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災害が起きても焦らない!車中泊が防災に役立つ理由や注意点とは?
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
日本は地震や水害などの自然災害の多い国とも言われています!
観測史上最大規模の災害が今後起こる可能性もゼロではありません。
そんな中、車中泊が防災の観点からも注目を浴びているのをご存じでしょうか?
そこで今回は車中泊が防災にも役立つ理由や知っておくべき注意点について紹介していきます。
本記事を最後まで読めば災害が起きたときにどうして車中泊は役立つのか、その理由をしっかりと理解することができるでしょう。
実際に車中泊中に震度4の地震を経験したことがある筆者が気づいたポイントも解説していくので是非最後まで確認しておきましょう。
災害時によくある心配ごとと言えば?
災害が起きたときに車中泊はなぜ役立つのかという理由を解説する前に、災害が起きたときによくある心配や不安ごとについてサクッと紹介しておきます。
ここを理解しておくことで次に解説する「災害時に車中泊が役立つ理由」をより具体的に理解できるようになります。
災害時によくある心配事や不安なことは?
・災害による不安や恐怖
・正しい情報の不足
・貴重品などの紛失
それぞれ実体験も交えながら紹介していきますね。
災害による不安や恐怖
災害が起きてしまうと、どうしても不安になりますよね。
家族の方と連絡が取れないことや、今いる場所の安全性など不安が常に付きまといます。
実際に車中泊をしている最中に地震に遭遇したときには本当に焦りました。
最初の揺れが余震だとしたらこのあと本震が来るのではないか。
場所的に津波や土砂崩れは心配のない地域でしたが、それでも万が一に備えてすぐに移動できるように備えました。
このように普段地震に比較的慣れている私たち日本人でも災害による不安は大きくなりがちです。
正しい情報の不足
災害が起きると正しい情報を得るのが難しくなります。
インターネットの情報だけでは知りたい情報が得られない場合もあり得ます。
今、実際には何が起きているのか、正しい情報を得られないことも災害による大きな不安のひとつとも言えます。
また、車中泊をしている場所によってはそもそもインターネットの環境がない・弱い場所も考えられます。
災害が起きたときに情報を得る手段が得られないということの不安は大きいでしょう。
実際に車中泊をする場所はインターネットに接続可能な環境かどうかはとても大切なポイントになります。
しっかりと正しい情報を得られる場所で車中泊をするようにしましょうね。
貴重品などの紛失
災害が起きるといろんなことを考えなければいけないため、注意力も散漫になってしまいます。
そのため、いつもなら忘れない貴重品などの紛失も起きてきます。
車中泊であればしっかりと貴重品を管理する場所を決めて家族でも共有しておくといいでしょう。
万が一、車を置いて避難することを考えると貴重品をサッと持って逃げられるように準備しておくことが大切です。
車中泊中に地震に合ったときに貴重品の管理が不十分だったため、「スマホがない」「財布はどこ」と貴重品をまとめるだけでも時間がかかってしまいました。
そうならないためにも普段から貴重品はまとめておく習慣も重要ですね。
災害が起きたときにどういった心配事や不安なことが多いのか解説してきました。
次の章では実際に車中泊ならその不安がどのように解消されるのか、車中泊が防災に役立つ理由を具体的に5つご紹介していきます。
車中泊が防災に役立つ5つの理由
実際に車中泊がなぜ防災に役立つのか。
その理由を5つ紹介していきます。
・災害が起きてもスムーズに避難できる
・快適さを確保できる
・防寒・保温の効果が得られる
・食料・水の備蓄が可能
・プライバシーを守れる
それぞれ具体的に解説していきます。
災害が起きてもスムーズに避難できる
まず一つ目に、車中泊が防災に役立つ理由として災害が起きても車でそのまま避難が可能な点です。
避難した先でも車中泊仕様の車であれば睡眠をとることもできます。
避難するための移動で疲れた身体をホッと休ませられるといったメリットもあります。
わたし自身、車中泊中に地震にあった時でもすぐに車を移動させられるように備えられたので「いざとなったら車ごと逃げる」という意識で少し災害の不安も軽減できたのを覚えています。
車中泊では必要なものを積んですぐに避難ができるという安心感も大きいですね。
快適さを確保できる
災害などの影響で避難を余儀なくされる状況も考えられます。
そんな時でも車中泊仕様の車での避難であれば睡眠時や着替えなどで快適さを確保することができます。
災害による避難所での生活にストレスがたまるという話をきいたことはありませんか?
