車を売却する時には、どんな点に注意すれば高額買取してもらうことかできるのでしょうか?チェックしたいポイントはいくつもあります。
スペアキーを持っているかどうかもその一つです。もし持っていないときにはどうすればいいのでしょうか。
車の付属品(整備手帳・説明書・スペアキー・保証書)が揃っていると、それだけで査定額が上がりますよ(^_^)v
— かいとり村の村長 (@kaitorimura) January 18, 2017
どれだけ買取価額に影響するのか、車を買取りに出す前にあらかじめ知っておくと便利な知識もいくつかあります。
そのうえでできるだけ高額買取が実現できるような環境を整え、業者に査定依頼を出すようにしたいものです。
この記事の目次
車のスペアキーは紛失しても買取可能
通常車にはマスターキーに加えてスペアキーもついています。万一マスターキーを紛失してしまった場合にも車を使用できるためです。
しかし長年車を乗り続けていると何らかの理由でスペアキーを紛失してしまうケースも出てきます。「普段使わない」からこそ、どこかに無くしてしまう恐れもあるわけです。
結論から言えば、車のスペアキーを紛失してしまった場合でも買い取りに出すことは可能です。
マスターキーとスペアキーはセットで必須のようにも思えますが、中古市場においては必ずしもスペアキーの紛失が致命的なものになるわけではないのです。
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車のスペアキーは紛失しても買取可能
マスターキーがなくてもスペアキーがあれば車売却OK
一方、マスターキーをなくしてしまった場合でもスペアキーさえあれば車を売却することは可能です。
もともとスペアキーはマスターキーを紛失してしまったときのために使うわけですから、「問題なく車を動かすことができる」という環境では一緒です。
そのため買取業者も買取の対象にしているのです。
「スペアキーなし」は査定額が減額になる
ただし、やはりマスターキーとスペアキーの両方が揃っているのが基本ですから、紛失してしまった場合には減額対象になります。
中古車を探している人の立場から見てもスペアキーがない中古車はちょっと不安になるものです。
マスターキーとスペアキーの両方揃っているのと、スペアキーがないのとでは当然前者を選ぶわけですが、販売店としては後者の価格を安くすることでこのマイナス点をカバーする必要が出てきます。
その結果として当然のことながら査定額・買取額も減額となるのです。
スペアキーがないことでどれぐらい減額されるのかは車そのものの状態や業者によって異なりますが、一般的には2万円程度減額されると言われています。
イモビライザー機能付き&リモコンキーやスマートキーは査定額に影響
また、スペアキーの機能・性能によっても査定額に影響が生じる可能性があります。簡単に言えば「簡単に複製ができるタイプ」ほど査定額に影響しないのです。
例えば鍵穴に差し込んで使うタイプの場合、複製するのは簡単で費用も数百円程度しかかかりません。となると査定額への影響も最小限となります。
ところが近年の優れた機能を備えたキーとなると複製が難しく、費用がかかってしまうので査定額の減額幅が大きくなりがちです。
使い勝手の良いリモコンキーやスマートキー、さらに防犯性能に優れたイコビライザー機能付きのキーはとくに注意が必要です。
無くしたスペアキーは新しく作り直す必要はナシ
ただし、もしスペアキーを紛失してしまった場合でもわざわざ新たに作り直して買取に出す必要はありません。
理由は簡単で、わざわざスペアキーを作り直す手間や費用に対して買取金額への影響は少ないからです。
例えば個人がスペアキーを作り直す場合、基本的には車を購入したディーラーに依頼する必要があります。そうなるとどうしても費用も手間もかかってしまいます。
新たにスペアキーを作る場合の費用
先述したようにスペアキーを作り直す(あるいは複製する)場合には、車を購入したディーラーに持っていくか、鍵の複製を行う専門店に依頼する方法の2種類があります。
また、マスターキーの種類によってもかかる費用が代わってきます。基本的には「費用はディーラーの方が安い、でも専門店のほうが早く対応してもらえる」特徴があります。
ディーラーの場合は一般的な鍵で数千円程度、専門店では1万円程度が作り直すときの費用の目安となるでしょう。
スペアキーより車査定でプラス&マイナスになる『8つの条件』
このようにスペアキーがなくても車を売却することは可能ですが、査定額に2万円程度の影響が生じます。
これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、このスペアキーの紛失以上に注意しておきたいポイントがいくつかあります。
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スペアキーより車査定でプラス&マイナスになる『8つの条件』
【条件①】修復歴ありの車
これはどうにもならない部分ですが、過去に事故などで故障・破損した部分を修復した場合です。
「事故歴・修復歴あり」の中古車は、いわゆる「訳あり」な製品として扱われるので買取額も安くなります。
なお、厳密な意味での「修復歴」とは、車の土台(骨格)となる重要な部分を完全に元通りにするのが難しいレベルでダメージを受けた過去がある状態を言います。
一方でバンパーなど部品を交換した場合には「修理歴」となるので、両者の違いもしっかりと把握しておきたいところです。
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【条件②】フレーム
フレームは見栄えを左右するだけでなく、ドアの開閉をスムーズにできるかなど使用感にも大きな影響を及ぼします。
さらに歪みが大きくなっていると安全運転の妨げになるため、その状態が車査定に大きな影響を及ぼします。
とくにネットで簡易査定を受ける際には、この点を考慮しないで依頼することが多いです。
注意ポイント
【条件③】車種と需要
簡単に言えば、「人気のある車は多くの人が欲しがるので買取金額も高くなる」です。いくら状態が良くても市場でその車の需要がなければ高い買取金額は期待できません。
買取業者としてもあまり売れそうにない車に高い査定額をつけるわけにはいかないからです。
逆に需要の高い車種なら、思いのほか高い額で売却するチャンスも得られるでしょう。
【条件④】年式
これもわかりやすい部分です。当然新しい車の方が高い査定額がつきます。
すでに販売終了になった車種に対して高い価値がつけられるケースもありますが、これはごくごく例外的な話。
一般的には10年が納得できる形で買い取ってもらえるギリギリの期間と言われています。
それを越えてしまうと一気に査定額が下がってしまい、買い叩かれてしまう可能性が上昇します。
【条件⑤】走行距離
年式とともにわかりやすい査定ポイントとなるのが走行距離です。車はいわば消耗品ですから、乗れば乗るほど事故などのリスクが高くなり、価値が下がります。
なお、買取査定では「1年間での走行距離は1万km」という目安が設定されています。それを超えている場合には「乗りすぎて消耗が進んでいる」と見なされてしまうのです。
そして7kmを超えると査定額が大きく下がり始め、10万kmを超えると一気に下がってしまう傾向があるのでその前に売却するのがおすすめです。
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【条件⑥】外装のキズや凹み
外装のキズ・凹みがあると査定額が下がるのも当然ですが、注意したいのはその場所です。査定額が下がりやすい場所とそうでない場所とがあるのです。
簡単に言えば「目立つところほど減額される」形となっており、車のフロントが一番厳しくチェックされ、以下両サイド、後ろ、そしてもっとも影響が少ないのが上の部分となります。
さらキズ・凹みに加えて塗装が劣化していないか、塗装をやり直したことがあるかどうかなどもチェックの対象になります。
ポイント
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【条件⑦】エンジンルーム
外からは確認しづらい一方で車の状態・安全性を左右する重要な査定ポイントとなるのがエンジンルームです。
エンジンの状態に問題がある車を中古で売ってしまうと業者の評判にも関わるので非常に念入りにチェックされます。
動作に不具合が生じていないか、オイルやガス漏れがないか、汚れやキズなどの問題がないか、さらにエンジンルームでも修復歴がチェックされます。
【条件⑧】内装のきれいさ
普段から運転しているとどうしても内装に汚れやキズなどが生じてしまうものです。
これは需要とも関わってくる部分で、中古車を買う側としては当然きれいで心地よく乗れそうなものを選ぶものです。
汚れはもちろん、破れ、シートのたるみ、ヘタリなどもチェックされます。そして特に注意したいのが匂い。
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スペアキーの減額を気にせず車を高く売る裏技
スペアキーを紛失して減額が避けられない場合には、こうしたポイントを踏まえた上でできるだけ高く売れるよう工夫する必要が出てきます。
その方法としておすすめなのが車一括査定サービスの利用です。
需要のところでも触れたように、売りたい車の市場価値や需要をしっかり見極めて適切な査定額を出してくれる業者を見つけることが非常に重要になってきます。
そのため、複数の業者に一括して査定依頼を出せるこのサービスはとても重宝するのです。
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まとめ
このように、もしスペアキーを紛失してしまった場合でも買取りに出すことは可能ですが、減額を覚悟する必要があります。
またキーの種類や機能によっても減額の幅が変わってくることも知っておくべきでしょう。
そのうえで車の査定を受ける際に重要になる他のチェックポイントを踏まえた上で、できるだけよい状態で、適切な業者に車査定・買取を依頼しましょう。
そうすることでスペアキーがないデメリットをカバーしつつ、少しでも高く買い取ってもらえるチャンスを得ることができるはずです。
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