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車中泊に潜む危険とは?よくある危険から意外な危険まで対策を含めて解説

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


快適な車中泊にするために

近年、車中泊がレジャーとして、すっかり定着してきました。

暖かくなるにつれて、「今年の旅行は車中泊をしてみよう」と考える方も多いでしょう。

キャンプ場や観光地、綺麗な景色が見える場所など、さまざまな旅のプランも考えれば楽しい想像は膨らむばかりです。

しかし、車中泊は慣れた家の布団やホテルのベッドで寝るのと違い、危険もつきものと考える必要があります。

今回は、これから車中泊を始めたい人に向けて、よくある危険な場面と意外な危険性まで、対応策を含めて解説していきます。

よくある車中泊の危険

オートキャンプ場やRVパークであれば、周りにいる人は車中泊目的で来ている人が大半でしょう。

危険性がゼロではありませんが、少なくともルールやマナーが存在する場所であり、管理人がいることも多く安心度の高い場所です。

しかし、高速道路のSAや道の駅で「仮眠」を取るケースがあるかもしれません。

では、不特定多数の人が行き来する高速道路のSAや道の駅で、どのような危険性があるのか紹介していきます。

中を覗かれる

参考:女性一人でも安全に車中泊する知恵は?

『就寝中の無防備な姿を、外から他人に覗かれている』と想像するとゾッとしますよね。

車中泊では四方が窓になっているため、シェードやカーテンでのプライバシーの確保は必須です。

とくに夜間、車内で明かりをつけて過ごしていると、外から車内は丸見えになりますし、他の利用者の迷惑にもつながります。

シェードやカーテンをつけることで、冬場は冷気を遮断、夏場は車内温度の上昇を防ぐというメリットもあるので、ぜひ用意してください。

夜中は人気がなくなる

どのような場所であっても、就寝時に鍵をロックすることは忘れないようにしましょう。

車を離れる場合は習慣として鍵をかけていますが、車内で過ごす場合には意外と忘れてしまうことも多いようです。

車中泊していない状態で施錠を忘れて車上荒らしにあっても、物を盗られるだけで済みます。

しかし、車で就寝中にもしドアを開けられたら、身の危険にまで及ぶかもしれません。

自宅で就寝するとき同様に、施錠は必ず行ないましょう。

参考:女性目線での体験談・安全対策の記事はこちら

車中泊に潜む意外な危険

ここまでは、誰もが思いつきそうな車中泊に関する危険について紹介しました。

次に、意外と知られていない危険と対策について解説します。

熱中症

車での熱中症事故が報じられたとき、多くは日中に閉め切って高温となった車内にいたことが原因

しかし、夜間の車内でも熱中症の危険性があることは意外と知られていません。

車は日中の熱を蓄積しやすく車内空間は狭いため、自宅で過ごす夜間よりも条件が過酷といえるでしょう。

防犯上の理由から窓を閉め切ると、夜間でも熱中症になる危険性があります。

夏場に車中泊をするなら、停車時に使用できるエアコンの設置や扇風機、換気扇の設置を検討するようにしましょう。

二酸化炭素中毒

二酸化炭素自体は安定した成分で、危険視されることはほとんどありません。

では、どのようなときに危険な状況になるのでしょう。

もっとも注意してもらいたいのは、暑くなるにつれて使用する機会のある「ドライアイス」です。

閉め切った車内で、ドライアイスを原因とする二酸化炭素中毒の事例があります。

主たる症状は呼吸困難で、症状が悪化すれば救急搬送にもつながります。

ドライアイスは密閉空間で開放せず、車内喚気も十分に行ないましょう

出典:新潟市民病院救命救急・循環器病・脳卒中センター ドライアイスを搬送中に心肺停止に至った 急性二酸化炭素中毒の事例 

一酸化炭素中毒

ガスコンロでの車内調理や、灯油やガスを使用した暖房器具を車内で使う場合には、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

一酸化炭素は、炭素の不完全燃焼により発生しますが、毒性が強いうえに、無色、無味、無臭、無刺激。

気づかないうちに、頭痛、吐き気、めまいなどの中毒症状を起こし、最悪の場合、死に至る危険性もあります。

狭い車内では、燃焼に必要な酸素が不足しやすいため特に注意です。

必ず換気をするようにしてください。

さらに、最良の対策としては、一酸化炭素警報機を設置することです。

乾電池で作動し設置も簡単なものが数千円から売られていますので、安全に車中泊をするためにもぜひ備えておきましょう。

就寝中の姿勢

傾斜のある場所での睡眠は、頭が傾斜の下にならないよう注意してください。

寝てる間に頭に血が上り、体調不良を起こす可能性があります。

体調不良につながる姿勢では眠りも浅く、十分な睡眠とはいえないでしょう。

十分な睡眠が取れていない状態のまま運転することが、どれだけ危険かは容易に想像できます。

車を停める場所は、できる限り平行になっているか、頭が傾斜の下にならないことを心がけてください。

車中泊に潜む危険・まとめ

本来楽しいはずの車中泊が、不注意から悪い思い出になってしまうことは、誰にとっても不本意でしょう。

今回紹介した危険な事例は、前もって認識すれば回避できるものばかりです。

不要な危険を避けて、楽しい車中泊をするための参考になれば幸いです。

ライター:DRIMO編集部

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