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これって故障?洗車してないのにヘッドライトの中が濡れてる!放置すると危険かも

ヘッドライトの内側が濡れてる!これって大丈夫?

©️pridannikov/stock.adobe.com

晴天のドライブ日和、なぜか愛車のヘッドライトの中に水滴がついていたことはありませんか。

雨は降っていないし、洗車もしていない、水が入り込む理由が無い状況で、ヘッドライトの内部が濡れているのは、少し変に見えるかもしれません。

実は、ヘッドライトユニット内部の曇りや数滴の結露は、HIDやハロゲンランプのように、熱を多く発生するバルブで良く起こる事例です。

ヘッドライト内部に結露が発生する理由

車のライト
©AvokadoStudio/stock.adobe.com

ヘッドライトは、外気温とヘッドライト内部の温度差で結露が発生することが多くあります。

外気温が低い状態でライトを点灯し長時間走行した場合、ライトユニット内の空気が暖められ、温度の上昇とともに空気が含む水分量が多くなります。

この状態で、エンジンを切り、ライトを消灯すると、ライトユニットが外気で冷やされ、ユニット内部の空気の温度も下がっていきます。すると、温度の下降とともに、空気の中に含むことのできる水蒸気量が下がっていき、空気がため込めなくなった水蒸気が水として現れるのです。

また、ヘッドライトバルブの根元にあるパッキンの劣化によっても同様の事象が発生することがあります。

通常はパッキンが正常に働くことで、ライトユニットの中に外気が入りにくくなっているのですが、パッキンの劣化で隙間が発生し、通常よりも多く湿度の高い空気が入り込むと、ライトの内側で水滴を発生させるのです。

ライトユニットも結露が発生することを前提に製造されており、予防するための通気口が用意されていますが、気候や気温によってはどうしても結露が発生してしまいます。

執筆者プロフィール
Red29
Red29
1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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