自分の車がいくらで売れるのか、売却を考えているのならとても気になるところです。
車買取価格を決める要素はいくつもありますが、重要度が高いものの1つに走行距離があります。
走行距離が少なすぎる車というのも査定に関していえばあまりよくなかったりします。
基本的に1年1万キロが平均値になるので、それよりも明らかに少ない場合はあまり駆動部を動かしていないということになり、逆に不具合が発生している可能性もあります。— masaya3865・車趣味@相互フォロー (@masaya3865) September 12, 2022


また、査定額に影響を及ぼす他の要素もチェックして、大まかな査定額相場を導き出せるようにします。
この記事の目次
走行距離は重要!5万キロで「多走行車」10万キロで「過走行車」
車の寿命は、年式と共に、走行距離によっても変わってきます。当然、たくさん走っている車はそれだけ部品の摩耗なども多くなっていますので、価値が下がってきます。
走行距離が伸びるほど評価は下がるのですが、急激に価値が下がるポイントがあります。
その目安となるのは2つのラインで、「多走行車」となる5万キロと、「過走行車」となる10万キロです。
そのため、売却を考えているのであれば、どちらかの走行距離に至る前に売った方が良いです。


買取査定の評価基準となる「JAAI」で見る走行距離の減点内容
4.走行キロの評価
走行キロの評価は適用表に基づき加減点を行う。(基本価格×加減率)
細則
1.走行キロ加減点は原則として積算計の走行キロ数によって行う。
2.自動車検査証記載の車検時の走行キロ、定期点検記録簿、オイル交換及び各エレメント類交換ラベル等から推定走行キロ数が特定できる場合は、推定走行キロ数によって加減点を行う。引用元:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕 」
買取査定の評価するために、JAAIという機関では走行距離によって、どのくらいの減点がなされるかの表を作っています。
それによると、1年ごとにどのくらいの点数が減点されていくかが示されています。
車種ごとにその適用表が作られていますので、実際の走行距離と比較することで減額がどのくらいになるのかが明らかです。
ポイント
【シュミレーション】人気車種の走行距離5・10・15・20万キロの査定額
車種/走行距離 | 1万km | 3万km | 5万km | 7万km | 10万km | 15万km | 20万km |
プリウス | 163万円 | 143万円 | 134万円 | 128万円 | 121万円 | 114万円 | 108万円 |
ポイント
《重要》査定目安になる中古車の走行距離は『1年1万キロ』
査定の際には、単に走行距離だけを見ているのではありません。年式と走行距離のバランスもチェックされます。
短い期間で長く走っている車は、それだけ負担が大きくて、性能が落ちる傾向にあるからです。その目安は、1年で1万キロという割合です。
ですから、3年落ちの車であれば3万キロというのが平均的な走行距離だとされます。平均であれば、減点が増えることはありません。
年数は経っているのにそれほど走行距離は多くない車だと、逆に加点されることもあります。


『1年1万5000キロ超』の過走行車&多走行車は減額対象
走行距離が5万キロ、10万キロを超えた多走行車や過走行車の中でも、さらに減額対象となってしまうものもあります。それは、年式の割にたくさん走っている車です。
具体的には、1年で1万5000キロを超えて走っている車については、大きく減点される傾向があります。


『1年5000キロを超えない』過小走行車&低年式走行車も減額対象
では、走行距離が少なければ少ないほど良いのかというと、そういうわけでもないのです。
逆に、あまりにも走っていない車も減額されてしまうことがあります。


車は定期的に動かしていないと、オイルが循環しないなどの理由で、劣化が早く進む傾向にあります。
機械モノなので、使うことでパフォーマンスを維持できるのです。そのため、使っていない車は低評価となってしまうわけです。
「多走行車や過走行車が売れない」は誤解
高い査定額を望むのであれば、走行距離が短いものが有利です。といっても、多走行車や過走行車が売れないわけではありません。
以前は10万キロオーバーだと売れないと言われていましたが、今ではそんなことはありません。
車の性能が伸びてきていますので、今の車であれば10万キロを超える過走行車であっても問題ありません。もちろん、査定額は下がりますが、0円となるわけではないのです。
かなり走っているものでも、車種によっては国外への中古車輸出販売によって、取引ができるものもあります。


走行距離以外に車査定額に影響している評価項目
このように、走行距離は直接的に査定評価を左右します。それ以外にも査定額を上下させる要素がありますので、そこも押さえておきましょう。
目次(クリックでスクロール)
走行距離以外に車査定額に影響している評価項目
【項目①】車の年式
車自体が新しいか古いかは、評価を左右します。自動車の場合は納車日ではなく、年式が評価対象であり、1月1日ごとに評価されます。
極端に言えば、12月31日納車でも、1月1日になれば1年落ちと見なされるということです。


それだけに年式が査定額に及ぼす影響は大きく、走行距離に次ぐ影響度となります。
【項目②】事故歴・修復歴
駐車時に軽くぶつけたという程度ではなく、フレームが曲がったとか、足回りを損傷したといった事故歴、修復歴がある車は、大きなマイナス査定となります。
いくら新しくても、走行距離が短くても、低評価です。事故歴・修復歴は、影響度で言うと一番大きな要素に該当します。
注意ポイント
【項目③】各買取店や中古車市場のニーズ
中古車の相場は、市場のニーズによって変わってきます。
アウトドア系の車に人気があれば高くなりますし、ガソリンが高騰してくれば、燃費の悪い車は売りづらくなります。
その時々で評価が変わる理由はここにあります。また、買取店で特定の車種やメーカーについて、買取強化をしていることがあります。
ポイント
【項目④】車両の状態(内装・外装)
ボディーに傷や凹みがいくつもある場合、車の性能そのものは良くても評価は下がります。販売前に板金などの手をかけることになり、その分経費として飛んでいってしまうからです。
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同じように、シートの汚れやインテリアパーツの破損、ナビの故障も減点対象となります。
逆に、きれいな状態で、機能がすべて整っていればプラス査定となって、高額を付けてくれることもあります。
下取りは厳しい!走行距離を気にせずに高く売るなら『車一括査定』
中古車を売る方法を大きく分けると、車買取店に売却するか、ディーラーなどに下取りに出すかです。
しかし、下取りは全体として査定額が低くなる傾向にありますので、おすすめできません。特に走行距離が伸びている場合、大幅にダウンするリスクがあります。
その点、車買取店への売却であれば、相場をきちんと踏まえて、納得できる価格で査定してくれます。
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まとめ
車査定において、査定額を決めるポイントのなかでも、走行距離はかなり大きな要素です。1年で1万キロくらいを目安として、走り過ぎかどうかが見られます。
妥当な金額かどうかを確認するために、走行距離によってどのくらい減額されるかを理解しておきましょう。
同時に、一括査定のサービスを利用するなどして、複数業者に査定をしてもらい、相場を知るようにしましょう。

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