車査定ではどんな部分が重視されるのでしょうか?一般的に言われる年式、車種、走行距離以外にもさまざまなポイントがあります。
とくに注意したいのが、内装とパーツ&オプションです。
フロアマットってプラス査定になりますか?
同じ車種を乗り継ぐ人はフロアマット買い直してるのか気になります🥺
— くまり@プラド納車済み (@kumarixxxx) January 17, 2023
これらは普段車に乗っているときから意識することができるだけに、売却する際に少しでも高額で買い取ってもらうことができるよう心がけておきたい部分でもあります。
そしてもちろん、車の状態についてもメンテナンスなども含めて日頃の意識が欠かせません。
この記事の目次
フロアマットついていない&汚れはJAAI査定基準で減額
フロアマットはどうしても泥や油などで汚れやすい部分です。この部分が問題となって減額対象になってしまう可能性もあります。
JAAI査定基準に基づいて査定が行われ、状態によって減額幅が決定されます。
とくに注意したいのが純正のフロアマットが汚れてしまっている状態です。
注意ポイント
さらにもうひとつ、フロアマットをすでに取り外してしまってついていない場合もやはりJAAI査定基準に基づいて減額されてしまいます。
必要なものが揃っていないという扱いになってしまうからです。
内装の査定基準「フロアマット」減点の条件と減額の値
では、フロアマットの状態がどれぐらい査定に影響するのでしょうか?繰り返しになりますが、「欠品がないかどうか」と「純正かどうか」が重要なポイントとなります。
実は純正のフロアマットは非常に高価なものが多く、よい状態とそうでない状態、他のフロアマットに交換してしまった場合とで価値に大きな差が出るのです。
ですからすでに安価なフロアマットに交換してしまった場合には、かなり減額対象になってしまいます。もちろん、取り外したままつけていないのも同様です。
泥や油で汚れてしまっている場合も要注意。さらに見た目の汚れはそれほど気にならなくても臭いが気になる場合にも減額対象となります。
フロアマット以外の内装の査定基準
フロアマットのほかにも内装で注意したい査定基準がいくつかあります。まずシートの汚れと破損。
日常的に車を運転していてもっとも劣化しやすいうえに目立つ部分なので要注意で、経年による色あせも減額の対象となります。
シートと並んで内装で目立つ部分がダッシュボードです。キズがつきやすい部分でもありますが、こちらはシートに比べるとそれほど厳しい査定対象にはならない傾向があります。
ただ修理・交換が必要なレベルで劣化していると、かなり減額されてしまうので要注意です。
あとはフロアマットやシートの状態とも関わってきますが、社内全体の臭い。タバコのヤニ臭さとペットの臭いはとくに嫌われるので注意したいところです。
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内装以外に査定となる『5つのポイント』
こうした内装の状態に加えて、査定の際に重視されるポイントが大きく分けて5つあります。
これらのポイントはよく知られている部分でもありますが、具体的にどのような基準でチェックされるのか、どんな状態だと減額対象になるのかを知っておきたいところです。
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内装以外に査定となる『5つのポイント』
【査定ポイント①】年式と走行距離
まずはもっともわかりやすいのが年式と走行距離。「新しくてあまり乗っていない」ほど高評価の対象となります。
車は消耗品ですから、長い時間が経てば、多く乗っていればいるほど劣化が進んでいきます。
中古車買い取りの世界では、一般的に「1年間に1l万km」を目安に査定が行われます。
そして10年と10万kmがひとつの目安となっており、これを超過すると査定額がガクッと下がってしまいます。
注意ポイント
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【査定ポイント②】外装
外装はキズや凹みがあるかどうか、またそうした問題がどこについているかが重要な査定ポイントになってきます。
やはり目立つ部分に目立つキズ・凹みがある方がマイナス評価になってしまうのです。
マイナス評価になりやすい部分から言うとフロント、側面、後部、そして上部の順番となります。
ただよく言われているように傷があるからといって修理に出してから査定を受けるのはよい方法ではありません。
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【査定ポイント③】エンジンの状態
オイル漏れなどの問題が生じていないか、どこか不具合が発生していないかなどが細かくチェックされます。
何しろエンジンは車が正常・安全に走行するかを決定づける重要な部分でもあるので、買取を左右するポイントといっても過言ではありません。
なお、すでに不具合が発生しているのを把握している場合には、必ず査定スタッフにあらかじめ告げておきましょう。
隠した状態で査定に出すと通常以上に大幅な減額対象になってしまいかねません。
【査定ポイント④】修復歴・改造歴
これはエンジンの部分とも関わってきますが、過去に事故などで故障・損傷を受けたことで修復したことがある場合、または改造したことがある場合には原則としてマイナス査定となります。
