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ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換時期や工賃は?自分でできる点検方法も

ブレーキフルード(ブレーキオイル)とは?

©BLKstudio/stock.adobe.com

ブレーキフルード(ブレーキオイル)とは、ブレーキを作動させるオイルです。ブレーキフルードがなければ、ブレーキは使えません。

ブレーキフルードの役割は、ブレーキ装置を動かすことです。ブレーキペダルを踏むことで、キャリパーやドラム内のピストンを押します。

そして、各ピストンがブレーキパッドやライニングを動かすことで、ブレーキをかけることができるのです。ブレーキフルードは、「止まる」操作をするために必要不可欠なものといえます。

ブレーキフルードは交換が必要

ブレーキフルードは定期的に交換する必要があります。長く使い続けると、酸素や熱によって劣化します。

ブレーキフルードが劣化すると変色し、茶色や灰色などに変わります。オイルが劣化すると、交換しない限り元の性能には戻りません。

また、ブレーキが故障すると事故につながり危険です。そのためブレーキフルードは必ず定期的に交換しましょう。

ブレーキフルードを交換しないとどうなる?

ブレーキフルードを交換しないと、劣化したブレーキフルードによってゴムパーツを傷めたり、ブレーキ性能が下がったりして事故を起こす可能性が高くなります。

ゴムが傷み、オイルが漏れるとブレーキがきかなくなります。

また、ブレーキフルード自体も劣化が進みます。劣化すると当然、新品のオイル性能を保つことはできません。

劣化によりブレーキフルードの沸点が下がると、走行中にブレーキフルードのなかに泡ができます。すると、ブレーキフルードの油圧がピストンに伝わりづらくなり、ブレーキがききづらくなったりきかなくなってしまうことも。

この症状をペーパーロック現象といいます。ブレーキフルードが大量に漏れてしまうと、ブレーキ操作ができなくなるのは時間の問題です。走行中にこのような状態になることを想像すると、安心して車に乗れませんよね。

そのため、ブレーキフルードは定期的に交換が必要なのです。

執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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