MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > 車を楽しむ > アウトドア > 車中泊 > 普段使ってる家電も使えるの?【長期車中泊】気になるキャンピングカーの電気事情を紹介!
車中泊

更新

普段使ってる家電も使えるの?【長期車中泊】気になるキャンピングカーの電気事情を紹介!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


長期キャンピングカー車中泊旅の電気事情

キャンピングカーの仕組みってどうなっているのか分からず、難しそうって思う方も多いのではないでしょうか?

特に、生活には欠かせい冷蔵庫や普段使用している家電製品も使えるのかと、疑問を持つ人もいるかと思います。

今回はキャンピングカーで旅を開始して6カ月目になる私たち夫婦のキャンピングカー電気事情!

実際使っている家電製品、節電のために心がけていることなどを紹介します。

キャンピングカーに興味ある方やこれから始めてみたい方にも参考になるかと思います。

キャンピングカーでヨーロッパ周遊中夫婦の紹介

私たち夫婦は現在キャンピングカーに暮らし、リモートワークで仕事をしながら、ヨーロッパを周遊中です。

2022年10月に日本を旅立ち、念願のキャンピングカー生活を実現するためにヨーロッパに到着しました。

まずはイタリアにて家となるキャンピンクガー探しを開始し、数ある中から選んだのが中古のイタリア産Roller Team(ローラーチーム)のFIAT DucatoのGranduca 255モデルです。

車の大きさは、長さ6,700mm、幅2,200mm、高さ2,700mm。

日本では大型車に入りますが、ヨーロッパではこのくらいのサイズが主流です。

車内は広々としていて、キッチン、バストイレ、ベットの万全装備で、2人で暮らすには十分なスペースと快適さ!

2023年1月にイタリアのミラノから旅を開始し6カ月が経ちましたが、ゆっくりと南イタリアに向かって旅を続けています。

私達は時間にとらわれず、そしてベタな観光地ではなく、あまり知られていない土地や田舎町などを訪れ、自由にゆっくりとヨーロッパを見て回る予定です。

車中泊生活には必須な電力

車中泊はどこでも自由に移動でき、好きな場所で宿泊出来るのが大きな魅力です。

ですが、快適な車中泊生活を送るには電気は必須です。

キャンピングカーにはサブバッテリーが備え付けられているので、車内で電化製品を使用できるのが大きな強みです。

照明だけでなくスマホの充電や調理などで家電製品を使ったりと、車内では特に使う設備のひとつになります。

最近ではコロナの影響もあり、車中泊しながらパソコンでリモートワークなどの仕事スタイルも増加中です。

その場合はさらに電力確保に力を入れなければなりません。

実際のキャンピングカーの電気設備とは?

キャンピングカーは主に「サブバッテリーとインバーター」もしくは「外部AC電源」に繋げて電気を確保します。

サブバッテリー

キャンピングカーには車のバッテリーとは別に、「サブバッテリー」が搭載されています。

簡単に説明すると、電気をサブバッテリーに溜めて、溜めた電気を使うシステムです。

車のエンジンを止めた状態でもサブバッテリーを使用して、住居スペースの電気が使えます

サブバッテリーの容量を使い切ってしまっても、車のメインバッテリーとは別なのでエンジンに支障はありません。

基本的に3つの方法から充電できます。

1.走行充電:車を走らせることで発電し、メインバッテリーとサブバッテリーの両方を充電します。

走行時間で充電量が変わるので、1時間以内の移動の場合はあまり充電されないのが現状です。

2.ソーラーパネル:キャンピングカーの屋根にソーラーパネルを設置して、走行中も、停車中も常に太陽の光で充電します。

再生可能エネルギーで自然や環境に優しく、バッテリーを最も長持ちさせる充電方法です。

天気や日照時間に左右され、曇りや雨の日、または日陰だと充電され無いのが欠点です。

3.外部電源:キャンピングカーには外部電源があり、キャンプ場やRVパークのコンセントに接続することで充電できます。

フル充電に半日〜1日程かかります。

インバーター

サブバッテリーの電気は12Vなので、そのままでは家電製品が使えません。

そこで12Vを100V(ヨーロッパの場合は220V)に変換する「インバーター」という機械を使います。

そうすることで自宅でも使っている家電製品がキャンピングカー内でも使えるようになります

インバーターによって出力数が変わってくるので、使用する家電の消費電力に注意しなければなりません。

私達は700Wのインバーターを使用していますが、パソコン、スマホ、カメラなどの充電には充分です。

ただし電気ポットや炊飯器、電子レンジなどの消費電力が大きい家電製品を使う場合は1500W〜2000W程のインバーターが必要になってきます。

サブバッテリーはどのくらい持つの?

