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車検に通るポジションランプとLEDポジションランプ人気おすすめ10選|青色LEDは要注意!

車検に通るポジションランプの条件と、おすすめの人気LEDポジションランプをまとめました。手軽なカスタムパーツとして人気の高いポジションランプ。DIYでも簡単に交換できるパーツですが、製品選びには注意を要します。特に青白いLEDの選定には要注意。法的な条件を押さえたうえで製品を選ぶことが肝要です。

ポジションランプ(スモールランプ・車幅灯)とは?

トヨタ86のポジションランプ
©norikko/stock.adobe.com

ポジションランプ(スモールランプ・車幅灯)とは、夜間走行中に自車の車幅を示すランプです。設置場所は車体前面の左右。近年の車ではヘッドライトユニットに収められています。

ポジションランプ用に電球(LED)を購入する際は、必ずバルブの種類を確認してください。多くの国産車は「T10」規格のバルブを採用しています。ただし、旧車には「T13」や「T8.5」などのバルブを採用する車種もあるので注意しましょう。

車検に通るポジションランプの条件

色が白(白色範囲)であること

道路運送車両法ではポジションランプの色を白、より正確には白色範囲と定めています。このほかの色のポジションランプは車検に通りません。

白色範囲には黄色がかった白や青みのある白が含まれます。ただし、範囲に明確な規定はなく、黄色〜白〜青白の境界線も曖昧です。車検に通るか否かは検査員の判断次第。極端に黄色や青に近いポジションランプを装着すると車検に通らない可能性があります。

ポジションランプを選ぶ際は色温度を確認してください。無難に車検を通せる色温度は3,000〜6,500ケルビン程度です。なお、平成17年12月31日までに製造された車については白、淡黄色、橙色いずれかのポジションランプで車検を通せます。

光度が300カンデラ以下であること

道路運送車両法では、ポジションランプの光度を300カンデラ以下と定めています。夜間に300m前方から見て点灯を確認できることも、同法上のポジションランプの条件です。以上の条件に適合しないポジションランプは車検に通りません。

とはいえ極端に明るい、または暗いバルブを装着しないかぎりは、光度により車検不合格とはなりません。300カンデラは昼間でも見えるレベルの相当明るい数値ですし、一般的な光度の灯光であれば夜間に300m前方から確認できます。

なお、各種バルブの商品ページに記載されている「ルーメン値」には、道路運送車両法上の上限はありません。ただし、高ルーメンのバルブは熱に注意が必要です(詳細は後述)

細かな個数と取り付け位置など

ポジションランプの設置個数や取り付け位置には規定があります。ヘッドライトユニットの移植を行う方は下記の点に注意してください(バルブのみ交換する場合は気にする必要はありません)。

ポジションランプの個数は2個または4個で、左右対称に設置する必要があります。照明部の最外縁は車体の最外側より400mm以内、照明部上縁の高さは地上2.1m以下、下縁の高さは地上0.25m以上としなければなりません。

これに加えて、照明部を上方および下方15度、内側45度から外側80度の範囲より見通せるものとする必要があります。以上のほか、灯器の損傷やレンズの著しい汚損があると、車検に通らない可能性があるので注意しましょう。

LEDポジションランプに交換する際の注意点

青白い色のLEDランプにしたい場合は要注意!

ポジションランプを青白い色のLEDランプに交換する際は、色温度(ケルビン数)に注意して下さい。色温度6,500ケルビン以上のLEDはかなり青白く発光しますが、車検に通らなくなる可能性が高まります。車検を無難に通せる色温度は、通常のポジションランプ(白熱球)とLEDランプで変わりません。10,000ケルビン以上のLEDランプも販売されていますが、ポジションランプとしての使用は避けた方が賢明です。

熱対策がしっかりしている製品を選ぼう

ポジションランプ用にLEDランプを購入する際は、熱対策のしっかりした製品を選んでください。熱に弱いLEDランプは使用中にバルブが溶けて破損する可能性があります。特にルーメン値の高いLEDランプは熱が高くなりやすいので要注意です。LEDランプを選ぶ際は設計やスペックをチェックしてください。フィルム基板を採用しており、かつ消費電力の低いLEDランプであれば、熱を持ちにくく放熱性にも優れます。

見通し範囲規定は拡散レンズの取付けや複数のLEDランプを使用した製品なら安心

LEDランプの光は指向性が強く、光源から直進する性質を持ちます。その指向性の強さから、ポジションランプの見通し範囲規定に適合しない場合があるので要注意です。この点が気になる方は、拡散レンズを備えるLEDランプや、複数の光源を備えるLEDランプを選んでください。これらのLEDランプは光が広範囲に広がるため、見通し範囲規定に抵触しません。製品選びに迷う場合は車検対応のLEDランプを探すとよいでしょう。

ルーメン値に規定はないが明るすぎると他の車の迷惑になるので注意

前述のとおり、道路運送車両法ではポジションランプのルーメン値を規定していません。極端にルーメン値が高いLEDランプをポジションランプに使用することも可能です。ただし、明るすぎるLEDランプを使用すると、ほかの車の迷惑となるので注意しましょう。道路運送車両法では、照射光線により周囲の交通の妨げとなるポジションランプの使用を禁止しています。LEDランプの選択は、他車への影響を考慮して行ってください。

執筆者プロフィール
MOBY編集部 カー用品チーム
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