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キャンピングカーをレンタルしたい!普通免許で乗れる?初めてでも運転できる?
今ではキャンピングカーのレンタルも手軽にできるようになりました。しかし、普通車よりも大きいし、普通免許しか持っていない自分でも運転できるのだろうか?といった不安を抱えている人も多いことでしょう。
キャンピングカーの運転は、どんなことに気をつければよいのでしょうか?
車両総重量が3.5トン未満なら普通免許で乗れる!
車両総重量が3.5トンに満たないキャンピングカーであれば、普通免許で運転できます。3.5トンを超える場合は準中型免許、7.5トンを超える場合は中型免許が必要となります。
レンタカーを借りる場合であっても、購入する場合であっても、キャンピングカーの車両総重量は明確に記載してあります。レンタカーショップや販売店に行けば、普通免許で乗れる車種かどうか教えてくれるので、さほど心配する必要はないでしょう。
ただし、事前に何人で利用する予定なのかは確認しておくようにしましょう。
普通免許の条件にある2トン未満という最大積載量は、キャンピングカーには適用されません。よって、キャンピングカーを運転する際に最大積載量を気にする必要はありません。
キャンピングカーの運転で注意すべきことは?
キャンピングカーを借りたり、購入したりする場合に、免許以外で気を付けるべき点を、都内でキャンピングカーの販売、整備を手掛ける企業の担当者に聞きました。
「レンタルした場合、駐車するスペースからはみ出すことなく確実に停められるかを現場で確認するようにお願いしています。
また、ほとんどのキャンピングカーの高さは3メートルくらいありますので、立体駐車場に停めるときは高さに気を付けてください。
購入する場合に気を付けていただきたいのが、自宅の駐車場に停められるかどうかです。キャンピングカーは幅も高さもあるので、駐車場に入らないことも充分にあり得ます。入るサイズのキャンピングカーであっても、駐車場付近の道が狭く、出し入れできないこともあります。駐車場だけでなく、自宅周辺の道路の幅も事前に確認するようにお願いしています。
走行中の注意点としては、キャンピングカーは構造上、風に煽られて横転するリスクがとても高いということです。高速道路のトンネルの出口付近や橋の上など、強風が吹いている道路を通行するときは、減速するようにしてください。また、風に煽られなくても、ふらつきやすく、急なハンドル操作で横転してしまうことも念頭に置く必要があるでしょう。
さらにキャンピングカーは、後方の視界が全く見えないと言っても過言ではありません。そのため、後方を確認しやすいように、縦長のミラーや、後輪付近を目視で確認できるミラーなどが取り付けられてあるモデルがほとんどです。バックモニターなどを活用して後方を確認することも忘れてはいけません。
万が一、障害物に接触して車体に傷がついたり、故障したりした場合は、一般の車と同じように自動車メーカーの正規ディーラーで修理やメンテンスを行います。」
不安な人は軽自動車ベースのキャンピングカーがおすすめ
筆者自身、普通免許で運転可能な「キャブコン」と呼ばれるトラックをベースにしたキャンピングカーで往復40キロを3回ほど出かけた経験があります。
はじめて運転したときの感覚としては、見た目は大きく感じたものの、普通乗用車とあまり変わらない車幅感覚だったのを覚えています。
キャンピングカーならではの独特の運転感覚は今でも忘れられません。運転時の注意点はありますが、普通車で出かけたときとは比べものにならないくらいワクワクしました。
最近では、軽自動車をベースにしたキャンピングカーの人気が高まっています。大きいキャンピングカーでは運転に不安があるのであれば、コンパクトなキャンピングカーをレンタルして運転感覚を養うのもひとつの方法です。
運転に慣れたらキャブコンやそれ以上の大きなキャンピングカーを検討してみてはいかがでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...