一部品を使うモデルから流用するなどの対応が必要です。

在庫があったり、一部のモデルでは復刻部品として新たに販売されたりする場合もありますが、いずれも割高。そして次から次へと部品の交換をはじめとした修理が発生していくため、90年代のスポーツカーに限らず、古い車を維持することはお金も時間もかかります。このように、憧れる人が多い90年代スポーツカーは、実際に所有するのにさまざまな苦労が伴うことになります。

肥大化する車、車幅感覚は大丈夫?

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MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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