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軽トラの積載性を高める“トラレール”をもっと活用!荷物を快適に運べる“荷台セパレーター”
荷台の上の積載物を固定し、走行中のズレや転倒を防止するアイテム
軽トラの荷台の可能性を、最大限に高める荷台フレーム「トラレール」。荷台を加工せず、アオリに挟み込むだけで装着できるシンプルな構造により、仕事からアソビまで軽トラの使い勝手を飛躍的に高めるアイテムとして人気を集めている。加えて荷台フレームに高さのバリエーションがあることで、載せる荷物に応じて最適なフレームを選べるのも大きなポイントだ。
そんなトラレールシリーズのなかでも今回注目したいのが、「荷台セパレーター」だ。搭載した荷物が動かないよう荷台にしっかり固定し、走行中のズレや転倒を防止。ポリタンクや工具ボックスなどを動かないように固定できるアイテムだ。

荷台セパレーターを2つ用意すれば、さらに使い勝手がアップする! 溝のある30mm角バーにアタッチメントを組み合わせれば、スキーやスノボ、サーフボードや自転車なども固定して載せられるのだ。
今回は、大人気の「荷台セパレーター」をじっくり検証してみたい。
目次
「トラレール」で知られる軽トラのスペシャリティショップ「但東自動車」が開発

トラレールは、軽トラをカスタムパーツの開発・販売、コンプリートカーの製作・販売を行う「但東自動車」が開発したアイテムだ。但東自動車といえば、悪路走破性を高めるリフトアップ・サスペンションキット、オリジナルのエアロパーツなどを、軽トラにターゲットを絞り、「J-tanto」というブランド名で展開してきた。

軽トラを使う人たちの声を元に開発されたトラレール。軽トラの荷台に穴を開けることなく、キャリアを取り付けたいという声に応えて、荷台のアオリとともにフレームの一部を挟み込んで取り付けられる画期的な荷台フレームが誕生した。素材には軽量なアルミを使用し、非力な人でも脱着には3分とかからない。
荷台の上を仕切り、搭載する荷物をしっかり固定する「荷台セパレーター」

例えば、灯油を入れたポリタンクを軽トラの荷台に載せた時、発進・停止・カーブに合わせて荷台上をあっちこっちに動き回ることにストレスを感じる人は多い。なにより他の積載物にあたり破損する可能性だってある。
そこで、開発されたのが荷台セパレーター。アオリに挟み込むトラレールの機構を使い、荷台を仕切るというもの。
取り付けは簡単。積載する荷物を、最後尾のアオリと荷台セパレーターのフレームで挟み込む位置を決めたら、あとはアオリを立ち上げて固定すればOK! 積載物の形状に合わせて、手軽に取り付け位置を調整できるのも特徴だ。
【荷台セパレーター 取り付け手順】
STEP
荷台のアオリを開き、載せる荷物に合わせて位置を決める。

STEP
場荷台セパレーターの土台プレートを荷台の両端の平らな場所に置く。

STEP
土台プレートを挟み込むように片側のアオリを立ち上げる。挟み込んだら、ゲートレバーを締めてロックする。同様にもう片方のアオリを立ち上げて、挟み込んでゲートレバーをロックする。

STEP
後ろのアオリのゲートレバーを締めてロックする。

STEP
最後に荷物(ポリタンクなど)を搭載し、ぐらつきがないかをチェック。問題なければ完成!

前方から見た状態。スッキリとポリタンク3つが収納できる。荷台セパレーターの前方に空間がしっかりと確保され、その他の荷物もしっかりと搭載できるのもいいところ。
荷台セパレーターはタテ型とヨコ型からチョイスできる!
荷台セパレーターには、上下バーの中の骨組みの形状が違う2つのタイプがあり、載せる荷物に応じて選べるようになっている。
タテ型は長物などを載せる際に便利。荷台を仕切りつつも、長物を荷台いっぱいに搭載できる。

逆にセパレーターから搭載物が飛び出ないようにしたいならば、骨組みの間が狭くなっているヨコ型がオススメだ。

カラーリングは、シルバーとブラックの2色をラインアップ。荷台セパレーター上に取り付けるアタッチメントなどとカラーを合わせてもよいだろう。価格は、すべて3万800円。
アタッチメントを取り付ければ、軽トラの荷台にスキーやスノボ、自転車も楽々積み込める!

荷台セパレーターをベースにした応用例を紹介したい。荷台セパレーターで使用しているフレームは、センターに溝のある30mm角バーを使用している。その30mmの溝には、市販のアタッチメントを取り付けることが可能。アタッチメントを取り付けた荷台セパレーターを2つ用意すれば。スキーやスノボ、サーフボード、自転車などを搭載できるというわけだ。



ユーティリティカーゴボックス「ランプス」と組み合わせも可能!

アオリで挟み込んで固定するトラレールの特許技術を応用したのが、ユーティリティカーゴボックス「ランプス・トラレール・バージョン」だ。軽くて錆びないをコンセプトに、ステンレスの骨組にアルミパネルを使用。レーザー溶接した堅牢なL字形状のステンレス金具により、カーゴボックスを載せても三方のアオリが使えるというもの。
その室内に荷台セパレーターを配置。スノースクートなど背の高いものを載せても、天井に当たらないよう、撮影車両では高さ80mmを使用。荷物を雨風から守れるだけでなく、三方のアオリにはロック機能があるため、盗難される心配もない。


軽トラのある生活を賢く楽しむならば、荷台セパレーターは必見!

軽トラの荷台の使い勝手を高めるトラレール。その技術を使った「荷台セパレーター」ならば、クルマが動くたびに荷台上を搭載物が動き回るストレスから解放してくれる。加えて、フレームの溝にアタッチメントを取り付ければ、スノボやスキー、サーフボード、自転車などを搭載可能。荷台の上でスッキリ収納でき、実用性と見た目を格段にアップしてくれるはずだ。
仕事からアソビまで、軽トラのある生活を賢く楽しみたいならば、荷台セパレーターは要チェックしておきたいアイテムだ。
(編集協力:但東自動車株式会社)
- 執筆者プロフィール

- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...