サブバッテリーの持ちはバッテリーの容量や使用量などで変わってきます

私達の場合は90Aのサブバッテリー2つと700Wのインバーター、そしてソーラパネルが1枚あります。

普通に生活すると、ソーラーパネルで常に充電しているので、天気にもよりますが約1週間は不自由なく旅ができるかと思います。

しかし、私達はパソコンで仕事しながらの旅なので、どうしてもたくさんの電力を使用します。

天気が悪くソーラーパネルから充電が出来ない場合だと、サブバッテリーは3日が限界です。

なので、3日に1度は外部電源に繋げられるRVパークなどへ行き、充電するようにしています。

外部AC電源に繋いで家同然に家電が使用可能に!

サブバッテリー使用時は消費電力に限りがあるため、ドライヤーなどは使えません。

ですが、RVパークなどにある外部AC電源に繋げれば、普段家庭で使っている消費電力の高い電化製品でも使うことができます

繋げ方は専用電源コードで繋げるだけ!

簡単に電気が使用可能になります。

施設によっては外部電源コンセントの使用料などがかかったりしますが、時々コンセントに繋げてサブバッテリーを充電させてあげる事でバッテリーの長持ちにも繋がります。

キャンピングカーでは何に電気使ってる?

実際にキャンピングカー内で使われる電気は、「こんなものまで?」と驚く物もあります。

まずは、基本の電球です。

車内の灯りは全てサブバッテリーの電気を使用しています。

日本などでは、冷蔵庫を冷やすのにサブバッテリーを使う車もありますが、ヨーロッパのキャンピングカーは基本ガスを使います。

なので、私たちの場合は冷蔵庫に電気を使いません。

結構知られていないのが、「トイレの流し」と「水道ポンプ」です。

キャンピングカーの水道は給水タンクから水道ポンプを使って汲み上げます。

水道ポンプは電気で動くので、水を使う場合も電気は必要です。

そして、カセットトイレも水を流す時に水道のポンプを使うので、そのためにも電気は必須

キャンピングカーでは色んな場面で電気が必要です。

キャンピングカーで実際に使っている家電は?

私たちが実際にキャンピングカーで使っている家電製品をいくつか紹介します。

電力が高すぎる物は使えないので、しっかりとワット数を確認するのが大事です。

小型掃除機(USB、12V充電可能)

コードレスで充電式なのでとても便利です。

2日に一度は使って2週間ぐらい使えます。

キャンピングカー内って常に移動するので結構ホコリがたまったりするので必需品です。

小型の上12VのUSB充電可能なのでインバーターに繋げなくても充電が出来てとても便利。

小型扇風機(USB、12V充電可能)

エアコンは大きな電力を消費してしまうのでなるべく扇風機を使っています。

小型ですが風も強く、USB充電できるのがプラスポイント。

小型ファンヒーター

小型なのにすぐ暖まってくれますが、消費電力が1,150Wと高めなので外部電源につながっている時だけ使用しています。

ドライヤー、ヘアアイロン

女性が気になるドライヤーやヘアアイロンも使えるのか?

もちろん、使えますがドライヤーは消費電力が1,500Wと高いので外部電源に繋いでいる時のみ。

ヘアアイロンもインバーターの出力数より低いので試してみましたが、電源を入れた瞬間に大きな電流が流れる初期突入電流が起き、使えることは使えるがインバーターにはあまり良くないので、ヘアアイロンも外部電源に繋いでいる時のみの使用にしています。

(最近では消費電力の低いUSB充電のヘアアイロンなどもあるので、そちらも車中泊にピッタリかもしれないです)

パソコン、カメラ類

上記以外でも仕事で使うパソコンやスマホ、カメラなども毎日のようにキャンピングカー内の電気で充電しています。

バッテリーエネルギー節約のために私達がしていること

キャンピングカーでも家電を使うとどうしてもバッテリーが消費されます。

そこで私たちがバッテリー節電のために心掛けている事を紹介します。

12V、USB充電の家電を使う

最近は掃除機やミニ扇風機など様々なUSB充電可能な家電が発売されています。

消費電力が少ないものが多いで車中泊生活には重宝しています。

また、コードレスで充電式なので外部AC電源に繋げている間に充電するようにしています。

電子レンジ、電気ポットなどの利用は避ける

消費電力の大きい家電は使わないようにしています。

最初は無いと不便に感じるかもしれませんが、なくても案外余裕です。

食べ物やお湯を温めたい時は、ガスコンロを使用したりと、工夫しています。

予備のモバイルバッテリー

いざという時にためにもモバイルバッテリーは常に満タンの状態にしてあります。

サブバッテリーを使わなくても、モバイルバッテリーでスマホ、カメラ、タブレットなど多くの電化製品を充電できます。

車中泊生活には電気は必要不可欠!

私たちのキャンピングカーでの電気事情を紹介しました。

改めて本当に電気は生活に必要不可欠だなと感じました。

自宅では何も考えず、コンセントに繋げれば使える家電製品でしたが、車中泊では一つひとつ消費電力や使用時間なども頭に入れながら使わなければなりません。

電気は必需であるからこそ、家、車関係なく大事に使うよう心がけましょう。

ライター:Luana

オリジナルサイトで読む

キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!

執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード