車買取には必要な手順がいくつもありますが、その一つが必要書類の提出です。その書類にもいくつか種類があります。
必要な物
住民票
印鑑証明書
自動車納税証明書
この辺は、必要やね。
車検証とか自賠責保険証は多分車の中に積んであるだろうから。
あとは、買取店側で用意してくれるみたい— KUNI@い~ぐるたん C101 申し込んだ (@TAKACOOL) January 24, 2021


印鑑証明書は役所にて発行してもらえるので準備するのは難しくありません。また、すでに自宅に保管してあるという方もいるでしょう。
しかし、車買取に必要な枚数や有効期限などはご存じでしょうか。ここでは、車買取でよくあるそういった疑問にお答えします。
この記事の目次
車売却で印鑑証明書はいる?いらない?ケースで違う
冒頭でも述べたように、車買取には印鑑証明書が基本的に必要です。
印鑑証明書によって、譲渡証明書や委任状などの書類への押印に法的効力を保証します。
ただし、これは車売却のあらゆるケースに当てはまるわけではありません。

【普通自動車】車売却で印鑑証明は何通必要?1通か2通か
普通自動車を売却する際に印鑑証明が必要になります。しかも、提出しなければならない書類が2種類あるため、印鑑証明書も2通用意しなければなりません。
提出書類の一つ目は譲渡証明書です。これは、車の所有権を他人に譲ることの証明書になります。もう一つは、車の名義変更を他人に代行してもらう際に必要となる委任状です。
車の名義変更は、通常、買取業者が運輸支局にて本人に代わって手続きしてくれます。
その際、変更手続きを行う権利を委任された代理人であることを証明するのに、委任状が必要になるのです。


【軽自動車】印鑑証明書は不要
普通自動車の売却には印鑑証明が求められる一方で、軽自動車には不要です。軽自動車の売却では、普通自動車のように運輸支局で名義変更の手続きをする必要はありません。
軽自動車の場合でも書類の提出は求められますが、それは住民票と認印の添付のみです。それを軽自動車検査協会管轄の事務所に申請します。


【ひと目で分かる】普通自動車と軽自動車の必要書類一覧表
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 |
|||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) |
〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 |
△ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) |
|||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
有効期限は3ヶ月以内?印鑑証明書について
車売却に必要な印鑑証明書には、有効期限があるので注意してください。
印鑑証明とは、押印された実印が役所に届けられている本物の実印と証明するための書類です。それには、事前に役所にて実印にしたい印鑑を登録する必要があります。
登録された実印には、その印影付きの証明書が発行されるのですが、これが印鑑証明書です。
注意ポイント
「なぜ3か月なのか?6か月ではいけないのか?」と疑問に感じるかもしれませんが、この期限は陸運局が定めたものです。
ですので、買取業者に車を売る際は、なるべく有効期限まで間がある印鑑証明書を提出しましょう。
車を売る時に印鑑証明書がない!取得方法と必要書類
印鑑証明書がないけれど、普通自動車を売却したい場合、まず印鑑証明書を取得する必要があります。
その取得方法を見ていきますが、実印をまだ登録していない方はまずそれが先ですので、実印の登録方法から見ていきましょう。
《重要》実印の印鑑登録が必要
実印とはよく聞く言葉ですが、正確には役所に登録された印鑑のことを言います。つまり、印鑑の種類に関係なく、役所に登録さえすればどんな印鑑でも実印にできるのです。
そのため、印鑑の登録に難しい条件はありません。条件を挙げるなら、成年被後見人でない15歳以上の人というぐらいです。車を売りたい人が気にする必要はありません。

印鑑証明証を取得する3つの方法(必要書類&手数料)
印鑑登録が済んだら、いつでも印鑑証明書を取得できるようになります。その取得方法ですが、大きく分けて3つの方法があるので、それぞれ具体的にどうやるのかをチェックしておきましょう。
目次(クリックでスクロール)
印鑑証明証を取得する3つの方法
【パターン①】本人が役所で取得
一つ目は、実印を登録したご本人が直接役所に赴いて取得する方法です。登録した実印と、身分証明書などの本人確認書類さえあれば即日で発行してもらえます。
注意ポイント
具体的には、役場の所定の窓口で「印鑑登録証明書交付申請書」という書類をもらいます。それに必要事項を記入のうえ窓口に提出すると発行してくれるはずです。
【パターン②】代理人が役所で取得
ご本人が役所に行く暇がないような場合、代理人によって取得することが可能です。
代理人を使うとなると委任状が必要かと考えたくなるところですが、印鑑証明書の発行ぐらいなら委任状なしでできます。
ただ、代理人自身の本人確認書類は必要になるため、身分証明書などを忘れないようにしましょう。
注意ポイント
【パターン③】コンビニで発行(※マイナンバーカード必須)
すでにマイナンバーカードをお持ちの方であれば、わざわざ役所に行かなくてもコンビニで印鑑証明書を取得できる場合があります。
ポイント
コンビニでの取得の仕方は簡単です。マルチコピー機の画面の指示に従い、マイナンバーカードをかざしたり暗証番号を入力したりするだけでその場で取得できます。
車売却で渡す印鑑証明書が悪用される可能性は?
印鑑証明書は役所が正式に発行する重要書類です。車売却ではそんな重要な書類が2枚も必要になります。
ただ、そんな重要な書類を初めて利用する車買取業者に渡して、「悪用される可能性はないのか」と心配になる方もいるのではないでしょうか。その心配はまったく無用です。
というのも、印鑑証明書とは、その印鑑が役所に届けられた実印であることを証明するための書類です。それ以上でもそれ以下でもありません。
証明書に実印としての効力はないため、実印そのものがない限り悪用しようにもできないのです。


まとめ
車売却で印鑑証明書が必要になるのは、普通自動車の場合のみです。
普通自動車の売却の際に、譲渡証明書と名義変更の委任状に押印する必要があります。そのため、印鑑証明書も2通用意しておきましょう。
また、提出できる印鑑証明書には3か月という有効期限があります。

