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価格にもビックリだけど広さや装備はそれ以上?!フルコンタイプの超高級輸入キャンピングカー!ADRIA SONIC SUPREME 700 SL
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
キャンピングカーの最高位ともいわれるフルコン(フルコンバージョン)。
フルコンというのは運転席まわりを含む車両全体に架装したキャンピングカー。
車体はマイクロバス並みの大きさで、装備も超豪華。
車に泊まるというより、車に住みながら移動すると言ったほうがふさわしい、まさに「動く家」です。
今回紹介するのは、そんなフルコンの中でもスロベニアのキャンピングカービルダーADRIA(アドリア)の「SONIC SUPREME(ソニックスプリーム)700 SL」。
SONICシリーズにはSonic Plusもありますが、SUPREMEのほうが上位モデルとなります。
全長約7.5mで幅は約2.3m、高さは約3m。
国産の大型キャンピングカーよりも大きな車体で、広いベッドスペースとリビングスペース、独立したシャワーとトイレスペースまであります。
くわしく見ていきましょう。
SONIC SUPREME 700 SL(ソニック シュプリーム)
ビルダー:ADRIA(アドリア)
ベース車両:Fiat Ducato
タイプ:フルコン
価格:17,358,000円(税込)~
乗車人数:3名
就寝人数:4名+1名
全長:7,485mm
全幅:2,320mm
全高:2,950mm
公式サイト
目次
ADRIA SONIC SUPREME 700 SLのコンセプト
SONIC SUPREME 700 SLのコンセプトは「スタイル、パフォーマンス、快適性のすべてを兼ね備えた一台」。
ADRIA(アドリア)はスロベニアの有名キャンピングカービルダーで、フィアットのデュカトをベース車にした大型のフルコン(運転席まわりを含む車両全体に架装。フルコンバージョン)タイプのキャンピングカーやキャブコン(キャブコンバージョン)、キャンピングトレーラーを製造しています。
スロベニアは冬が長く、3月まで厳しい寒さが続きます。
そんな地域でも車内で快適に過ごせるように、SONIC SUPREME 700 SLはアドリア独自の「Comprex」構造ボディを採用。
高い耐久性と断熱性を持つキャンピングカーになっています。
ADRIA SONIC SUPREME 700 SLの外装
外観では、まずベース車のFiat Ducato(フィアット デュカト)から大きく変わったアドリア独自のフロントマスクとパノラマウィンドウのフロントガラスが目を引きます。
リアの収納庫に外部からアクセスできる左右2つのドア。
収納庫内には電源コンセント、LED照明が付いています。
テールはまさに一枚の壁のようなすっきりしたデザイン。
ただ、これだとバックや車庫入れが不便かと思いきや、バックソナーとバックカメラが標準装備。
アラウンドビューモニターも標準で付いているので、運転席のモニター画面で俯瞰(ふかん)した車両全体の位置を確認できるようになっていて安心です。
外装はアドリア独自の「Comprex」構造ボディという断熱性の高いシェルで構成。
ルーフと側面にポリスチレン断熱を施し、アクリル二重窓とあいまって寒い地域でも暖かくに過ごせるように工夫されています。
カラーは「シルバー」と「ホワイト」の2色から選べます。
ADRIA SONIC SUPREME 700 SLの内装
室内レイアウト
運転席と助手席の頭上に電動で降りてくるプルダウンベッド。
進行方向に向かって右側にあるエントランスドアから見て正面のやや右ダイネット(リビング)。
エントランスドアの左に冷蔵庫、その対面にキッチン。
キッチンの左にはシャワールーム、向かい側には洗面台付きのトイレルームがあります。
そして最後部にメインベッドスペースという配置です。
ダイネットのソファの後ろや天井、キッチン、最後部のメインベッドルームの左右側面と天井にも窓があるため、室内全体に開放感があります。
ダイネット
ダイネットは、対面式のソファのほか、運転席と助手席を回転させることで、6名が同時に利用できるようになっています。
シートはホワイト、ブラック、ブラウンなど6色から選べ、自分好みにカスタマイズできます。
ギャレー(キッチン)
ギャレーは、シンクにLPガス仕様のオーブンと3口コンロ、収納棚と、装備が充実。
ギャレーは、横の広さはあまりありませんが、食器を洗うには十分なシンクが備わり、調理スペースも確保されています。
コンロが3口あるので、複数メニューを同時調理するのに便利です。
また、調味料やコーヒーメーカーなどを置ける棚もあり、使い勝手にも配慮されています。
ギャレーの向かい側には、142Lの冷蔵庫が標準装備されていて、冷凍と製氷も可能。
オプションでオーブンを電子レンジに、冷蔵庫を家庭用冷蔵庫に変更することもできます。
自宅とそれほど変わらない機能がそろっているといっても言い過ぎではないでしょう。
シャワーとトイレ
多くのキャンピングカーではシャワーとトイレが共用、もしくはシャワールームがない場合がありますが、SONIC SUPREME 700 SLではそれぞれが独立して存在。
家族の誰かがシャワーを使っている間はトイレに行けない、といったことにならなくて済みます。
トイレルームにはカセットトイレを設置。洗面台も設置されています。
シャワールームの天井には開閉式の窓。換気や乾燥に役立ちます。
ベッドルーム
最後部がメインのベッドスペースになっています。
中央のすき間をマットで埋めた場合は、2,050 mm×2,180mm(中央部分は1800mm)のベッドに。
大人3名まで就寝可で、2名で使えばゆったり横になれる広さです。
また、中央のすき間を埋めずに、シングルベッド2つにしてもOK。
自分たちに合った使い方ができます。
側面と天井には窓が設置されているので、採光もしっかりできます。
また、運転席と助手席の頭上には、電動で昇降可能なプルダウンベッドがあります。
1,900mm×1,500mmと、こちらも大人が3名寝られます。
収納
車両後方のメインベッドの下に広大な収納スペース。
外部からアクセスできるようになっています。
奥行きは2,300mmで高さも1,200mmと大きく、ウインタースポーツの道具や釣り道具、サーフボードのような長物から、自転車のような大きなものまで積むことができます。
また、ダイネットやギャレーの上部、冷蔵庫の上には収納棚が多数設置されており、荷物の置き場所に困ることはないでしょう。
電装類
電装系は、LED照明、車内スピーカーで音楽を流せるオーディオをはじめ、複数のUSBポートの他、エントランスドアの左手にはテレビを設置できます(オプション)。
なお、外部電源取り込み(外部100V入力/充電)コネクタは標準装備。
サブバッテリーとして100Ahのディープサイクルバッテリーも1つ標準で付いています。
もしエアコンのようなバッテリー消費が激しい家電を設置する場合は、オプションでソーラーパネルとリチウムイオンバッテリーを追加も可能です。
空調類
SONIC SUPREME 700 SLは、FFヒーターと温水による床暖房システムを搭載しています。
トイレルームやシャワールームまで暖められるので、寒冷地で車中泊をしても快適に過ごせます。
まとめ
SONIC SUPREME 700 SLを紹介しました。
オプションなしでも約1,700万円する高額モデルで、オプションを含めると2,000万円を超えてくる超高級なフルコンタイプのキャンピングカーです。
独立したシャワールームやトイレ、広々としたベッドルーム、ゆったりくつろげるダイネット。
さらに床暖房まで装備して、快適な空間を実現。
おいそれと購入できるものではありませんが、もし輸入キャンピングカーの最高峰モデルが欲しいとなったら、候補の一つに必ず入るモデルといえます。
ライター:DRIMO編集部
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- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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