こちらも黙っていてもバレてしまうので必ず申告するようにしましょう。
とくに修復歴は車の性能に大きな影響を及ぼす部分なので、査定額が大きく下がってしまう傾向が見られます。
【査定ポイント⑤】付属品・オプション
付属品・オプションに関してもフロアマットと同様で純正品かどうかで査定に影響が生じます。
一方で追加で付属品を取り付けた場合にはプラス対象になることもありますが、よほど価値のあるものでもない限りは期待するほどのプラス査定にはならないでしょう。
とくに近年では車の安全性にかかわる装備に対する査定が細かく行われる傾向が見られます。
プラス査定になりやすいパーツ&オプション
まず繰り返しになりますが純正品、とくにメーカーオプションとしてついてくるオプションは交換ができないので良い状態を維持できていればかなりのプラス査定となります。
そのほか先述したように安全性にかかわるものや利便性に関連したものも挙げられます。
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プラス査定になりやすいパーツ&オプション
【オプション①】キーレスエントリー
リモコンキーによる遠隔操作でドアロックの施錠・解錠ができるキーレスエントリーはその利便性の高さからプラス査定の対象になります。
もちろん、きちんと動作することが大前提です。
それまでキーレスエントリーの車を運転してきた人は次の車でもこのタイプを選ぶことが多く、中古車市場でも高い需要を持っています。
このタイプの車なら通常のキーの車よりも車としての評価そのものが高くなる傾向があるわけです。
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【オプション②】先進安全技術
近年では車に対して安全性能を重視する傾向が強まっており、先進安全技術が査定に大きく影響することが増えています。
とくに安全な運転を支援するコーナーセンサーなどのパーツ・オプションが高い評価を受ける傾向が見られます。
カメラやレーダー、ドライブレコーダーなどもこうした先進安全技術にかかわるパーツ・オプションと含めてもよいでしょう。
【オプション③】電動スライドドア
電動スライドドアは安全性と利便性を兼ね備えたパーツとして査定でも高い評価を受けます。
スライドドアは開閉時の衝突のリスクが少ない上に狭いスペースでも出入りができるなどのメリットがありますし、電動ならより安全性が高まります。
これも電動システムがしっかり機能することが大前提、そのうえでのドアに目立つ凹みやキズがないかどうかなども査定に影響します。
【オプション④】バックモニター・サイドモニター
バックモニター・サイドモニターも安全性にかかわる重要なパーツ、先進技術というわけではありませんが、やはりこれらの装備が充実している方が高額査定になります。
とくに近年ではファミリー層や高齢層からこの機能に対する需要が高まっており、装備が整っている車は「幅広い層に売りやすい」という理由から中古車市場でも歓迎されています。
ポイント
【オプション⑤】レザーシート
これは純正オプションとして搭載されることも多く、交換ができないことから非常に重要な査定基準にもなっています。
元の素材や状態によってはプラス10万円くらいの評価を受けることもあります。
ただレザーシートは高級感などの質感が重視されるため、よい状態を維持していることが前提です。
色あせやキズが目立つ場合、マイナス評価にはそれほどならないかもしれませんが、期待したほどのプラス査定にはならない場合もあります。
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【オプション⑥】純正カーナビ・ETC
こちらもやはり純正であることが査定において重視されます。
カーナビ・ETCそのものは付属していても査定額に大きな影響を及ぼすことは基本的にはありませんが、純正品なら話は別、数万円程度のアップが期待できます。
どちらも買取りに出す際に取り外して、次の車に装着しようと考える方もいるかもしれません。
そのまま買取に出して高額査定を期待するか、それとも次の車で使うか、判断が難しい部分になるかもしれません。
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その査定結果によって自分の車の市場価値を把握することができるので、実際に業者に問い合わせて買取交渉の材料にすることができるのでより高額で売却するチャンスを得ることができるでしょう。
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まとめ
自分の車を買取に出そうと思った時にはまず内装をチェックし、臭いやキズ、汚れなどがマイナス査定の材料にならないかどうか確認しましょう。
そのうえで車そのものの状態、さらにパーツ・オプションの有無をチェックしたうえで複数の業者に一括して査定依頼を出す。
できるだけ車をよい状態に整えたうえで、もっとも高く評価してくれる業者に買取りに出すことができれば期待していた以上の金額で買い取ってもらう可能性も出てくるでしょう。
そのためにも日頃から車を大切に扱う心がけもほしいところです。
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