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ゲリラ豪雨に台風…夏の災害に備えて!運転中に道路が冠水「普通にドア開けて脱出できる」思い込みで命の危機!?


ハンマーで割れない時は?最終手段と通報の重要性

©andrewbalcombe/stock.adobe.com

もし脱出用ハンマーを使ってもガラスが割れない場合はどうすれば良いのでしょうか。警視庁交通相談コーナーの担当者は、以下の対処法を勧めています。

「車種によっては、脱出用ハンマーを使ってもフロントガラスだけでなく、サイドウィンドウやリアウィンドウも割れないことがあります。

力ずくで叩くと、ガラスの破片が飛散してケガをするおそれもあります。そのため、万が一水没してしまった場合は、すぐに110番通報して、救助を要請してください。警察や救助隊が到着するまでに、可能な限り脱出を試みてください。

車内に防災用救助笛など大きな音が出るものを準備しておき、助けを求めるのも効果的です。」

水没した車からの脱出は非常に難しい状況であることを認識し、複数の選択肢を想定しておくことが大切です。

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命を守るための「早めの判断」と「備え」

水没した際の対処について、多くの専門家が口を揃えて、「水没した車から脱出するのはかなり難しい」と警鐘を鳴らします。自動車整備業者の担当者は、さらに次のようにアドバイスしています。

「脱出用ハンマーでガラスを割るのは最終手段とも思えますが、判断が遅れてしまっては命に関わります。自力でドアを開けられなくなったら、110番通報をして、すぐにガラスを割ることを試みてください。近くにいる人に助けを求めたりして、可能な限り冷静に対処することが大切です。」

突然のゲリラ豪雨などの気象災害は、いつどこで発生するか予測できません。そのためにも、日頃から緊急災害用の装備品を車内に準備しておくことが不可欠です。

特に、脱出用ハンマーや防災用救助笛などの防災グッズは、助手席前方にあるグローブボックスの中など、すぐに取り出せる場所に保管しておくようにしましょう。


運転中に車が冠水・水没する事態は、誰にでも起こり得る災害です。万が一の事態に備え、以下のポイントを日頃から意識しておきましょう。

  • 脱出用ハンマーを常備する: 運転席から手の届く場所に保管し、万が一の際にすぐに使えるようにする。
  • 脱出経路をシミュレーションする: サイドウィンドウを割る練習や、いざという時の動きをイメージしておく。
  • 防災グッズを準備する: 救助笛など、助けを呼ぶためのアイテムも合わせて準備しておく。
  • 冷静な判断を心がける: パニックにならず、状況を正確に判断し、迅速に行動する。
  • 迷わず通報する: 危険を感じたらすぐに110番通報し、救助を要請する。

これらの備えと行動が、あなたの命を守る重要なカギとなります。

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