更新
家庭用小型除雪機のおすすめ売れ筋&人気メーカーTOP11!価格と選び方も
除雪機の選び方
積雪の多い地域では、毎年の除雪が悩みの種。とくに土地面積が広い場合は、人の手だけでは大変です。
そこで目をつけたいのが家庭用の機械除雪機です。湿った重い雪でも、固まった雪でも、機械の力を借りることで時間と労力を浪費することなく除雪がおこなえます。
家庭用除雪機を選ぶうえで、考慮したいポイントを解説します。
除雪方式で選ぶ
除雪機の除雪方式は、「ブレード型」と「オーガ・ブロア型」の2種類に分けられ、それぞれに適した用途があります。
ブレード型
「ブレード型」とは、雪を押して除雪するタイプの除雪機で、スノーダンプに動力源をつけたような簡易的な除雪機。比較的積雪の少ない場合や、特定の雪捨場がある場合に重宝する除雪機です。小型で扱いやすいのも特徴です。「ドーザー型」とも呼ばれます。
オーガ・ブロア型
「オーガ・ブロア型」とは、雪を上方から飛ばすタイプの除雪機で、前方についた「オーガ」と呼ばれる複数の回転刃で雪を砕きながら、強力な「送風ブロア」で砕いた雪を遠方に飛ばす方式を指します。「ロータリー式」とも呼ばれます。
雪深い場所や、重い雪、硬く締まった雪、凍った雪にも使える重除雪機といえるでしょう。大きく重いため、取り回しや保管場所の確保にはやや不便ですが、圧倒的な除雪能力が魅力です。
除雪する高さ、積雪量で選ぶ
「ブレード型」「オーガ・ブロア型」ともに除雪できる高さや上限には限界があります。
「ブレード型」がもっとも効率的に除雪できるのは、およそブレードの半分ほどの高さです。ブレード高を完全に超えるような積雪には対応できません。
「オーガ・ブロア型」はオーガを囲むハウジングの高さが上限となります。家庭向けの製品では、およそ50cm前後が多数を占めます。
積雪の少ない場合は「ブレード型」、積雪が多い場合は「オーガ・ブロア型」が向いているといえるでしょう。
雪質で選ぶ
やわらかい雪ならば、「ブレード型」「オーガ・ブロア型」どちらも対応できますが、固まった雪や凍った雪の場合、「ブレード型」では押し切ることができず対応できません。
また湿った雪の場合は、「オーガ・ブロア型」ではうまく雪を飛ばすことができないため、「ブレード型」のほうが作業効率がよくなります。
なお、「オーガ・ブロア型」にブレード・アタッチメントをつけられる除雪機も存在します。
除雪幅で選ぶ
広い面積を除雪しなければならない場合、除雪幅は作業効率に大きく関わる重要なポイントです。
基本的に大きな除雪機ほど、幅広い除雪幅を持ちますが、その分狭い場所では扱えなくなるので、使用環境に適した幅の除雪機を選びたいところです。
電動式・エンジン式・ハイブリッド式で選ぶ
除雪機の動力源は、中型以上の除雪機はエンジン、超小型除雪機は電気モーターが採用される傾向にあります。
モーター式は移動音が静かなのがメリット。早朝や深夜の住宅密集地でも近所迷惑にならないのは大きな利点です。動作時間はどのメーカーもおよそ1時間ほどを想定しています。しかし、パワーが小さいため、「オーガ・ブロア型」には採用されません。
エンジン式は、排気量に応じた高出力が得られます。重量があるため、雪に乗り上げづらく、深めの雪でもどんどん除雪がはかどります。
ホンダでは、移動に静かなモーターを使い、パワーが必要なオーガの動作にはエンジン動力を使った、ハイブリッド式除雪機のラインナップを増やしています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...