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広島電鉄とコラボ?!車内はまるで電車!レクビィからバンコンタイプのプラスMR5100が登場!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
レクビィといえば、キャンピングカー好きにはおなじみの老舗バンコンビルダーだろう。
幅広いラインナップを揃え、多様なニーズに対応していることで知られている。
それと同時に、愛知県の老舗百貨店・松坂屋やプロ野球球団・広島カープなど、一風変わったコラボレーションモデルを出していることをご存知だろうか。
いずれも台数限定モデルで、発表即完売だったという。
そのレクビィから、新たなコラボモデルが登場。
今度のコラボレーション先は広島電鉄だ。
プラスMR5100
ビルダー: レクビィ(販売は広島トヨペット)
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ ハイエース ロング・ワゴンGL・ワイドボデー
燃料の種類:ガソリン
乗車定員:5名
就寝定員:2名
全長:4,840mm
全幅:1,880mm
全高:2,100mm
価格:6,380,000円〜
コラボモデルのオリジナルはトヨタ・ハイエース ワゴンGLベースのキャブコン「プラスMR」。
全長4,840mm×全幅1,880mm×全高2,100mmというサイズはトヨタ・アルファードとほぼ同じで、街中での取り回しも良い。
レイアウトは後部にキッチン・二の字ダイネットという定番スタイルだが、ベッド展開にひとひねり加えてあるところが、このモデルの魅力である。
通常なら、ダイネットを展開して寝台にするときは並んで横になる。
が、このモデルではあえて互い違いになるようにできている。
つまり、運転席側の人は前方に枕が、助手席側は後方に枕を置く。
しかも、真ん中に通路があるツインベッドスタイルなので、お互いを邪魔することなく安眠できる(ひとりが起きていたい場合なども)スタイルとして人気なのだ。
紅葉柄のシート生地が特徴的なコラボモデル
さて、このプラスMRが広島電鉄とコラボして、どうなったのか。
気になるポイントをご紹介しよう。
まずこの「プラスMR5100」という名称。
その由来は、鉄道ファンならおわかりだろう。
広島市民の足として親しまれている広島電鉄の5100形路面電車からとられている。
車内に入ればその理由は一目瞭然。
居室部のシートには、実際に5100形電車で使われている紅葉柄の生地が使用されている。
この生地、電車に使われるだけあって耐久性と難燃性は最高ランク。
キャンピングカーの内装材として申し分ないスペックを備えている。
ただしコストは非常に高く、ファブリックでありながら高級レザー並だという。
5100形電車は愛称をGreen Mover Maxという。
プラスMR5100もその名に準じて、緑色を基調とした配色が特徴的だ。
グリーン基調は目にも優しく、居室が明るくなるという利点もある。
鉄道ファンにとってうれしいのはもちろん、内装色としても好感が持てる仕上がりと言えるだろう。
車内には広島電鉄の路線案内図も掲げられ、なんと本物の吊革も装備。
細部に至るまで、鉄道ファン垂涎のこだわりっぷりである。
残念な点はひとつだけ。
画像にある5100形電車を模した外観の装飾はあくまでもデモ車のもの。
本家はグッドデザイン賞を受賞するほどの目を惹く意匠だが、市販車には採用されないとのこと(オプションの用意もない)。
購入時の注意点も
大好評で抽選販売になった「ホビクル・カープ仕様車」と異なり、プラスMR5100には台数制限がないのがうれしいところ。
ただし、販売はレクビィ直営店や代理店では担当せず、広島トヨペットからの購入となる。
そのため、基本的には広島県内限定。
広島県以外の登録も対応可能だが、手数料等が加算されるとのことなので注意したい。
鉄道ファンはもちろん、ユニークな内装に惹かれる人や広島県にゆかりのある人にもうれしいコラボ。
モデルとしての使い勝手の良さもユニークだし、検討の価値あり、ではなかろうか。
ライター:渡部 竜生
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