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道交法・交通事故

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車をぶつけられた!対応方法や過失割合・逃げられた時はどう対処する?

車をぶつけられたときの対応はどうすればいい?

©Soonthorn/stock.adobe.com

車を運転している経験が長いと、誰しも一度は経験のある“交通事故”。頻繁に遭遇することもないですし、もし車をぶつけられたらパニックになってしまいますよね。

そんなときは落ち着いて、次の手順で対応していきます。

  1. ケガの確認
  2. 警察に連絡
  3. 加入している任意保険に連絡

まずはお互いにケガはないか確認しよう

車をぶつけられたときには、まずはお互いにケガがないか確認です。

もしかしたら相手のドライバーの具合が悪く、運転不能となってぶつけられたかもしれませんし、追突された場合であれば、後部座席に乗っていた人がケガをしたかもしれません。

ケガ人が居れば早急に救急車を呼び、ケガ人の救護・応急処置を施しましょう。

警察に通報する

幸いにもケガ人が居なければ、事故の発生を警察に通報します。

通報する際は警察から「事故が発生した時刻」「事故が発生した場所」「ケガ人の有無」「安全な場所への避難は完了しているか」などを聞かれるので、慌てずに答えましょう。

間違った住所を伝えたり、現場の状況を正しく伝えられないと、警察の到着に遅れが発生する場合があります。

落ち着いて、正確に対応することを心がけてください。

ケガ人がいた場合は救急車と警察の両方に通報

もしケガ人がいた場合は、最初に救急車を呼びましょう。

ケガの状態によっては緊急性がない場合もありますが、頭部から出血していたり、自力で動けないなどの症状がある場合は迷わず119番通報です。

その後に警察へ連絡。事故の発生状況を正確に伝えましょう。

事故処理が済んだら任意保険に連絡

無事に警察が到着し、事故処理が完了したら、加入している任意保険会社に連絡します。

過失割合の決定や損害補償の内容などは、連絡後は保険会社が仲介して行ってくれるので、この場のやり取りは終了です。

場合によっては、直接連絡を取り合うこともありますが、基本的には保険会社にすべてを一任し、直接のやり取りは控えたほうが良いでしょう。

交通事故における損害補償のトラブルは非常に多く、中には現場での口約束があだとなり、保険が使えなくなることもあります。

不要なトラブルを起こさないためにも、必要以上に相手方のドライバーとのやり取りはいけません。特に保証や金銭に関わる話は絶対に避けてください。

駐車場で車をぶつけられときの対応方法

©️Satoshi/stock.adobe.com

車をぶつけられるケースは道路だけではありません。駐車場でのトラブルも多く発生します。

その際も事故後の対応は先程の“車をぶつけられたときの対応方法”と同じです。

よく「私有地内の事故は公道ではないから警察は関係ない」と勘違いしている人もいらっしゃいますが、駐車場などの私有地であっても車同士の接触は交通事故扱いです。

ぶつけられてしまった後は、ケガ人の有無を確認し、警察と保険会社に連絡。必要であればレッカーを手配するといった流れになります。

車をぶつけられた時の過失割合は?

車をぶつけられてしまったときの過失割合は気になることろですよね。

結論から言えば、事故の過失割合はそのときの現場の状況で大きく変化します。

例えば、双方の車が動いていた場合と、そうではなかった場合では同じ事故でも過失割合は変化しますし、携帯電話を使用していたなど相手方に重大な過失があった場合にはそれらも過失割合に考慮されます。

さらに、事故の過失割合の決定は、保険会社同士が過去の裁判の判例から話し合いで導き出したものであって、法的な取り決めはありません。

こういった背景からも一概に過失割合を算出することは難しく、こちらが不利な状況にならないためにも事故をしっかりと記録する“ドライブレコーダー”の存在が重要になってきます。

こちらが完全に停止していた場合

こちらが完全に停止しており、一方的にぶつけられた場合は相手側の過失が100%になります。

例えば、信号待ちで停車中に後ろから衝突されるケースや、駐車場に止めている車にぶつけてしまった場合はほぼ100%ぶつけた側の責任になります。

稀に停車中の車の過失が大きく、修正要素が加わるケースもありますが、かなり珍しい事例といえるでしょう。

車ぶつけられて逃げられたらどう対処する?

©globalmoments /stock.adobe.com

車をぶつけられて逃げられる“当て逃げ”。大事な愛車を傷つけておいて逃げるなんて絶対に許せないですよね。

けれどもそんなときこそ焦ってはいけません。冷静に対処することで、犯人逮捕に繋がります。

スマホのカメラで動画撮影をする

車をぶつけられて逃げられそうになったら、スマホのカメラで動画撮影をしましょう。ドライブレコーダーの画角では、万が一ぶつけてきた車両を撮影できていない可能性もあります。

念のためドライブレコーダーの他にもスマホのカメラで撮影しておくと、有力な証拠映像になります。

その際は、車のナンバーがしっかりと映るように録画しましょう。

ドライブレコーダーに該当する車両のナンバーと色を大きな声で録音する

もし、スマホのカメラが間に合わないというときはドライブレコーダーに向けて該当車両のナンバーと色、もしわかるのであれば車種を大声で叫ぶのも有効です。

最近のドライブレコーダーは車内音声もしっかりと録音してくれるので、万が一映像が映っていなかった場合でも、録音データを残しておくことで、警察への証拠提供となります。

その場にいなかった場合はすぐに警察へ連絡

駐車場に止めている間などに当て逃げ被害にあった場合はすぐに警察へ連絡し、被害届を提出します。

ドライブレコーダーの駐車監視システムに映像が映っていればラッキーですが、もし映っていない場合は、近隣の防犯カメラなどの映像から犯人を割り出します。

しかし、このケースでは犯人が見つからず、泣き寝入りになることもめずらしくないため、心配な方は、24時間360度駐車監視付のドライブレコーダーの導入を検討されてはいかがでしょうか。

交通事故の違反点数や罰金(反則金)はいくら?

交差点とは?定義や事故したときの過失割合は?

駐車違反の車にぶつけたときの過失割合と罰則内容は?

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
監修者プロフィール
鈴木 ケンイチ
鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレー...

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