車中泊仕様車であれば、慣れない環境でもしっかりとした睡眠や生活の質を維持することも可能です。
防寒・保温効果が得られる
車体の壁や屋根によって最低限の防寒・保温性が保たれます。
もちろん暑さや寒さのなどの環境にもよりますが、服装や家電製品の使用などで快適に過ごせる温度になります。
災害時に風や雨をしのげるのはとても大きなメリットと言えるでしょう。
食料・水の備蓄が可能
車内であれば食料や水などの保管も可能です。
実際にわたしが防災用の食品として保管しているものをいくつか紹介しておきます。
下記で紹介するものは車中泊でもいつも利用している食品です。
常温で長期保管が可能で、お湯さえ用意できれば温かい食事をとることもできます。
車内もしくは家にストックしておくのをおすすめします。
実際に保存食としてストックしているのは下記の3種類
・アルファ米
熱湯を入れて10分ほどでアツアツのご飯が出来上がります。
防災だけでなく、普段の車中泊でもよく利用しています。
・水
災害時は水の確保が難しくなると言われています。
車内に長期保管の水を入れておいても安心ですね。
わたしも常に家に5年もつ水を2Lを12本保管しています。
・ドライの味噌汁
ドライの味噌汁であれば長期保管が可能で調理もお湯だけなので手間がいりません。
スーパーやドラッグストアにも販売しているので手軽に購入できるのが嬉しいポイントですね。
プライバシーを守れる
車中泊はカーテンやサンシェードなどで外からの視線をブロックすることが可能です。
車内での行動や動きが外からも見えると防犯上の観点からも良くありません。
災害時に車内で生活をすることを考えるとプライバシーはしっかりと守りたい重要な項目と言えます。
車中泊をする際の注意点
最後に災害が起きたときに車中泊をする際に注意しておかなければいけないポイントについて解説していきます。
災害時の車中泊の4つの注意点はこちら。
・安全な場所を選ぶこと
・長距離走れる分のガソリンは入れておく
・常温保存できる食材を保管しておく
・電波が入る場所で寝泊まりする
安全な場所を選ぶこと
車中泊において、場所選びはとても大切です。
たとえば地震などの震災が起きた場合は津波や土砂災害などの二次災害が考えられます。
二次災害の被害にあわないためにも安全な場所を選んで車中泊するようにしましょう。
高台や万が一の場合に避難できる高い建物が近隣にある場所にする。
もしくは車中泊をする場所に到着してから避難場所の確認を徹底しておくなど、防災の意識を高めておきましょう。
長距離走れる分のガソリンは入れておく
災害が起きるとガソリンスタンドなどの生活にかかわる施設の営業も困難になってしまう場合も考えられます。
実際に東日本大震災の時にはガソリンスタンドに並ぶ長蛇の列がニュースでも取り上げられていたのをよく覚えています。
車中泊をする場所を変えて過ごすことも考えられるため、ガソリンは常に注意して確認しておく癖をつけるようにしましょう。
常温保存のできる食材を用意しておく
冷蔵の必要な食品の場合傷んでしまうことも考えられます。
必ず常温で保存のできる食材も用意しておくようにしましょう。
電波が入る場所で寝泊まりする
災害が起きたときに情報を得るために必要なネット環境。
ネット環境が全くない場所だと正しい情報を受け取ることもできません。
誰かに連絡を取りたくても取れない状況も考えられます。
車中泊する場所でもスマホが通じるか到着したら確認するようにしておきましょう。
〈まとめ〉
車中泊が防災にも役に立つ理由を紹介してきました。
日本は自然災害の多い国です。
災害が起きたときにパニックにならないように日ごろから防災の意識を持つことも大切ですね。
車中泊に慣れておくことで大規模な災害が起きても普段のように落ち着いて行動できるはずです。
ぜひ車中泊×防災に役立たせてください。
ライター:さん子
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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