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ジムニーの後ろ姿をワンランク上げる!バンパーとのマッチングまで考えた2つのマフラー
迫力のあるリアビューとサウンド、そして胸のすくレスポンス。走る喜びをよりいっそうかきたててくれるチューンナップパーツの代表格がマフラーだ。
そのマフラーを交換する際、気を付けたいのがバンパーとのマッチング。
ダート性能を上げたい、見た目をよりクロカンぽくしたいとショートバンパーを装着している場合、ノーマルマフラーと同じ位置にマフラー出口があると、バンパーとの間にすき間ができてしまい、かっこよくない。また、ノーマルバンパーに、ショートバンパー用のマフラーを装着すると、ノーマルバンパーに干渉してカットする必要が出てくるのだ。
そこで、国内屈指のジムニーパーツラインナップをほこるショウワガレージでは、ショートバンパー、ノーマルバンパーにぴったりとマッチするジムニー用マフラーをラインナップしている。
ひとつはショートバンパー向けのパフォーマンスを重視した”Links(リンクス) マフラー”。
もうひとつはノーマルバンパー向けの快適性とルックスを追求した”コンフォートマフラー”の二種類だ。
それぞれのマフラーの特徴を解説していこう。ジムニーオーナーはぜひ参考にしてほしい。


目次
コストなどの問題でノーマルマフラーは本来の性能を生かし切れていない……


ジムニーに限らず、一般的なクルマのノーマルマフラーは、消音性能や排ガス対策といった基本的な性能を保ちつつも、コストや燃費といった様々な制限で、必ずしも高性能、高品質のパーツとは言えない。そのため性能アップを求める多くのユーザーがマフラーを交換するのだが、ジムニーの場合もご多聞に漏れずノーマルマフラーにはさほどコストがかけられていない。

「ジムニーのノーマルマフラーは見た目があまりにも簡素なんですね。ノーマルのバンパーで使うのならまだしも、バンパーを交換した場合はタイコ(サイレンサー)が丸見えになってしまい、リアビューは少々残念な印象になってしまいます」(ショウワガレージ店長・伊神敬太郎さん)
【ノーマルバンパー向け】
ノーマル風のルックスでも高級感が違う! ジェントルながらも存在感のあるサウンドが魅力

”コンフォートマフラー”はノーマルバンパーに合わせて装着することを想定した製品となっていて、マフラーの出口は純正と同様に右側で高さもノーマルと変わりない。それでいて高級感と性能がアップしているので、街乗りをメインに考えるオーナーにおススメの製品だ。
バンパーからのぞくマフラー後端部はきれいに磨き上げられ、口径も大幅に大きくなっていて、リアビューに迫力と高級感をもたらしてくれる。サイレンサーは2か所としており、これにより十分な消音を実現するとともに、最低地上高もしっかりと確保している。



「音質は低めに設定しています。また最高出力に大きな変化はありませんが、中間域でのトルクはアップしており、その変化は十分に感じられると思います。街乗りがメインという人や、ノーマルバンパーのスタイルが好きという人に特におススメしたいマフラーですね」(伊神店長)
【ショートバンパー向け】
過酷なラリーで証明された性能と耐久性 走りを劇的に変える”Linksマフラー”

ジムニーオーナーの中には、バンパーを交換しているという人も少なくない。ショウワガレージからもショートスタイルのリアバンパースポイラーがラインナップされており、それに対応しているのが”Linksマフラー”だ。ショートバンパーに換装した際に、マフラーの出口とバンパーとの隙間があきすぎないような高さが設定され、マフラーはノーマルとは逆側の左出しになっている。
ショートバンパーでクロカン風味を増している外観なら、高いパフォーマンスを発揮してくれる”Linksマフラー”は走行性能アップに最適な製品だ。
このマフラーは取り出し位置をノーマルの右側から左側へと変更しており、そのリアビューはノーマルとは大きく変化。また、もともと右側にとりまわされていたマフラーを左側にとりまわすことでマフラーパイプの全長が短くなっていて、その結果さらなるパワー、そして理想のパワー特性が実現した。

「低回転域から高回転域まで、全域でトルク感の向上が感じられると思います。特にターボのJB64の場合は確実にその違いを体感できると思いますよ」(伊神店長)


写真はジムニーノマド JC74用

写真はジムニーノマド JC74用
たとえばJB64 の場合、最大トルクは0.5kgm、パワーはなんと6.2psも向上している。もちろんJB74 でも特性は大きく変化しており、高回転域までスムーズな吹け上がり実現し、低速域でのトルクもより厚くなっている。

Linksマフラーにはサイレンサーを大型化することで音量をより抑えた静音タイプも用意しており、こちらも通常タイプ程ではないもののトルク、パワー共にアップしており、走りを求めつつ、静かさも求めるというオーナーにはピッタリのマフラーといえよう。
センターパイプとリアピースの連結は差し込み式となっているので、マフラー出口位置を好みの角度に調整することも可能。また、テールエンドに色鮮やかなチタン風ブルーコーティングが施されたブルーテール仕様も発売を予定している。
装着にあたっては社外バンパーの装着が推奨されるが、ノーマルバンパーでも一部加工すれば装着は可能とのことだ。


コンフォートマフラー、Linksマフラーはどちらも著名なマフラーメーカー、5ZIGENと共同開発しており、その性能、クオリティは折り紙付きだ。当然ながら近接騒音、加速騒音といった法令に準拠した仕様となっている。同社は近年ラリーにも積極的に参戦しているが、同社のラリーカーにもLinksマフラーが採用されており、過酷な環境下でもそのパフォーマンス、耐久性は証明されている。
Linksマフラーを動画でチェック!
「Linksマフラー」ショウワガレージ × 5ZIGEN ジムニー JB64/74/23
Linksマフラー 通常/ 静音 排気音を比較(JB64)
まとめ

ショウワガレージが用意する2種類のジムニー用マフラーは、それぞれ異なるニーズに応えてくれる。「街乗り重視で快適性と上質なリアビューを求めるならコンフォートマフラー」、「パフォーマンスを最大限に引き出し、走りを楽しみたいならLinksマフラー」と、明確なキャラクターが設定されているのが魅力だ。どちらも法規対応や品質面で安心して選べる製品であり、ジムニーライフをさらに充実させる頼もしいチューンナップパーツといえるだろう。
(編集協力: 株式会社ショウワクリエイト)
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...