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道路上の《見えない物体》と接触事故を起こしたタクシードライバー…その真相とは

警察を呼んでわかった意外な犯人

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「幸い車体には大きな傷もなく、走行には問題がなかったのですが、接触事故であることには変わりないと考えて警察を呼ぶことにしました。

お客様を待たせるわけにもいかないので、代用車を手配してもらって私は現場で警察の対応をしていたのですが、交差点付近に10代後半から20代くらいの少年が立っていることに気づきました。

夜間になにもない交差点で立っているのは不自然だと思い、声をかけてみたところ、案の定、ヘルメットの持ち主でした。

警察が来るほどの事態になるとは思っていなかったらしく、とても動揺していたように思います。

大きな被害がなかったことで被害届を出すこともなく、その場を解散する運びとなりましたが、もし、客が怪我をした場合、最悪運転手の責任になることも考えられます。

そうなるとタクシードライバーは仕事を失う可能性もあるので絶対に許せませんね」

怪我人もおらず少年も反省していたとのことでしたが、一歩間違えれば大きな事故に繋がっていたかもしれません。今後同じような事件が起きないことを祈るばかりです。

ただのイタズラでも「往来妨害罪」として摘発はできたのか?

©dusanpetkovic1/stock.adobe.com

重大な被害には繋がりませんでしたが、今回のようなケースは、路上の損壊や閉塞によって往来を妨害する行為として「往来妨害罪」に該当する可能性があるようです。

また、道路を部分的に遮断したにすぎない場合でも、「安全に通行することが困難である状態」が「閉塞」に当たるとして、「往来妨害罪」が成立することもあるよう。

今回のイタズラは、ヘルメットを置くことで車の通行を妨害していました。夜間でのイタズラだったためヘルメットを発見できずに通過してしまいましたが、事前に発見すれば高い確率で車を停車せざるを得なかったはず。そういった事情が考慮されれば「閉塞」として「往来妨害罪」が成立した可能性はあると思われます。

軽い気持ちのイタズラだったとしても、被害者がでた場合は犯罪。交通安全の妨げになる行為は控えてもらいたいものですね。

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執筆者プロフィール
小高皐月
小高皐月
1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...

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