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キャンピングカーの購入準備から納車までのステップ!お気に入りの1台を見つけよう!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


私が初めて購入したとき、キャンピングカーは決して身近なものではありませんでした。

周囲に所有者はゼロではなかったものの、自分では乗ったこともなく、「よほどのお金持ちが買うもの」というくらい遠い世界の出来事でした。

ところが、たまたま書店で手に取った雑誌で「軽キャンパー」の存在を知ったことが転機になります。

雑誌には普通車を買うのと変わらない価格で、たくさんのキャンピングカーが掲載されていました。

地方では一人一台の車社会ですから、買い換えのときにキャンピングカーを選択肢に入れてもおかしくありません。

「私でも普通に買えるんだ!」というのが最初の驚きでした。

もちろん当時は、どんなメーカー(ビルダー)があるのか、どこに行けば買えるのかなど右も左もわかりません。

今回は当時のことを思い出しながら、キャンピングカーを買うためにどんなステップがあるかご紹介します。

まずは情報収集

何事もまずは情報収集から。

月刊誌のような雑誌でもいいですし、キャンピングカー年鑑のようなムックなら一覧性に優れています。

インターネットサイトもよいですが、キャンピングカーのビルダーはいくつも営業所をもつような大規模なところから、家族経営のようなミニマムなところまでさまざま。

公式サイトで価格やオプション表までオープンにしているところ、詳細は非公開なところなど、スタンスもいろいろです。

個人的に参考になったのは「施工例」でした。

どの程度までのカスタマイズが可能なのかという目安になります。

すでにキャンピングカーに乗っているオーナーのブログも勉強になりました。

ほとんどのビルダーでは、資料請求すれば快くパンフレットや価格表を送ってくれると思います。

興味をもったらメールなどで問い合わせてみるのもいいですね。

レンタルキャンピングカーのすすめ

レンタルキャンピングカーを利用するのも、とてもおすすめです。

イメージしているものに比べ、実際に乗ってみたらどうなのかというギャップを埋められます。

一般的にキャンピングカーのレンタル料金は、普通車に比べて割高です。

価格競争が起こるほど事業者の数がないことに加え、普通車なら頻繁に見られる大幅割引がなく、別途クリーニング費用などが加算されることもしばしば。

一泊二日でも数万円。

少し延長すれば十万円を超える価格で、ちょっとひるんでしまうのも事実。

けれど、その価値はあります。

私がレンタルキャンピングカーで学んだことは、スーパーロングタイプのハイエースの運転感覚。

ハイエースにはいくつかのボディサイズがありますが、キャンピングカーのベースとして人気のスーパーロングは全長5380mm、全幅1880mmの最大モデル。

レンタル中はその全長と内輪差に苦戦。

自分が思っているよりもだいぶ大きく回らないと曲がりきれず、全幅があるので駐車もヒヤヒヤ。

「スーパーロングの運転は難しい」という経験が脳裏に刻み込まれました。

それから数年。

「ないものねだり」はキャンピングカー乗りの常ですが、私もときどき「もうワンサイズ大きな車がよかったかなぁ」と思うことがあります。

しかし、その度によみがえるのがレンタルキャンピングカーの記憶。

さすがにあれは運転できない、と思い直し、自分の判断を再確認する機会になっています。

イベントまたはショールームで契約

全国各地で行われる展示商談会に出かけるのも参考になります。

気になる車を一度に比較検討できます。

もっとも大きなイベントは千葉県の幕張メッセで行われる「ジャパンキャンピングカーショー」で、会場規模も出展車も桁違い。

見渡す限りにキャンピングカーが並び、圧倒されてしまうかもしれません。

見たいビルダーが具体的に決まっているのなら、マップで場所や順路を確認してから入場するのがおすすめ。

いまでは取材のために会場を訪れる私ですが、あまりの物量に目移りしてしまい、「あのビルダーを見逃した!」という失敗の連続です。

もし「どんなタイプがあるのか、ざっと概観してみたい」という感じなら、地方イベントの方が見学しやすいかもしれません。

日本RV協会のホームページで開催スケジュールを確認できます。

イベントではその場で商談もできます。

場合によってはイベント限定の成約特典をつけてくれることも。

ただし、人気のビルダーでは同じ目的の人がたくさんいる可能性もあります。

改めて予約をして各社ショールームを訪ねると、ゆっくり商談できるのでおすすめです。

大きなイベントの直後には、各ビルダーが「アンコールフェア」を開催することもよくあります。

私のケースになりますが、イベントで営業担当者と顔合わせをしたら、続きは後日ショールームで。

「こういう車にしたい」というリクエストと、「技術的に可能・不可能」というレスポンスをもらいながら見積書を作成し、自動車ローンを申し込みました。

審査が通ったら本契約です。

近年のキャンピングカーブームで、納車までの待ち時間も長期化しているといいます。

私の場合は、一年とまではいきませんが、半年以上かかりました。

この「納車を待つ時間」というのが、もっとも待ち遠しく、もどかしく、落ち着かない時間かもしれません。

納車まで

いざ納車日が近づいたら、残金の支払い準備をしたり車庫証明を取得したりといった事務手続きを進めていきます。

これはとくに難しいことはありません。

車が手元になくとも、車体番号などがわかれば車庫証明の申請は可能です。

ビルダーから必要な情報をもらい、最寄りの警察署で手続きします。

ただし、キャブコンのような大きな車の場合は、駐車場所の確保に少し苦労するかもしれません。

3m近い高さのあるキャブコンは、ガレージやカーポートに干渉することもあります。

駐車場所に至るまでの街路にも注意です。

近隣の庭木がせり出していたりすると、車両をこするなど後々のトラブルになりかねません。

車庫証明は自宅に限らず、2km圏内であれば契約駐車場でも可能です。

また、大型のキャンピングカーの場合はモータープール制度もあります。

キャンピングカー販売店など所定の場所に車を預ければ、2km以上離れた場所でも車庫証明の特例が認められる制度です。

納車当日

納車当日には自らビルダーに受取に行ったり、陸送してもらったりと、いくつかの方法があります。

ちょっとした納車式のようなセレモニーをするところもあれば、必要な説明をするだけのところなど、さまざまなようです。

いずれにしても、車や装備の使い方のレクチャーを受けます。

記憶やメモだけでは心許ないので、許可を得られれば録音・録画させていただくのもよいと思います。

また、万が一の初期不良に備えるためにも、搭載されている機能は早期にひととおり試してみることをおすすめします。

とくにキャンピングカーでは、居住地とビルダーの所在地が大きく離れているというケースも多くあるはずです。

簡単には修理や点検に行けないので、気になる点はメールでも電話でも、早めに伝えるのが大事だと思います。

私も現在の車ではないのですが、納車後ほどなくカーナビの不調があり苦労したことがあります。

ビルダーを訪問できれば無償交換可能だったのですが、自宅からは数百kmの距離。

対面すればすぐに解決することも、写真を添付してメールのやりとりをするなど、大変だった記憶があります。

いま、キャンピングカーが大変なブームだといいます。

数年後には「親が乗っていた」「小さい頃からキャンピングカーで出かけていた」という世代が大幅に増えることでしょう。

きっとこれまで以上に、キャンピングカーが身近なものになりますね。

市場が広がり、ビルダーの支店があちこちにあるような状況になれば、アフターフォローも手厚くなるはず。

そんな未来に期待しています。

ライター:SAYA

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執筆者プロフィール
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